【新型メルシーポットS-504 レビュー】電動鼻水吸引機の人気NO.1製品、メルシーポットは本当に良い?デメリットは?保育士でもある3児の父が実際に使ってみた。
皆さん、こんにちは。ヨッシー(@papatoko1)です。
我が家には先日、第三子が誕生しました。生まれて3週間、姉兄のいる宿命か…早くも鼻の奥に鼻水が詰まり始めて苦しそう。
新生児だけでなく子どもは乳幼児問わず、鼻を自分でかむことがなかなかうまくできません。
一度、鼻水が出始めると夜もしっかり眠れず、体調も悪化しがち。
さらにすすってばかりだと、中耳炎にもなってしまいます。
そこで第一子が生まれてから7年、ついに(やっと?いまさら?)重い腰を上げ、『電動鼻水吸引機』を購入しました。
購入したのは『電動鼻水吸引機』の中でも、1番人気のベビースマイルの『メルシーポット』です。
結果としては「どうして7年前に買わなかったんだろう…」と思うくらい、大満足の製品。
とは言っても、1万円以上する製品なので良い点も悪い点も理解してから購入したいと思うのがパパママの気持ち。
実際に使用してみた僕が良いところも悪いところも正直にお伝えしたいと思います。
早速、見ていきましょう!
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メルシーポットS-504 概要
今回、購入したベビースマイルの『メルシーポット』は2021年6月に発売された最新のS-504というモデルです。
メルシーポットはこれまで、医師やママの声を反映しながら、操作性やデザイン・価格を改良してきました。
新機種のS-504も旧機種のS-503と比べてデザインも多少変更され、よりコンパクトに、より静かになりました。
メルシーポットS-504 外観
外箱です。今回のモデルチェンジで箱もおしゃれ感が上がりました。贈り物にも喜ばれそう。
本体は思っていたよりもコンパクト。デザインもリニューアルされてホワイトがメインの清潔感のあるかわいい見た目に。
ちなみにカラーリングは定番のピーチと、今回僕の購入した新色グリーンの2色展開。
本体には蓄光塗料でイラストが描かれています。暗い場所でもぼんやりと20〜40分ほど光ります。
吸引ボトル部分は取り外しが可能で、衛生的です。
裏面には5つの吸盤があり、非常に安定して使うことができます。
本体にボタンはひとつだけ。電源のオンオフのシンプルなスイッチです。
メルシーポットS-504 同梱物
吸引用のチューブ類がまとまった状態で入っています。スペアのものも含めて、最初から2つのシリコンノズルが付属しています。
電源アダプターが付属しており、必ずコンセントからの給電が必要なタイプです。
吸引用のチューブは分解することができます。
付属のチューブストッパー「ベビちゃんクリップ」です。ギュッと握ることでチューブの通り道を狭くして、吸引力を上げることができます。
取扱説明書や簡単ガイドが付属しています。
メルシーポット スペック
基本的なスペックは以下の通りです。
一般的名称 | 電動式可搬型吸引器 |
---|---|
販売名 | メルシーポット S-504 |
医療機器分類 | 管理医療機器 |
吸引圧 | -83kPa±10%(最高吸引圧) |
排気流量 | 12L/min±20% |
吸引ボトル容量 | 220mL±15% |
電源(専用ACアダプター) | 入力:交流100-240V(50-60Hz)/0.45-0.30A、出力:直流12V/1.5A |
外形寸法 | 幅約224mm×奥行き約90mm×高さ約143mm(突起部含まず) |
本体重量 | 約800g(付属品含む総重量は1.02kg) |
保証期間 | 1年 |
対象年齢 | 0ヶ月〜 |
付属品 | ・吸引器本体 ・専用ACアダプター ・吸引チューブ ・チューブストッパー ・ノズルコネクター ・シリコンノズル2個 ・取扱説明書兼保証書 ・添付文書 ・かんたんガイド |
医療機器認証番号 | 303ALBZX00002000 |
JANコード | S-504(ピーチ色)4580211772317/S-504GR(グリーン色)4580211772348 |
JMDNコード | 36616030 |
メルシーポット 使いかた
メルシーポットの使い方はとても簡単です。準備、鼻水吸引、片付けの三段階で見ていきましょう。
準備
S-504本体を用意して、アダプターをコンセントに挿します。
使用前の準備はたった一つ。電源を入れて水を20ccほど吸引し、チューブの内側を軽く濡らします。濡らしておくことでチューブの内側に鼻水がこびりつくのを防いでくれます。
鼻水吸引
では実際に鼻水を吸引してみましょう。ちなみに上手に鼻水を吸いとるには、3つのポイントがあります。
- 小鼻を横にひっぱって、鼻を広げる
- シリコンノズルを顔に対して90度になるように差し込む
- 3〜4秒吸引しては離す、を何回か繰り返す
今回、初めての吸引に協力してくれたのは小学一年生、今は前歯が2本抜けているムスメ。果たしてオクサンは上手に鼻水を吸いとることができるのでしょうか?
