【OBSBOT Tiny レビュー】AIによる自動追跡機能のついた新しいWEBカメラ。動き回る子どものビデオ通話もバッチリ。
皆さん、こんにちは。ヨッシー(@papatoko1)です。
今日はビデオ会議などで活躍するWEBカメラのお話です。
この1年間で、生活様式や働き方も大きく変わった人も多いと思います。
僕自身も仕事上、ビデオ会議やオンラインでの研修などの機会が増えました。
プライベートでも以前より、ビデオ通話で子どもたちと祖父母が連絡をとる機会が増えています。
Zoomなどにも慣れてくると、より快適にビデオ会議が行えるといいなぁ、という欲も出てきます。
そんな中、現在、クラウドファンディングサイト「Makuake」で支援を募り、人気があるWEBカメラ『OBSBOT Tiny(オブスボット タイニー)』を試す機会をいただきました。
高精細なビデオカメラでありながら、さらに「ジェスチャー機能」で対象物の自動追尾やズームイン・アウトが可能と、かなり便利な機能が搭載されています。
『OBSBOT Tiny』は現在、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行予約販売中です。2021年4月16日までの先行販売となっています。
クラウドファンディングサイト「Makuake」製品ページはこちら
早速、見ていきましょう。
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OBSBOT Tiny 概要
特徴
OBSBOT Tinyは進化したWEBカメラで、「AIによる自動追跡機能」により、カメラが被写体の動きを自動で追跡してくれます。
手を「パー」にあげることで自動追尾する対象を設定・解除します。
操作面でも簡単なハンドジェスチャーで、カメラから離れていても操作可能です。
ズームイン・ズームアウトは親指と人差し指を広げL字を作ることでジェスチャーとして認識されます。
さらに水平±150°、上下±45°の範囲で稼働する2軸ジンバルの動きも非常にスムーズで、手ブレの心配は全くありません。
AIが被写体を最適な色味に調節する「自動露出・ホワイトバランス調整機能」で、どんな環境下でも相手に好印象を与えます。
さらに、「小型かつ軽量」「電源アダプター不要(PCからのバスパワー駆動)」「ノイズキャンセリングマイク内蔵」と場所を問わず活躍する便利な機能が充実しています。
外観
外箱は白と赤のカラーリング。
箱を開けると本体。なんとなく可愛らしい印象のフォルムです。
自動追尾機能付きのWEBカメラでは小型かと思います。定点型のWEBカメラにはもっと小さなものが沢山あるので、賛否の分かれるところです。
カメラはフルHD画質30fps、2軸のジンバルとなっているため、ブレに強く、自動追尾も非常に滑らかです。
インジケーターは緑や青に発光し、カメラの状態を示してくれます。
通常に機能しているときは緑に発光しています。
ジェスチャーを認識すると3段階で青く発光して教えてくれます。
DC電源ポートとUSB-Cポートがあります。通常はUSBからの給電で問題ありません。DC電源はPCが古いなど、PC接続では給電が足りない場合などに使用します。
ただ、DC電源を使う機会はほぼなく、電源の確保を気にせず使用することができます。
底面はマグネットと接合する部分で同梱されるマグネット台にピタッとくっついて安定して使えます。三脚用ネジ穴もついているので、三脚に乗せての運用が可能です。
角度をつけたい時などに便利です。
ちなみに『OBSBOT Tiny』本体には物理的な電源ボタンがなく、USBでPCに繋げれば電源が入ります。反対に電源を切るために、以前はUSBを抜く必要がありました。
しかし最近のファームウェアのアップデートでPCのソフトウェア上から電源のオンオフが可能になりました。
PCでのオンライン会議の後など、ソフトウェア上で簡単に電源オフできるようになったので便利です。
同梱物
USB A to Cケーブルです。
