【GeChic On-Lap M152Hレビュー】USB Type-C Power Deliveryに対応のスピーカー内蔵15.6型モバイルモニター
皆さん、こんにちは。ヨッシー(@papatoko1)です。
今日は持ち運び可能なモバイルモニターのお話です。
僕が自室で作業する時はデュアルディスプレイ(Mac本体のディスプレイと外付けディスプレイ)環境です。
とはいえ、たまにリビングで作業したい時とあるのですが、そんな時はモバイルモニターがあるととても便利。簡単に、どこにでもデュアルディスプレイ環境を作ることができます。
そこでお勧めしたいモバイルモニターがGeChic社の「On-Lap M152H」です。
据え置きのモニターとは違って、15.6インチと大きめの画面ながらも768gと非常に軽量なので持ち運びが可能。Macと一緒に移動させて、簡単にデュアルディスプレイ(モニター)環境を作ることができます。
個人的にポイントが高いのは、一般的なモバイルモニターは軽量化のためスピーカーが内蔵されていないものも多いのですが、この「On-Lap M152H」は2Wと出力は高くないものの、スピーカーが内蔵されている点です。
もちろん入力もUSB-C・HDMIから選べるので様々な環境で使えます。
在宅ワーク需要は減ってきているかも知れませんが、お子さんのゲーム用やスマホの画面を皆で共有するなど家族での楽しみ方も多い製品です。
では、早速見ていきましょう!
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GeChic On-Lap M152H 概要
外観
画面のサイズは15.6インチです。M152Hは三辺スリムベゼル採用で非常にスッキリした見た目になっています。
GeChic社の他のモバイルモニターと比較すると、下部のベゼルが特徴的な形となっていて若干幅をとっています。
しかし、これは合計2Wのスピーカー内蔵の結果なので利便性を考えれば大きな問題とは言えないと思います。
上部と左右のベゼルはとても薄く、非常にすっきりしています。
サブディスプレイとして使うと、ノートPCでの作業をより捗らせてくれます。
解像度は1080P(1920 × 1080のフルHD画質)です。高画質・高輝度のフルカラーパネルとなっており、光を反射しないノングレア加工で周囲光の干渉を大幅に軽減してくれます。
本体の背面には取り外しができるクイックリリーススタンドを差し込む事で角度を柔軟に設定することができます。
スピーカー部分は立てた時の脚の部分になっています。そのためゴムのような滑り止め加工がされています。
クイックリリーススタンドは収納時、ヒンジ部分を伸ばしてフラットに、使用時は曲げて立てることができます。
このようにカチッと差し込む事で固定されます。スタンドは上からでも下からでも差し込むことができるようになっています。上下どちらからでもクイックリリーススタンドを差し込むことができ、差し替えることで0°~80°まで自由に角度をつけて使うことが可能です。
ちなみに丸いボタン部分を押しながら引っ張ることで取り外しが可能です。
角度の自由度が高いので、立ち姿勢でも座り姿勢でも使えるフリーストップ式の細やかな調整が可能です。
土台の側面には電源ボタンとUSB-Aのポートがあります。USB-Aポートにはキーボードやマウス、WEBカメラなどを繋げて拡張することができます。
操作ボタン類が配置されています。写真左から、終了/ソース、メニュー/セレクト、ボリュームアップ/上または左、ボリュームダウン/下または右となっています。
ちなみにこのボタンが配置されている部分が、本体でも一番厚みがあるのですが、それでもその厚さは21mmしかありません。そのほかの部分はなんと7mmの薄さです。
薄い!
