【Possi(ポッシ)レビュー&口コミ】歯磨きを嫌がる子どもが口を開ける!音楽を聴きながら楽しく歯ブラシできる骨伝導スピーカー機能付き歯ブラシ
皆さん、こんにちは。ヨッシー(@papatoko1)です。
今日は新しい歯ブラシの紹介です。
小さな乳幼児は、歯のケアをしっかりと大人がしてあげる事が大切です。お菓子など甘いものも食べるようになり、大人の仕上げ磨きは欠かせません。
でも、1歳、2歳、3歳の子どもは逃げ回り、口を閉じ、なかなか歯磨きをしてくれません。
我が子も本当に気まぐれで、素直に歯を磨かせてくれる時もあれば頑なに拒否することもある毎日の歯ブラシ。
そんな約束はほとんど守られることなく、若干強引に歯を磨こうとすると、絶対に口を開けず、ソファや床に顔を伏せて完全ガードのムスコ。
最終的には羽交い締めに近い形で歯を磨くことも…
特に忙しい朝、時間がないのに嫌がる3歳のムスコ…ついつい怒ってしまいます。
そこで今話題の仕上げ磨き用の歯ブラシ『Possi(ポッシ)』を試してみました。
『Possi(ポッシ)』は骨伝導技術で歯ブラシ自体から音が伝わり、歯を磨いている子どもにだけ音楽が聞こえる製品。
歯ブラシ自体が、いわば骨伝導スピーカーとなり好きな音楽を楽しみながら歯磨きができる、というコンセプトです。
正直に言うとPossi本体や替えブラシなど、一般的な歯ブラシと比較すると、決して安くはありません。
僕自身、初めてPossiを知り、触れてみてから手に入れるまでかなり悩みました。
しかし、実際導入してみると歯ブラシを嫌がる子どもとのやりとりが激減し、穏やかな時間が増えました。
「高かったけど、導入してよかった」と思っています。
毎日、歯磨きを嫌がる3歳のムスコや、仕上げ磨きが必要な6歳の娘に試してみましたので、早速、見ていきましょう!
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Possi(ポッシ)概要
Possi(ポッシ)って何?
Possiは京セラとLIONの2社が共同開発した「骨伝導技術を搭載した歯ブラシ」です。
骨伝導技術で歯を磨いているときに子どもの歯を伝わって、子どもにだけ音楽が聞こえる不思議体験ができる歯ブラシです。
京セラの技術はブラシヘッドに活かされており、小型の高積層圧電セラミック素子とボディに搭載されたデジタル駆動アンプ(高品質なサウンドを実現するCRI・ミドルウェア社の「D-Amp Driver」搭載)により、クリアに音が聴こえます。
LIONのノウハウは、清掃力と優しい磨き心地を保ったまま効果的に音を伝えるブラシ部分の開発に活かされています。
本体にはミュートボタンがついており、子どもが歯ブラシを噛んだ時などは音楽を止めて、歯ブラシを噛まない習慣づけができるようになっています。
Possiは「First Flight」というクラウドファンディングサイトのみで2019年に販売されていて、プロジェクト終了後は手に入れることができなくなっていました。しかし2021年にとうとう一般販売されることになりました。
外観・同梱物
外箱はホワイト×ブルーの爽やかな印象。
本体は丸みがありとても可愛らしいデザイン。赤と青のカラーリングは非常にポップです。
手の中にすぽっと収まるサイズ感。
Possiに電源ボタンはありません。ケーブルを繋ぐと自動で電源がオンになる仕様です。
本体に付いているボタンは電源ボタンではなく、「ミュートボタン」です。
ボタンを押すたびに音楽が聞こえる⇄聞こえなくなるを切り替えることができます。
上部には歯ブラシ部分(ポッシのしっぽ)を接続する接続面があります。
簡単なパッキンがついているので流水程度なら問題ありません(完全な防水機能ではありません)。
下部にはスマートフォンと接続するためのオーディオジャックがあります。
こちらは歯ブラシ部分、その名も『ポッシのしっぽ』です。
今回はレッドを購入しました。
ただの替えブラシではなく骨伝導スピーカーでもあるので、金属の接続部分があります。
ちなみにレッド以外にもブルーとイエローの替えブラシがあるので、全部で3色展開です。
替えブラシの価格は高めです。骨伝導スピーカーとしての機能を備えている分、どうしても高くなってしまっています。