OBSBOT TinyをPCモニターに固定するためのマグネット台はコンパクトに折りたためます。
角度の調整も可能で…
PCのディスプレイにこのように固定します。
マグネットになっているのでOBSBOT Tinyをしっかり固定することができます。
外付けのモニターにも設置できるので、大画面でWEB会議をしたい時にも視線が合わないということが起こりません。
その他、ユーザーマニュアルと保証書が同梱されています。
スペック
高さ89.5mm、重さ146gという軽量&小型サイズで、ポケットに入れて持ち運ぶこともできます。
Windows/Macのどちらにも対応しており、対応するWEB会議ツールやSNSも豊富です。
その他、スペックは以下の通りです。
実際の使用で感じた良かった点
優秀なAI自動追尾&ジェスチャー機能
AI自動追尾機能については、非常に優秀でしっかりと対象である僕を追いかけてくれました。
ジェスチャー機能もしっかり反応してくれるのでかなり好印象でした。
僕が慣れないせいか、ジェスチャーを出す長さが長すぎて同一のジェスチャーが2度認識されてしまうことがありました。
しかし実際はインジケーターが青く発光してくれるので、すぐに慣れて、誤動作はなくなりました。
自動追跡もかなりスピーディーなので、動きの早いダンスの録画でも、ちゃんと追いかけてくれます。
僕自身は使用中に「自分が画面の中心に居続けること」を意識することなく常に画面の中心にいることができるので非常に便利でした。
可動域の広さと追跡スピードの速さ
可動域は非常に広く、水平±150°、上下±45°の範囲で捉えてくれます。
自動追尾のスピードも早く、しっかりと追いかけてくれます。
AI自動追尾のおかげで、講師の方の動画配信などでも撮影者を用意せず、一人で撮影することができます。
必要充分なフルHD画質
フルHD画質30fpsなので、非常に鮮明に写ります。通常の会議やビデオ通話であれば間違いなく満足のいくレベルです。
少し暗めの部屋(暗所)の撮影でも映像がザラつくことはなく、問題ありませんでした。
画角は広く使い勝手も良いのですが、歪みなどもなく満足度は高かったです。
上を求めればキリがないですし、4Kの高画質で動画配信をしようとするYouTuberさんなどでなければ、画質面での問題はないと思います。
ちなみに自動露出・ホワイトバランス調節機能がついているので、撮影環境に合わせて、被写体の明るさやホワイトバランスをAIが自動で調節してくれます。
細かいことを気にせずに、綺麗な映像をとってくれます。
ノイズキャンセリング機能付きマイク性能(音質)
僕自身は基本的にZoomなどでのオンライン会議などしか使わないのですが、十分な音質でした。
ノイズキャンセル機能がついているので、自分の周りが騒がしい場所でも相手にクリアな音声を届けてくれます。
一般的なWEB会議や家族通話などでは全く弱点は見当たりませんでした。
ただ、こちらも画質と同じく、動画配信などで別に高音質のマイクなどを導入すいるなど、音質にこだわる人にとっては物足りないかもしれません。
ドラーバーのインストールが不要
専用のドライバーをPCにインストールする必要がなく、USB接続すればすぐに認識され、使い始めることができます。
あまりPCが得意でない方にも優しいWEBカメラに仕上がっています。
Windows、Macに対応したソフトウェアで、より細い操作が可能
一人で撮影する際に非常に便利なAI自動追尾機能とジェスチャー機能を搭載している『OBSBOT Tiny』ですが、撮影対象が複数の場合には、ソフトウェアからの操作が便利です。
ソフトウェアはWindowsとMacに対応しており、「ターゲットのロック/キャンセル」「2倍ズームイン/ズームアウト」に加え、マウス操作でカメラの向きを自由に動かすことができるので、画面の外にいる人物を追跡対象としてロックすることもできます。
特に本体のジェスチャー機能では1倍もしくは2倍という2つの倍率の選択であったのに対して、ソフトウェアで操作することで1~2倍の間で細かくズームの倍率を設定することが可能になります。