撮影時のムスメのコンディションですが、親から見て「鼻水がすごく出ている」状態ではなく、客観的には鼻水が詰まっていることには気づかない程度です。本人に聞くと、奥の方に鼻水があるので吸ってほしいとのこと。
結論から言うと…とても簡単に、痛くも痒くもなく、かなり吸えます。
うちのムスメ、小学一年生ですがかなり臆病です。つい最近やっと普通の爪切りで爪が切れるようになりましたが、それまでは赤ちゃん用の爪削りを使っていたほどです。怖がりすぎて予防接種に行くたびに病院の先生に前蹴りをするほど暴れるので、親はかなり困っていました。
そんなムスメが全く嫌がらないどころか、かなりスッキリして心地よいとのこと。毎日朝晩に「鼻水を吸って」と自分からお願いしてくるほどで、僕もオクサンも驚いています。
一方で、そんな姉の様子を見ていたにも関わらず、4歳の年少さんのムスコ1号(弟が生まれたので1号になりました)は…
と、初めは警戒して全く吸わせてくれませんでした。むしろまだ自分で鼻をかむことができず、鼻水を吸ってあげる必要のある0歳児から3歳児(年少)くらいまで鼻水の吸引を全力で嫌がるのは普通です。
うちのムスコ2号くんも初めての吸引、大号泣してしまいました。
少しかわいそうですが、しっかりとお子さんを抑えて吸いとってあげてしまう方が、しっかりと寝れたり中耳炎のリスクを下げられるので良いと思います。
その点でメルシーポットは吸引力が非常に強いので、短時間で終わらせてあげることができます。
ちなみにムスコ1号くんも2号くんも、しばらくすると鼻水の吸引にもだいぶ慣れてくれました。
初めは大泣きしたムスコ2号くんも3日目にはかなり慣れて泣かないでできるようになりました。もちろん、時間帯や機嫌によっては泣きますが…
吸引のコツ
手際の良い吸引にはコツがあります。そして鼻水が詰まっていると思ったらいつでも吸ってあげて良いのですが、よりよく吸えるタイミングがあるので、そのタイミングも見計らうとさらにがっつり鼻水がとれます。
- 小鼻の内側上部にある「鼻水ポイント」にシリコンノズルを向ける
- スッキリ吸引できるタイミングで吸引する
→風呂上がり・スチームで鼻を温める・ 温かい食べ物を食べた直後
吸引を短時間で終わらせたり、しつこいネバネバ鼻水がなかなか吸い取れない時には、付属の「ベビちゃんクリップ」を使って吸引力をアップして挑みます。
ベビちゃんクリップをギュッと握り、5秒ほど抑えた状態で、鼻にシリコンノズルを差し込み、手を離すとより強い力で手強い鼻水を吸い込んでくれます。
片付け
吸引が終わったら、片付けをします。メルシーポットは細かく分解でき、洗えるので清潔に保つことができます。
[ptimeline] [ti label=”STEP1″ title=”20cc程度の水を吸い上げる”]吸い上げた鼻水がチューブに残っているのでタンクに洗い流します[/ti] [ti label=”STEP2″ title=”本体から吸引ボトルごと取り外す”]本体から吸引ボトルごと取り外します[/ti] [ti label=”STEP3″ title=”吸引ボトルの中の水を捨てる”]吸引ボトルの中には鼻水と水が溜まっているので、流して捨てます[/ti] [ti label=”STEP4″ title=”部品を分解して洗う”]細かく分解できるので、中性洗剤を使って洗います[/ti] [ti label=”STEP5″ title=”乾かす”]洗い終わった部品を清潔な場所で置いておき、乾かします[/ti] [/ptimeline]現実問題として、毎回全てを分解して洗うことは難しいと思います。