出入力のポート類は本体の背面に配置されています。左からイヤホンジャック、電源入力、USB-Cポート、HDMI 入力です。
ポートが上を向いているので、ケーブルを接続しても本体に添い、邪魔にならないよう設計されています。
同梱物
ケーブル関係、充電アダプタ
『GeChic On-Lap M152H』には給電及び映像に関するケーブルや充電アダプタが同梱されているので、基本的に別に購入して用意する必要がないのも嬉しいところです。
USB-C to USB-A電源ケーブル、USB-C to USB-Cケーブル、HDMIケーブルです。
65W電源アダプターです。
DP Altに対応したPCに繋ぐと、USB-C to USB-Cケーブル一本で映像と電源を供給することが可能です。
▲ケーブル1本で映像も電源も供給できるので、出先で使うのに非常に便利です。Mac本体のバッテリーから給電されるので写真のようにケーブル一本で完結します。
▲USB-C to USB-Cで接続する環境がない場合は、映像はHDMI、電力はコンセントから供給となります。
▲USB-C PDに対応していないPCからでも付属のUSB-C to USB-A×2の二股ケーブルを使う事でPCからの給電が可能です。
▲USB-Cで映像と音声、電源はコンセントからという使い方も可能です。
様々なパターンで使えるのが便利です。
収納ケース
「モバイルモニター」なので持ち運びも想定されており、収納ケースが付属しています。
収納ケースは液晶パネル側が厚く、しっかりとモニターを保護してくれる仕様です。
純正なのでぴったり!ただ…他のモデルと共通の製品なのか、少しキツイ気もします。
M162Hというモデルも所有してますが、同じ収納ケースのようです。若干ですが厚みが今回のM152Hの方が厚いのでその分、キツイのかもしれません。
GeChic On-Lap M152H スペック
スペックは以下の通りとなります。
サイズ | 15.6インチ |
バックライト | LED |
パネル種別 | ADSDS |
最大解像度 | 1920 x1080 (フルHD) |
輝度(最大値) | 300 cd/m² |
コントラスト比 (標準値) | 700:1 |
視野角 (水平/垂直) | 170°/170° |
最大表示色数 | 1620万色 |
表面処理 | ノングレア |
応答速度 | 15ms |
ブルーライト低減機能 | あり |
タッチパネル | なし |
デジタル映像入力 | USB Type-C (DP Alt Mode) HDMI (※HDMI-Aコネクタ、HDMI CEC対応) |
アナログ映像入力 | なし |
内蔵スピーカー | 最大2W ステレオスピーカー |
音声出力 | ヘッドホン端子(3.5mm) |
HDCP対応 | HDMI HDCP v1.4(v1.2互換) DP HDCP v1.3 (v1.0互換) |
USB端子 (ホスト) | USB-A x1 (USB2.0、最大5V-1.0A) |
バッテリー | なし |
電源仕様 (最大輝度設定時) | 20V-0.5A、5V-2.0A |
本体サイズ (幅×高さ×厚さ) | 358×238×21 mm (本体、最薄部厚さ7mm) |
重量 | 768g(本体) |
付属品 | クイックリリーススタンド ×1 HDMI-A ビデオケーブル(1.0m) ×1 USB Type-C ケーブル(1.0m) ×1 USB A to USB-C 電源ケーブル (1.0m) ×1 20V (最大65W) PD電源アダプター ×1 保護スリーブ ×1 ユーザーマニュアル |
オプション (別売) | M1S4 スタンド USB Type-Cケーブル(2.0m) Mini-HDMI to HDMI-A ビデオケーブル(2.1m) |
保証期間 | お買い上げ日より1年間 |
GeChic On-Lap M152H 特徴
軽量かつ程よい画面サイズ
「GeChic On-Lap M152H」は薄型・軽量で持ち運びが可能ですが、程よいサイズ感の15.6インチ。
我が家のMac Book Pro 13インチと並べると画面の大きさがわかると思います。
最薄部7mm、最厚部でも22mmの薄型設計・重さ768gなのでちょっとした移動は楽々です。
軽くて薄いので設置場所の自由度の高さも嬉しいポイントです。
メインディスプレイとは離してもよし、メインディスプレイのすぐ横において、ワイドに使ってもよし。
「GeChic On-Lap M152H」に調べたい内容を表示させて近くで閲覧、メインディスプレイで打ち込み、とブログ執筆などの作業効率がかなり上がります。
