【Dainichi HD-LX1020/1220 レビュー】見た目もスタイリッシュ!27畳/33畳の広い部屋でも静かに、そしてパワフルに潤すダイニチの加湿器
皆さん、こんにちは。ヨッシー(@papatoko1)です。
冬は非常に乾燥しますが、空気が乾燥するとウイルスが空気中に増殖しやすくなります。
インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症も、空気が乾燥していると感染しやすくなってしまいます。
小さな子どものいる家庭では、何よりも手洗い・うがいが一番ですが、少しでも体調を崩さず、元気に過ごしてほしいと思うのが親心。
もともと、我が家には加湿器がなく、加湿機能の付いている空気清浄機で対応していました。
子どもも生まれ、引っ越しをしたため、部屋も少し広くなると明らかに加湿能力が不足してきました。
そもそも性能が足りていないため、常にフルパワーで稼働してしまい、稼働音もうるさくなってしまいます。
というわけで、この度、加湿器を購入しました。
購入に際して、重視したのが以下のポイント。
- 広い部屋でも充分、機能する加湿性能
- 衛生的に保てるメンテナンスのしやすさ
- 子どものいる家庭でも使える安全性
- 常時、稼働していても気にならない静かさ
これらを満たし、我が家が購入したのは『Dainichi(ダイニチ)』のLXシリーズ『HD-LX1020』です。
加湿能力の高さと、インテリアに馴染むコンパクトなデザインが共存し筒も、さらに簡単に清潔さを保つことのできる機能性まで兼ね備えたDainichiの「最高の加湿器」。
面倒なメンテナンスもグッと楽にするアイディアの詰まった一台です。
早速見ていきましょう!
↓ タップして読みたい項目へジャンプ ↓
HD-LX1020/1220 概要
『Dainichi(ダイニチ)』のLXシリーズ『HD-LX1020/1220』はそれぞれプレハブ27畳/33畳の広さまで対応した、広めの部屋に対応した加湿器です。
よりパワフルなのは「HD-LX1220」ですが、見た目と大きさは全く同じで、インテリアにも馴染む非常にお洒落なデザインです。
外観
このDainichiのLXシリーズは性能もデザインもダイニチの加湿器の中でも最高峰。生活家電ではありますが、外観はかなり良いデザインに仕上がっています。
背面には「吸気グリル」があり、ここから空気を取り込みます。
吸気グリルを開けると、中には抗菌エアフィルターが設置されています。
操作系のボタンは全て天面にあります。リモコンなどは付属しておらず、祖マートフォントの連携機能もないので、全てこちらで操作することになります。
タンクは非常に大容量で7.0ℓの水が入ります。広い部屋に対応しているため、一度に補充できる水の量も多いですが、その分、満タンまで水を入れて時にはやや重さがあります。
水を貯める「抗菌フラットトレイ」を引き出すと、水色の「抗菌気化フィルター」が現れます。
全て分解できるので、メンテナンスは楽です。
右の透明なトレイは「かんたん取替えトレイカバー」で、Dainichiの加湿器に採用されているメンテナンスを簡単にするアイディアです。
1年間使っていると、自然と水垢などが溜まってきますが、この製品は1シーズン終了後にトレイカバーを外して捨ててしまえばいいので、メンテナンスが非常に楽です。
カラーリングはホワイトとモスグリーンの2色展開です。
スペック
HD-LX1020とHD-LX1220のスペックをまとめました。
外観は全く一緒、サイズと重量も同一です。違う点は「加湿量」とそれに伴う消費電力や稼働音の大きさとなります。
プレハブ洋室27畳まで/木造和室16畳まで
加湿量(標準運転モード時):960mL/h
タンク容量 :7.0L
本体外形寸法 :高さ405×幅390×奥行245(mm)
本体重量:6.4(kg)
【HD-LX1020:消費電力(最大)(W)(50/60Hz)】
標準 | 420/430 |
---|---|
静音 | 415/425 |
おやすみ快適 | 415/425 |
eco | 23/28 |
のど・肌 | 420/430 |
ターボ | 425/435 |
プレハブ洋室33畳まで/木造和室20畳まで
加湿量(標準運転モード時):1,200mL/h
タンク容量 :7.0L
本体外形寸法 :高さ405×幅390×奥行245(mm)
本体重量:6.4(kg)
【HD-LX1220:消費電力(最大)(W)(50/60Hz)】
標準 | 665/675 |
---|---|
静音 | 415/425 |
おやすみ快適 | 415/425 |
