【XGIMI MoGo Pro+ レビュー】1080p、300ANSIルーメンの家庭用最強モバイルプロジェクター
皆さん、こんにちは。ヨッシー(@papatoko1)です。
今日はwithコロナ時代に家族で楽しめるに高性能モバイルプロジェクターのお話。
我が家には現在、プロジェクターが2台あります。
1台は持ち運び可能なモバイルプロジェクター、もう1台は据え置きのシーリングライト型のプロジェクターです。
モバイルプロジェクターはどこでも視聴可能だけれど、画質や明るさは少し物足りないと感じます。
シーリングライト型は画質や明るさは申し分ないのだけれど、どこの部屋でも見れるわけではないので、部屋の取り合いで折り合いがつかない事もあります。
というわけで今日紹介するのは、コンパクトで高い描写性能、音質にもこだわったモバイルプロジェクター、XGIMI(ジミー)のMoGo Pro +(モゴプロ プラス)です。
XGIMIは2013年に中国で設立されてから、中国のモバイルプロジェクター市場でシェアNO,1のメーカーです。
2020年2月には日本上陸を果たし、少しずつシェアを伸ばしている今、注目のベンチャー企業です。
そして2020年12月に新製品『MoGo Pro +』が発売されるので、今回、発売前に実機をお借りして先行レビューをしてみたいと思います。
早速、見ていきましょう!
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MoGo Pro + 概要
外観
外箱は思いの外、大きくてびっくりしました。
本体は箱と比較して、かなりコンパクト。
ブラックの色合いと金属の素材感に高級感があり、所有欲を満たしてくれる仕上がりです。
背面には各種ポートなどが配置されています。上から電源ボタン、イヤホンジャック、HDMIポート、USBポート、電源ポートです。
両側面には「harman/kardon」ロゴが。音質にも拘っている証です。
天面にはタッチ式の操作ボタン。ボリュームの+-と再生・一時停止ボタンです。
プロジェクターの性能は1080pの解像度と300ANSIルーメンと、モバイルプロジェクターとして、かなり高性能です。
自動台形補正のキモ、「イーグルアイ感知システム」が正面の下部に配置されています。
底面はゴムの滑り止めと三脚用ネジ穴、角度調整ができるスタンドが折りたたまれています。
スタンドを立てると、簡易的ではありますが角度調整が可能です。
スタンドを起こすことで30°の角度をつけることができます。
それ以上の角度をつけて投影したい場合、底部のネジ穴を使って別途購入した三脚を使うと良いです。
同梱物
同梱物は上記の通りです。ひとつずつ見ていきましょう。
XGIMI MoGo Pro+本体です。非常にデザインも良いので、リビングに出しっぱなしでもインテリアに馴染み、部屋の雰囲気を壊しません。
充電用のアダプタとケーブルです。
アダプタはUSB-Cなどの汎用性のあるものではなく、DCケーブルである点は少し残念です。
保証書とマニュアル(USER GUIDE)です。
リモコンは物理ボタンをたくさん配置した使いやすい形状です。
そうなんです。このリモコン、ロゴこそ違うものの今人気のシーリングライト型プロジェクター『popIn Aladdin 2』のものと全く同じでした。
リモコンの裏蓋を開けて…
単4電池2本で動きます。ちなみに電池は別途用意する必要があります。
リモコンには切り替えボタンがついており、ボリュームボタンでフォーカス(ピント)の手動調整をすることができるようになります。
『MoGo Pro +』 特徴・スペック
『MoGo Pro +(モゴプロ プラス)』は持ち運び可能なモバイルプロジェクターでありながら、多くの魅力的な機能・性能が盛り込まれています。
1080pフルハイビジョン、300ANSIの投影性能
MoGo Pro+は明るさ300ANSIルーメン、1920×1080ピクセル(フルハイビジョン)の解像度で最⼤100インチの⼤きさ で投影することができます。
300ANSIルーメンはモバイルプロジェクターとしては非常に明るく、解像度も高いので驚くほど綺麗な映像を楽しむことができます。
100インチの大画面にするために必要な投射距離は壁から2.65mです。
100インチの大画面で投影しても画面が暗かったり、画質が悪いということはありませんでした。