Macのディスプレイと「GeChic On-Lap M152H」を並べてみると、若干高さの違いがあります。スピーカーがある分、高さがあるので仕方がない部分でもあります。
モバイルだがスピーカー内蔵
個人的にかなり好印象だったのが「スピーカーを内蔵している」というところ。
いままでのモバイルモニターはスピーカーを内蔵していないものが多かったです。
PCと接続する場合はPC本体から音が出せるのでよいのですが、例えばFire Stick TVなどを接続して動画を楽しもうとすると、別途、スピーカーを用意して接続しなければなりませんでした。
今回、「GeChic On-Lap M152H」には最大2Wのスピーカーが内蔵されているので、スピーカーを用意しなくてもモニターだけで完結するので非常に便利です。
USB-C1本で接続しながら電源供給
地味に嬉しいのがモニターに接続するデバイスのUSB Type-C接続ポートがUSB PD(PowerDeliver)に対応している場合、映像の入力と共に電源供給もしてくれる事。
僕のMacBook ProのUSB-CポートもUSB PD (USB Power Delivery)に対応しているため、ケーブル1本で映像と電源を送ってくれます。
PCとGeChic On-Lap M152H、USB-Cケーブルの3つがあればOK!電源入らずです。
モニターを電源ケーブルで自宅などのコンセントに繋げて、さらにPCからケーブルで映像を送って…としなくても良いということです。
PC本体から電力を分けてもらうのでUSB-Cケーブル1本でオッケー。
部屋を移動して作業する時、電源の確保が難しかったり、コンセントの接続が面倒、ケーブルが届かないなどの悩みはなくなります。
もちろんUSB PD(PowerDeliver) に対応していない機器との接続の場合、HDMIケーブルで映像、USBで電力供給も可能です。
スタンド内蔵でどこでも好みの角度で使用可能
ここもなかなかポイントが高いのですが、モニターに簡単に取り外しができるクイックリリーススタンドがついています。つけたままでもフラットになる設計で、かさばらず持ち運びが可能です。
モニター本体を持ち運ぶだけでどこでもモニターを立てることができ、単体で0°〜80°までの角度を自由に設定できるのは非常に便利です。
背面配線で見た目もスッキリ
「GeChic On-Lap M152H」は土台部分の背面に各種配線のポートが配置されています。
そのため使用中も正面からは配線が見えず、スッキリしています。
ノートPCとのデュアルモニターでも視界に配線が入り込まず、PC画面に近づけて使用できるので、画面だけがすっきり視界に入ります。
専用オプションが豊富で使い勝手が広がる
この『GeChic On-Lap M152H』の面白いところは取り外し可能な、クイックリリーススタンドを採用しているところ。
付属のスタンドをワンタッチで外せ、その挿入口に別売のオプション品を接続することで、さらに活用の幅が広がります。
特に面白いのが『M1S4スタンド」で、簡単にディプレイを設置してPCのディスプレイの上にサブディスプレイを設置することができます。
とてもユニークで独創的です。このスタンドと合わせることで、『GeChic On-Lap M152H』をメインでもモバイルでもどちらも1台でカバーすることができると思います。
GeChic On-Lap M152H 使用感・満足度
自宅で外で、大活躍
『GeChic On-Lap M152H』を使用して感じたのはとても軽く、気軽に持ち運べることやUSB-Cからの給電と出力が可能なことが、非常に使いやすいと感じました。
僕のように、気分や家庭内の状況で作業場所が変わってしまう人には、移動先でもどれだけ「いつもの環境に近い形で作業できるか」は重要な要素。色々な場所で作業するので、その場所での電源確保も大きな問題です。
その点、『GeChic On-Lap M152H』はUSB-Cからの電源供給が可能なので、僕の場合は①MacBook pro、②GeChic On-Lap M152H、③USB-C to USB-Cケーブルの3つだけ持てばどこでも作業ができます。
数時間程度の作業なら、MacBook proもGeChic On-Lap M152Hも電源に繋げなくてもいけるので、かなり機動性が高いです。
作業をしない時にはさっとしまえるのも、便利です。限られた自宅スペースを有効活用できますね。モニタースタンドを別途用意する必要がないのでコストパフォーマンスが良いです。