eco | 23/28 |
のど・肌 | 665/675 |
ターボ | 670/680 |
電気代
電気代はどちらも1日8時間×30日運転と仮定すると、eco運転時で1ヶ月約149円。
ただ、同じ計算をすると標準モードだとHD-LX1020は1ヶ月約2,900円、HD-LX1220では約4,600円の計算になってしまいます。
我が家は常に「ecoモード」で稼働しています。
19.8畳のリビングと6畳の部屋を常に開け払って使っているため、約26畳の空間ですが、ecoモードでも常に60%ほどの湿度に保ってくれています。
確かに標準モードに比べて、湿度が設定に届くまでは多少時間がかかっているのかもしれませんが、入切タイマーを使って、必要な時間の少し前から稼働させれば全く問題ありません。
日々の使用の中で特に問題がなく、電気代も安いecoモードでの運用をお勧めします。
特徴
気化式と温風気化式のハイブリッド式
Dainichi HD-LX1020/1220は「ハイブリッド式」の加湿方式を採用しています。「気化式×温風気化式」の2つの加湿方式を組み合わせて、室内状況に合わせて、パワフルな加湿と省エネな運転を判断してくれます。
ちなみに温風気化式はフィルターに送る風をヒーターで加熱し、加湿力を強めた方式のことで、早く広範囲に加湿できます。
多彩な運転モード
Dainichi HD-LX1020/1220は室内の状況に合わせて、多彩な運転モードから選ぶことができます。
【標準】
もっとも標準的な運転モードです。設定した湿度(40%、50%、60%)まで加湿し、その後はその湿度を維持するように運転してくれます。
標準運転といっても「Dainichi HD-LX1020/1220」はもともとハイブリッド式の運転方法なので、ヒーターのオンオフを制御しながらの省エネ運転をしてくれます。
【静音】
設定した湿度まで加湿し、その後はその湿度で維持しようとするのは標準と同様ですが、風量を弱めて運転してくれるため、静かです。加湿を必要とする時はヒータを使ってすばやく加湿するので、パワーも十分あります。
風量を抑えている分、標準よりも加湿には時間がかかります。
【eco】
消費電力を抑えて効率よく加湿運転する機能「ecoモード」を搭載しています。
ハイブリッド式(気化式×温風気化式)運転方式を採用する「Dainichi HD-LX1020/1220」はもともと、省エネ性能が高いのですが、さらに消費電力の少ない気化式のみに切り替えてくれます。
やや加湿量は減るものの、長時間加湿器を使うスタイルの人には節約になるモードです。
設定湿度までの到達時間は長くなります。
【のど・肌】
室温に応じて、自動で喉や肌のうるおいを守る湿度に加湿量を調整して運転してくれます。
【ターボ】
一時的に加湿量をアップする機能です。素早く設定湿度に到達するように、約15%、加湿のパワーを上げて加湿してくれます。
1時間経過するか設定湿度に到達すると自動で解除されます。乾燥が気になる帰宅時でもスピーディに部屋をうるおすことができます。
外出先で肌やのどの調子が悪いと感じたとき、帰ってすぐにいい環境が作れる心強い機能です。
【おやすみ快適】
ボタンを押して1時間は最小運転音(13dB)でとことん静かに、その後は「静音」運転モードで設定した湿度に自動でコントロールしてくれます。
小さな運転音で加湿するほか、表示部の明るさも抑えるなど眠りを妨げずに加湿するモードです。運転音を下げるため加湿量は減りますが、睡眠中の乾燥が気になる方にオススメのモードです。
その他の機能も充実
【入タイマー/切タイマー】
一定時間後に運転を始めたい時や、一定時間で運転を終わらせたい時には「入タイマー/切タイマー」を使います。
2時間/4時間/6時間/8時間の時間で設定ができます。
【給水サイン(赤)】
水がなくなると赤い点滅と10回のブザー音で、給水が必要なことを教えてくれます。
サインが表示されると20秒後に運転が停止されます。
【チャイルドロック】
小さい子どもがいじってしまうことによる誤動作や子どもの悪戯を防ぐことができます。
動かしやすい「カンタン持ち運びハンドル」
天面にハンドルがついているので、床掃除をする時やオフシーズンに片付ける時も、片手でラクラク持ち運べます。
スムーズに給水できる「タンクWとって」
7Lもの大容量タンクながら、手の小さな女性や高齢の方でも給水しやすいのは「タンクWとって」のおかげです。
取っ手が上下2カ所にあるので給水→持ち運び→本体に戻すという一連の作業がスムーズです。
取り外すときは上のとって。
水を入れるときは反対のとって。
両方のとってを掴んで、運びやすい!