実際にポッシのしっぽをつけて見ました。
歯ブラシとしては珍しい、特徴的な丸みを帯びたデザインなので磨きやすさが心配でしたが、実際に握ってみると意外にも使いやすいと感じました。
紙のマニュアルも同梱されています。
その他の付属品はオーディオケーブル、置き台、電池です。
電池は単5電池と非常に珍しいサイズを採用しています。1回2分、1日2回の使用で約1ヶ月の電池持ちです。
使わない時は置き台に置いておくことができます。ブラシ部分が床に触れないので衛生的です。
立て置きも可能です。
電池交換
電池交換については本体の下部を外すと電池ボックスが現れます。
安全のため、しっかりとビス留めされているので電池交換にはドライバーが必要となります。
スペック
対象年齢は1歳から5歳となっています。
その他、スペックは以下の通りです。
商品名 | はじめてのポッシ |
---|---|
色 | ポップ |
サイズ・重さ | ポッシ(本体+ブラシ): 約40×46×153mm、約60g ※電池含まず ポッシのしっぽ(ブラシのみ): 約30×25×87mm、約6g |
付属品 | 置き台、ケーブル(約70cm) 電池(単5電池2本) |
品質表示 | 柄の材質: ポリプロピレン、SBC 毛の材質: ナイロン 毛のかたさ: やわらかめ 耐熱温度: 60℃ |
実際に使ってみる
準備
まずは本体のオーディオジャックにケーブルを差し込みます。これだけで本体の電源がオンになります。
ケーブルは余裕のある長さです。
イヤホンジャックのあるスマホなら、イヤホンジャックにケーブルを差し込んであとは再生するだけです。
最近のiPhoneにはイヤホンジャックがないのでLightning変換アダプタが必要となります。
これで準備完了!あとは通常通り、音楽を再生するだけです。
初めてのPossi(3歳男児)
まずは荒ぶる3歳8ヶ月のムスコ。初めてのポッシに不思議そうだけど、興味津々の様子で口を開けます。
大好きなレンジャー系や仮面ライダー系の音楽が流れることに驚きながらも大人しく口を開けてくれます。
時折、ゆっくりと音楽が聴きたいようで、歯ブラシの動きを止めようと噛んでしまいます。
そんな時にはミュートボタンで音楽を聞こえないようにしてみました。
というわけで初めてのPossiは大成功。あんなに口を開けないムスコが歯磨きを楽しみ静かに口を開けてくれました。
初めてのPossi(6歳女児)
Possi導入当時、年長児クラスの終盤であったムスメ。
すでに歯ブラシも自分から行ない、最後まで自分でやり切ることができるようになっていました。
ただ、自分でできる自信もあるのか、仕上げ磨きをさせてくれない時もあります。それでも寝る前の歯磨きは磨き残しがないように、仕上げ磨きをしてあげたほうがよいです。
というわけでムスメの分の替えブラシ「ポッシのしっぽ」も購入です。
※ポッシの対象年齢は公式には1歳〜5歳となっています。
ムスメも大好きなNiziUの曲に合わせて、嬉しそうに仕上げ磨きをさせてくれます。
使用開始から2ヶ月(3歳男児)
初めてのPossiから2ヶ月、新鮮味は無くなってもムスコにとってPossiはスムーズな歯磨きの有効な手段であり続けてくれています。
時には「普通のキャラクター歯ブラシがいい」と言われることもあるのでPossi以外にも歯ブラシは用意しており、ムスコの気分によって使い分けています。
ひとつ、「歯ブラシを噛んでしまった時にはミュートボタンを押して音楽を聞こえなくすることで噛まなくなる」といった狙いは我がムスコには効果なし。
むしろ噛むと僕が音楽を止めることが楽しくて、わざと噛むことも出てきました。
そのため、我が家はミュートボタンは使わず、噛もうとしたら口から歯ブラシを抜いてしまうようにしています。
Possi導入で思ったこと、感じたこと
効果について
実際にポッシを使ってみて、1歳から5歳くらいの子どもの歯ブラシの日々の取り組みに対して、かなり効果があると感じました。
もちろんお子さんの性格や年齢によって、程度の違いはあると思いますが、一般的に言われている「小さな子どもの歯磨き/仕上げ磨きで見られる3つの悩み」をかなりの割合で解消・軽減してくれると思います。
- そもそも口を開けてくれない。歯磨きの体勢にすらならない。