もちろん自宅だけでなくカフェやコワーキングスペースでの活用もOKです。カバンにも負担なく入る大きさと軽さなので、自宅街でもデュアルディスプレイ環境を簡単に作り出すことができます。
これ一つあれば作業の自由度が高く、かなり満足度が高かったです。
画面が精細で綺麗
『GeChic On-Lap M152H』は15.6インチの1080Pの高輝度かつ広色域パネル搭載なので、鮮やかさでスムーズ、そして奥行きのある繊細な画面を映し出してくれます。
色域もNTSC比72%を確保、ノングレアの非光沢パネルを採用し、光源による干渉を大幅に低減、映像でも文字でもすべてクリアに表現してくれます。
ベゼルも細く、本体の大部分を液晶面が占めているので、没入感もかなりのもの。オプション品のスタンドM1S4スタンドと組み合わせることで、メインのディスプレイとしても使える性能に仕上がっています。
スマートフォンとも接続
スマートフォンとUSB-C接続することで、スマートフォンの画面をそのまま『GeChic On-Lap M152H』に映し出すことができます。
YouTubeやドラマ、一部のゲームや対応するアプリも横向きのフル画面で楽しめます。
この機能はスマホのUSB-CポートがDP Altモードに対応していることが必要です。ちなみにiPhoneも、iPhone15からDP Altに対応しています。
Nintendo Switch用にも使える
我が家は子どもが3人いるのですが、テレビは1台です。上のふたりは3年生と年長、当然、家族てテレビを見ようとしても「ゲームがやりたい!」なんて時も。ただ、Nintendo Switchの液晶は画面が小さく、長時間やり続けるには少し心配です。
そんな時はこのモバイルモニター『GeChic On-Lap M152H』をさっと出せば、15.6インチの画面でゲームを楽しむことができます。
この場合は『GeChic On-Lap M152H』に電源アダプタで給電します。
SwitchとモニターをUSB-C to USB-Cのケーブルで接続する事でモニター側からSwitchを充電してくれるので、本体の残りバッテリーを気にせず遊べます。
ちなみにSwitchからの充電はできないため、USB-C to USB-Cケーブル1本で接続してSwitchからモニターを給電する事はできません。
とはいえ、据え置きのモニターと異なり、使わない時にはしまって置けるのも場所をとらず、良かったと感じた点です。
子ども用にも大活躍
『GeChic On-Lap M152H』は子どもにモニターを使わせてあげたいシーンで大活躍です。先ほどのSwitchもそうなのですが、例えば子どもの発熱などで部屋を隔離したい時。
『GeChic On-Lap M152H』にAmazonの『Fire Stick TV』やGoogleの『Chromecast with google TV』などを使うとテレビのない部屋でも暇をせずに過ごさせてあげることができます。
個人的におすすめなのが『Chromecast with google TV』です。自宅にSonyやBaffalloのnasneがあればテレビの視聴も可能です。
なによりも『GeChic On-Lap M152H』はスピーカー内蔵なので、スピーカーを用意しなくても良いのが、嬉しいポイントでした!
ちなみに電源は『GeChic On-Lap M152H』だけコンセントから給電すればOK!あとはモニターからUSB-Cで給電することができます。
電源がシンプルで取り扱いが楽です。
まとめ
今日は「【GeChic On-Lap M152Hレビュー】USB Type-C Power Deliveryに対応のスピーカー内蔵15.6型モバイルモニター」について書いてきました。
「GeChic On-Lap M152H」は在宅ワークだけでなく、家族が動画鑑賞やゲームを楽しむことにもおすすめの軽量モバイルモニターです。取り外しができる折りたたみ式のスタンドが付属しており、単体で様々な角度に調整して使うことができます。
何よりも便利なのが、USB-Cでの接続です。USB PDに対応しており、ケーブル1本で映像の出力と給電ができるので、荷物も少なく、電源の確保も必要ありません。
自宅内の使用でも様々な場所で作業がら可能となるので在宅ワーカーの方にもおすすめですが、スピーカーも内蔵しているので、子どもたちがゲームをしたり、動画を見たりするのにも便利でした。
在宅ワークも減ってきているようですが、それ以外の用途で幅広く使えるので、自宅に一つあると様々な状況に対応できてとても便利です。
以上、ヨッシーでした。