カメラの向きを3つまで記憶させ、いつでもその向きに変えることのできる「ポジションメモリ機能」も利用できます。3種類の撮影ポジションにズーム倍率まで記憶できるので、便利です。
本体には物理的な電源ボタンはありませんが、ソフトウェアの操作で電源の操作が可能です。
Windows® 10以降、Windows 8、Windows 7
Mac® OS X 10.7以降
実際の使用で感じた残念な点
iPhone・Android非対応
スマホやタブレットは「Windowsを搭載したもの」にしか対応していない『OBSBOT Tiny』なのでiPhoneの僕にとっては使用できるのはMac一択です。
仕事のWEB会議はPCで行うので問題ないのですが、祖父母などとビデオ通話をするのはいつもスマホのLINEなので、Lightningの有線接続でも構わないのでiPhoneで使えるといいな、と思いました。
実際、Windows搭載のスマホやタブレットをメインで使っている人はそんなに多くないと思うので、ある意味、PC専用のWEBカメラに近いと思いました。
OBSBOT Tinyをお勧めした人
全体として感じたのが『OBSBOT Tiny』を使って欲しい、よりその良さを教授できる人は『情報を受信する人』よりも『情報を発信したい人』だと感じました。
オンライン講師などの「発信者」
学校や塾の授業、ヨガやジムのレッスン、お料理や英会話の教室など、あらゆるオンラインレッスンで活用できると感じました。
実際に動きを見せながらの情報発信はより分かりやすく、より伝わる発信が可能です。
僕自身は仕事でのWEB会議もさることながら、この一年、ムスメの習い事のオンラインでZoomを使う機会が非常に多かったです。
特にダンスのレッスンでは定点の固定での映像には限界を感じていました。
先生の細かい動きを見たいのだけど、広くスペースを使うダンスは講師の先生が小さく写りがち…
その点、OBSBOT TinyならばAI自動追跡機能で常に追いかけてくれるので、常に画面いっぱいに講師の先生を捉えてくれると思います。
コロナ禍の始まった1年前、ダンスのレッスンがこのOBSBOT Tinyを使って行われていたら、どんなに良かったことでしょう。
小さな子どものいるパパ・ママ
これはまさに我が家なのですが、ここ一年、祖父母とのビデオ通話の機会が増えました。
うちには3歳のムスコと6歳のムスメがいるのですが、祖父と通話していてもじっとしていないことが多く、自然とフレームアウトなんてこともしばしば…
機会が増えるほど、おもちゃで遊びながら片手間で通話なんてこともあり、常に子どもが映像に写り続けることが難しいと感じていました。
その点OBSBOT Tinyならば、AI自動追跡機能で常に子どもを置き換えてくれます。
常に追いかけてくれるので、遊んでいる様子など普段の様子をゆったりと見てもらうことにも使えます。
ダンスを習っているムスメは、通話相手のじいじなどにダンスを披露したいことも多いので、そんな時にもOBSBOT Tinyは活躍してくれます。
まとめ
今日は「OBSBOT Tiny レビュー】AIによる自動追跡機能のついた新しいWEBカメラ。動き回る子どものビデオ通話もバッチリ。」について書いてきました。
OBSBOT Tinyは現在、クラウドファンディングサイト「Makuake」で先行予約販売中の、AIによる高度な自動追跡機能をもったWEBカメラです。カメラマンが不在でも動きのある撮影が可能となり、ジェスチャーコントロールも可能でズームイン・ズームアウトも本体に触れることなく、ジェスチャーで操作することができます。
クラウドファンディングサイト「Makuake」製品ページはこちら
映像や音質も優秀で、ノイズキャンセリング機能のついたマイクも内蔵されているのでざわついたカフェなどでの使用でも問題ありません。
サイズも小型軽量なので、かなりお勧めのWEBカメラです。
以上、ヨッシーでした。