- 歯磨きはさせてくれても、途中で飽きたり気が変わってふざける、暴れる、噛む。
- 最後まで磨かせてくれず、噛む、逃げる。
お子さんのタイプによって悩みは異なるとは思いますが、我が子の場合は上記リストの「①そもそも口を開けてくれない。歯磨きの耐性にすらならない。」でかなり悩んでいました。
しかし、今ではPossiを使うことでスムーズに歯ブラシに誘導でき、子どもが自ら口を開けてくれるようになりました。
好きなテレビの歌や保育園で習った歌をスマホから流れてくるので親子共々、楽しい気持ちで歯ブラシをすることができています。
モニター調査では上記の3つの悩みについて70%〜80%の方が、「Possiを使うことで改善がみられた」と感じています。
80%以上の方が、ポッシを使うことで「子どもが歯ブラシに前向きになった」と感じたという結果もみられました。
価格について
そんな効果抜群なPossiですが、価格についてはじめに感じたことは「高い」ということでした。これは紛れもない事実です。
僕が初めてPossi(ポッシ)を知ったのは近所の蔦屋家電で実物が展示されているのを見た時でした。
保育士でもあり、父でもある僕は「歯磨き」が子育ての中で、ときに親子ともにストレスや悩みの種になることを知っていたので、Possiを見たときに「これはいい!」と思いました。
しかし欲しいと思ったものの、その価格に躊躇し購入を見送ってしましました。普通、歯ブラシが1本100円程度で買えるのに、Possiは1万円以上するのです。
しかし、その後、我が家の息子の歯磨きイヤイヤ期は絶頂期を迎えました。
買わなかったことを後悔しましたが、その時にはクラウドフォンディングは終了してしまっていました。ダメもとで京セラに問い合わせてみても一般販売の予定はないとのこと…
しかしその後、念願叶って一般販売が始まることになりました。
もちろん、今でも高価な歯ブラシだとは感じます。
しかし、導入すると子どもとの「歯磨きするしない」の問答のストレスの多くから(もちろんうまく行かない日もありますが…)解放されて、イライラしてしまったり、強い言葉かけをしてしまうこともかなり減りました。
子育ての中でうまく行かないことは必ずあります。真っ向から向き合うことも良いですが、時には手を抜いたり、お金で解決することも、子育てが煮詰まらないためには大切なこと。
購入することで子どもとの争いも減り、ストレスもかなり減りました。
何よりも子どもが楽しく歯磨きに取り組み、歯磨きの習慣づくりがスムーズになったことが非常に嬉しいことでした。
自分自身もイライラしたり、無理強いすることなく、笑顔で歯磨きをできるようになりホッとしています。
実際に使ってみると、「買ってよかった!」、「こんなにスムーズに歯磨きできて優しく接してあげられるなら、高い買い物ではなかった」、そう感じると思います。
Bluetoothではなく有線接続であることについて
実は手に入れる前に、少し残念だと思っていたのが音楽を流すためのスマホとの接続方法がBluetooth接続ではなく、オーディオケーブルによる有線接続のみという点でした。
使用時に必ずケーブルで繋げるので、歯ブラシの際にケーブルが邪魔になるのではないかな、などとも心配していました。
しかし、結果としては今では「有線接続で全く問題ない、むしろこれでいい!」と思うほどになりました。
実際にケーブルを邪魔に感じることはありませんでしたし、ケーブルの抜き差しで電源がオン/オフというのもわかりやすく実用的でした。
そして有線でよかったと感じた一番の理由は「日によって仕上げ磨きを誰がやるのかが変わるから」です。
我が家では歯ブラシの担当が決まっておらず、日によってパパが磨いてあげるのか、ママが磨いてあげるのかが変わります。
もしBluetooth接続だと、前回、接続していたスマホと自動で繋がってしまいことになるので、父母が同室にいてスマホが2台あると、思惑とは異なり担当ではない親のスマホ接続してしまい面倒くさいといったことが起こります。
有線接続なら担当者がスマホにケーブルを挿して繋ぐだけで電源オン、と非常にシンプルです。
当初、欠点と思っていましたが今では有線接続でよかったと思っています。
Possiの口コミ&評判は?