メンテナンスが簡単!使い捨てトレイカバー
取替えトレイカバーは6ヶ月洗わずに使用可能です。1シーズンワンコイン程度で面倒から開放されます。
トレイカバーだけでなく、メンテナンスを楽にする仕掛けがたくさん。引出式なので気になる時はトレイ内部も手軽に掃除できます。
本体トレイの突起部をできるだけなくし、フラットに仕上げてあります。
仕切板も取り外し可能で、従来は掃除の難しかった部分も洗面台などで簡単に洗えます。
抗菌加工を施しトレイ内の雑菌の繁殖を抑えます。
安心の3年保証
加湿器本体のメーカー保証がなんと3年ついてきます。通常の使用において正常な使用ができなくなった場合、無償での修理対応してくれます。
品質に自信があるからこその3年保証、ダイニチさん、さすがです!
MADE IN 新潟
製品の設計から組立、検査まですべてを新潟県の自社工場で行っています。
このご時世で、国産とはかなりのこだわりです。
良かった点
大きな部屋でもしっかり加湿
本当にこれが1番の理由です。
加湿器の購入を検討した時に30畳前後に対応したモデルを探すのですが、そもそも市場に出ている加湿器でこの畳数に対応したモデル自体があまりないです。
あったとしても、デザインが業務用に近く、無骨。部屋のインテリアとしては若干、残念な印象だったり…
その点、この『HD-LX1020/1220』はどちらもデザインとパワフルな加湿力が両立されています。
広い部屋や吹き抜けのある家などでもしっかりと加湿してくれます。
コンパクトなのに大容量
これ、右側が我が家の空気清浄機『Coway(コーウェイ)/AIRMEGA 300』です。そして左が『Dainichi HD-LX1020』です。
並べてみるとかなり、コンパクトです。
いや、そうなんです。うちの空気清浄機、大きいんです。
加湿器ももっと小さいモデルはたくさんありますが、この対応畳数となると本体サイズが大きくなってしまうのは仕方がないこと。
同程度の性能をもった業務用モデルの設置面積と比べて約40%もサイズダウンしており、かなりコンパクトに仕上がっているんです。
パワフルなのに静か
僕は結構、音が気になるタイプ。
ハワイに新婚旅行に行った時も、ガッツリ寝ている奥さんの横で、部屋の換気扇の音が気になりまったく眠れない夜を過ごしました。
そんな僕にとって、加湿器の運転音の静音性にはかなり重要。
静かな図書館での音の大きさが40dBに対し、LXシリーズの標準運転時は34dB。最小音の13dBは静まりかえった夜とほぼ同程度です。
静かに快適な湿度を保ってくれます。
メンテナンスがかなり楽ちん
家電好きの僕は様々、家電を買いますが、だからと言ってメンテナンスなどの細かいことは好きなわけではなく、できれば楽な方がいいです。
我が家では、僕以外に家電のメンテナンスはしないので、空気清浄機のフィルター掃除なども僕の役割です。
特に加湿器は「水」を使うので、しっかりとメンテナンスをしないと不衛生で、菌をばら撒いてしまったりします。
小さな子どももいるので、衛生面には気をつけています。その点、この『Dainichi HD-LX1020』はトレイカバーが使い捨て、ワンシーズンごとの取り替え式なのでかなり、楽ちんです。
たった500円程度で、面倒な掃除から解放されました!
気になった点
スマート家電ではないため、スマホ操作ができない
最近、我が家にはスマート家電が増えているため、当たり前のようにスマホから操作したり、スマホで稼働状況を確認したりできることが多いです。
この『HD-LX1020/1220』はWi-Fiに接続することもなく、リモコンもなく、あくまで本体での操作が基本です。
毎日、水の補給はしなければならないので、本体には触れるのですが、なんとなく不便さは感じます。
時計内蔵されていないため、入切タイマーが面倒
先程のスマホ非対応にも通じるものがあるのですが、本体に時計表示もなくタイマーは2時間から4・6・8時間と手動での設定となります。
今、○時だから…□時に動かしたい場合、タイマーを△時間後にセットして…となかなか、計算が面倒です。
今時の家電はスマホアプリでスケジュールを組めたりするので、それに比べてアナログ感は否めません。
まとめ
今日は「【Dainichi HD-LX1020/1220 レビュー】見た目もスタイリッシュ!27畳/33畳の広い部屋でも静かに、そしてパワフルに潤すダイニチの加湿器」について書いてきました。
コンパクトながら大容量、広い部屋をしっかりと加湿するパワフル性能を併せ持っています。
デザインもおしゃれで、部屋のインテリアの中にも馴染んでくれます。
この畳数に対応する加湿器の選択肢が少ない中、デザインと性能、メンテナンスの簡単さを兼ね備えた、ベストバイの一台です。
以上、ヨッシーでした。