ちなみに壁から3m以上離して(=100インチ以上にして)視聴してもしっかりとピントも合い、映像も荒いなどはなく綺麗に映りました。
Harman/Kardonのスピーカー搭載
オーディオメーカー「Harman/Kardon」製の3Wスピーカーを2基搭載しており、さらにGold Earラボが音の調整を行っています。
そのため、様々な⾳楽に対応できるよう専⾨的に調整されており、ポータブルスピーカーとしても使⽤できるプレミアムサウンドに仕上がっています。
モバイルプロジェクターとしてはかなり音質も良いと感じました。Bluetoothスピーカーとしても使用できるので、その点も嬉しいポイントです。
Android TV搭載
モバイルプロジェクター選びにとって、この「Android TV」を搭載しているかどうかはかなり大きなポイントです。
Andriod7.0搭載などのモデルはAndroidベースで動いてはいるのですが、様々なアプリを入手できるGooglePlayに対応しておらず、利用できるアプリの数が少ないのがネックでした。
その点、『MoGo Pro+(モゴプロ プラス)』はスマートテレビなどに搭載されているAndroid TVをOSとして搭載しているので、GooglePlayから4000以上もあるアプリをインストールすることができます。
個人的に一番嬉しかったのが、Disney+が大画面で見ることができること。もともと持っているシーリングライト型プロジェクターはDisney+に対応していなかったのでかなり好印象です。
DAZNで大画面でサッカー観戦をすることもできますし…
Prime videoにも対応しています。
- Disney+
- Prime video
- dTV
- dアニメストア
- hulu
- Netflix
- DAZN
- GYAO!
- TVer
- U-NEXT
- Paravi
- TSUTAYA TV
家族で楽しむ目的の場合、対応する動画配信サービスの多さは製品(プロジェクター)自体の魅力といえます。
その点、Aodroid TVに対応しているので大満足のラインナップです。
ちなみにBluetoothコントローラーを用意すれば、Android用のゲームも楽しむことができます。
【動画配信サービス 比較 & レビュー】アニメや子供番組が見られる子育て家庭向けおすすめ動画配信サービス15選
TV視聴も可能(要nasne)
Aodroid TVに対応していることで、得られるメリットとして「TV視聴」があります。
TV視聴するためにはSONYのnasneというネットワークTVチューナーが別途必要となるのですが、nasneを持っていればGooglePlayストアから「torne(トルネ)」アプリをインストールして『MoGo Pro+(モゴプロ プラス)』でテレビを見ることができます。
扉がある壁面へ投射したため、段差ができてしまっていますが…家中持ち運べる大画面テレビの完成です!
ちなみに我が家にはtorne以外にも「Xit(サイト)」というPixela社のネットワークTVチューナーを持っているのですが、こちらはGooglePlayストアでアプリ「Xit Wireless」を見つけることができなかったため視聴することが出来ませんでした。
オートフォーカス・自動台形補正
MoGo Pro+は素早く正確なオートフォーカスを搭載しており、最短1秒で焦点を合わせてくれます。
さらに台形補正も優秀で、垂直⽅向・⽔平⽅向どちらも⾃動で台形補正を⾏ってくれます。※垂直・⽔平それ ぞれ±40°の範囲で補正が可能
このように約6秒程度で台形を補正、ピントを合わせてくれます。
大容量バッテリー搭載
MoGo Pro+は容量バッテリーを内蔵しており、1回のフル充電で2~4時間の動画または最⻑8時間の⾳楽再⽣が可能です。
バッテリーを内蔵していることで、自宅外でも使用することが出来ますね。
例えば、キャンプなどでもプロジェクターを楽しむことができます。
※キャンプ場のルールを守って使用してください。
ちなみにMoGo Pro+は16GBの内部ストレージを内蔵しているので、Wi-Fi環境がない場合でも内部ストレージに動画などのコンテンツを保存しておけば、場所を選ばず動画を楽しむことができます。
ただ、残念な点といえば充電ケーブルが専用のDCアダプタなので、モバイルバッテリーでの充電ができない点です。