僕自身は高評価のPossi(ポッシ)ですが、クチコミなどではどのように評価されているのでしょうか?
やはり、小さなお子さんを持つご家庭では皆同じような悩みを持っていることがわかります。そしてPossiはその悩みを軽減してくれているようです。
いつも「やーだ!」と言って、カーテンに包まって隠れたり走り回り、捕まえても暴れるし口を開かないので、股のところに頭を置いて、両足で子供の両腕をおさえて、無理やり歯磨きする事が多かったです。
それがPossiがあると、歯磨きの時間に自分から寄ってきてくれるし、座ったままで歯磨きできる様になりました。音が聞こえるのが不思議な感じだったのか全く騒がす静かに歯磨き。本当に驚きました!
Possiに出会い、歯磨きの時間は、親も楽しくやらなきゃダメなんだなと 意識が変わるきっかけになりました。
KYOCERA 公式サイト
親子共に辛い時間だった歯磨きが楽しい時間に変わったという意見が多く見られました。
また、Possiは小さな子どもの歯磨きをスムーズにするだけでなく、様々な発達障害のお子さんを持つご家族の歯磨きシーンにも活躍しています。
感覚過敏があり、歯ブラシが口内に入ることが苦手でした。がんばって口を開けていようとしても、変に力が入ってしまい歯ブラシを動かせる状態にならない、リラックスさせようとするとじっとしていられない、磨き始めてもはやく終わりにしたがる。歯磨きは、大変な時間でした。それが、Possiを使うと…小さな音で音楽が伝わるのが楽しいようで、音に集中でき、嘘のようにじっとしていられるようになりました。今日は何の曲だ?毎回、曲当てクイズをしました。好きな曲が聞こえて、ニコニコ笑顔。さらに、自分から、Possiで歯磨きしてと言えるようになりました。歯磨きタイムがこんなにも楽になるなんて。
LITALICO 発達ナビ
さらにもう一つ。
重度知的障害のある3歳の息子は、喋ることが出来ませんが、普段は暴れるわ、口は開けてくれないわで大騒ぎの歯磨きタイムにも関わらず、音が聞こえるのが分かるとハッと身動きが止まり、何事だ!?と確認しておりました。
本当に画期的な商品で驚きと喜びがいっぱいです。
とにかく面白い!と思いました。
KYOCERA 公式サイト
このようにこだわりが強かったり、歯ブラシをすることがなかなか難しいお子さんにも、歯磨きを受け入れてくれるきっかけにもなっているようです。
子どもが静かに歯ブラシをしてくれるようになったことは高評価でも、機能面で若干物足りなさを感じる方もいるようです。
中でもやはり、Bluetooth接続への要望はあるようです
注文してたPossiが届きました。 ホントに磨いている間は音楽が聞こえるようで大人しく磨かせてくれるようになりました。 要望としてはbluetoothには対応して欲しいです…。
Twitterより
コストカットなど様々な要素で、搭載されなかったBluetooth。確かに無線接続できたら便利な場面は多そうですね。
Bluetooth接続を希望する場合はAmazonなどで売っているBluetoothのレシーバーなど接続することもできます。
僕自身はスマホアプリなどで歯磨きスタンプラリーなんかができると、よりやる気がわくだろうなぁ、と思いました。
まとめ
今日は「【Possi(ポッシ)レビュー&口コミ】歯磨きを嫌がる子どもが口を開ける!音楽を聴きながら楽しく歯ブラシできる骨伝導スピーカー機能付き歯ブラシ」について書いてきました。
Possi(ポッシ)はクラウドファンディングを経て一般販売となるKYOCERAとLIONが共同開発した「歯磨きが楽しくなる歯ブラシ」です。
骨伝導の技術で歯を磨いている子どもだけに音楽が聞こえる不思議な歯ブラシです。
1歳から5歳のなかなか歯磨きをさせてくれない時期のお子さんが楽しく歯磨きをできるようになると評判です。
子どもの歯ブラシとしては価格は高めで、少し躊躇する方もいるかと思いますが、日々の歯磨きストレスが減り、子どもを押さえつけて歯を磨くこともなくなることを考えると、決して高いとは言えなくなる製品です。
同じ子育て中の親として、そして保育士としても歯ブラシで悩んでいるご家庭に手にして欲しいおすすめの歯ブラシです。
以上、ヨッシーでした。