汎用性の高いUSBなどの規格に対応していれば、モバイルバッテリーで充電することができ、アウトドアなどでの利用時間がぐっと伸ばせるので、この点は残念でした。
Googleアシスタント搭載
Googleアシスタントを搭載しているので、検索などの時に音声入力することができ、非常に便利です。
モバイルプロジェクターはキーボード入力やフリック入力ができないので、音声入力はかなり役立ちます。
その他の機能
Chromecastに対応しているため、AndroidやiOSデバイス、Mac、Windows PC、Chromebookの画⾯を投影することができます。
また様々な外部入力に対応しているのも魅力です。
HDMI、USB、Bluetooth(R)、Chromecastなど多様な接続⽅法で、投影するコンテンツの⼊⼒や、リモコン、キーボー ドなどのゲームコントローラー、キーボードなどの機器と接続できます。⾳声をBluetooth(R)で外部スピーカーから出⼒することも可能です。
スペック詳細
サイズはモバイルプロジェクターとしては少し大きめと言えます。
詳細なスペックは以下の通りとなっています。
投影解像度:1920 x 1080 (1080p)
明るさ:300 ANSIルーメン
本体サイズ:105.5 x 94.5 x 146 mm (縦x横x高さ)
重さ:0.9kg
フォーカス調整: 高速オートフォーカス
投影方式: DLP
入力可能な映像解像度:4K(3840×2160px)、2K(2560×1440px)、1080p
画面縦横比:16:9
投射サイズ:30~100インチ(推奨)
投影倍率:1.2:1 (投影距離2m:76インチ)
自動台形補正範囲:垂直 ±40°、水平 ±40°
上下反転投射:○
ディスプレイチップ:0.23インチ DMD
スピーカー出力:3Wx2基
CPU:Amlogic T950X2
GPU:Mali-G31
RAM:2GB
ストレージ:16GB
OS:Android TV 9.0
Google アシスタント: ○(リモコンや接続マイクからの音声操作)
ミラーリング: Chromecast
インプット: DC x 1 、HDMI x 1 、USB 2.0 x 1
アウトプット: ヘッドフォン x 1
Wi-Fi: 2.4/5GHz, 802.11a/b/g/n
Bluetooth(R): Bluetooth 4.2/5.0
騒音:30dB未満
充電時間:約2時間
連続使用時間目安:動画 2~4時間 または 音楽最長8時間(実際の使用環境により異なります)
消費電力:65W
電源:AC100-240V, 50/60Hz
光源寿命:30,000時間
丁寧な作り込みは高評価
これまで見てきた通り、モバイルプロジェクターとしての機能はもはや全て搭載されているといっても過言ではありません。
その中で、僕が感じた最大の「良さ」が日本市場でも受け入れられる丁寧な作り込みだと感じました。
XGIMI(ジミー)は中国のベンチャー企業ですが、製品自体は非常に丁寧に作り込まれており、非常に満足度の高い仕上がりです。
海外製の製品に時折見られる「使い勝手の悪さ」や「雑な作り」、「文字(フォント)の読みづらさ」は全くありませんでした。
値段に見合った体験を得ることができる、価値のある製品だと思います。
まとめ
今日は「【XGIMI MoGo Pro+ レビュー】1080p、300ANSIルーメンの家庭用最強モバイルプロジェクター」について書いてきました。
XGIMI MoGo Pro+は1080pのフルハイビジョン解像度。300ANSIルーメンの明るさで投影できるモバイルプロジェクターです。
オートフォーカスや自動台形補正機能を搭載しているので、簡単に視聴環境に合わせて投影を調整してくれます。
Android TVを搭載しているのでGooglePlayストアに対応しており、4000以上のアプリを楽しむことができます。
動画配信サービスも多く対応していたり、別途チューナーを用意すればTVも視聴できるなど家族みんなで楽しめるコンテンツが充実しています。
バッテリー搭載で屋外でも楽しめるのも魅力ですね。
この製品、かなりおすすめです。
以上、ヨッシーでした。
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