付属のかんたんガイドには、シリコンノズルとノズルコネクターは毎回洗浄すること、その他の部品も最低でも1日1回はしっかり洗浄すること、と書かれているので僕は少しほっとしました。
できるときは分解して洗いますが、難しいときはシリコンノズルとノズルコネクターだけは洗うようにしています。ちなみに洗浄の際は泡スプレータイプの洗剤もあると、非常にかんたんです。
メルシーポット 良かった点
いつでも自宅で鼻詰まりを解消
自宅でこまめに鼻水を吸引できるので、通院して鼻水を吸ってもらうよりも生活の時間のロスを大幅に減らすことができました。
なかなか上手に鼻をかめない乳幼児、鼻詰まりをすすって中耳炎になってしまったり、息苦しくしっかりと寝れなくて体調不良が長引いたり…ほとんどのパパママが、耳鼻科に行って子どもの鼻水を吸ってもらった経験があると思います。もちろん我が家も同じです。
実は我が家、自宅の隣がかかりつけの耳鼻科。たぶん日本中のどのパパママよりも、耳鼻科には通いやすい環境かと思います。それでも仕事をあがって、子どもを保育園に迎えに行って…それから耳鼻科に行くと早くても待ち時間合わせて30分から1時間はかかります。きっと他の家庭ではもっと時間がかかると思います。
メルシーポットがあると、この耳鼻科通いの1時間が、準備含め5分で終わるようになりました。
平日夕方の通院が減らせることで、生まれる時間は本当にプライスレスです!
手動式にはない強力な吸引力
せっかく高額な電動鼻水吸引機を購入しても、鼻水をしっかり吸えないのなら意味がありません。
電動式の鼻水吸引機を買おうか検討されている方は間違いなく、この「吸引力」を求めていると思います。このメルシーポット、-83kPaとかなり吸引力がすごいです。耳鼻科レベルの吸引力で奥に詰まった鼻水も簡単に吸いとってくれます。
さらに詰まっているのが、サラサラの鼻水ではなくドロッとした鼻水の場合は「ベビちゃんクリップ」が活躍します。このクリップを使えば吸引パワーが高まるので、奥の方に溜まったあおっぱな(ネバネバの鼻水)も、「ジュゴッ」っと強力に吸い取ってくれます。
ちなみにもう少し吸引力を上げたかったり、0歳児など鼻の穴が小さく、デフォルトのシリコンノズルではうまく吸えない場合は、別売りのロングノズル『ボンジュール プラス』を使うと、さらに吸いやすくなります。
細かく分解して洗えるので衛生的
片付けの仕方でも説明しましたが、かなり細かく分解でき、水洗いできるので清潔に保つことができます。
部品が経年劣化などした場合はノズルやパッキンなど、別売りしているので必要なものだけ購入することができます。兄弟が増えるなどすると、長く使う可能性があるので、嬉しいです。
電動式としてはリーズナブル
手動式や乾電池で動くタイプのものと比較すると、もちろん高価な製品ではありますが、コンセントに繋げて電源を確保するタイプの中ではリーズナブルな価格と言えます。
これだけ鼻水を吸ってくれて、その上長く使えるので、コストパフォーマンスはかなり高いと思います。小さな子ども用のアイテムは成長に合わせて使えなくなることが多く、使える期間が短いものが多いですが、電動鼻水吸引機は、0歳から大人まで使えるので長く使えます。
兄弟がいれば尚更、使う機会は増えるので、コスパも上がってくると思います。
思ったよりも静か
僕もオクサンもメルシーポットS-504が手元に届き、実際に使ってみるまで、もっと音がうるさい製品かと思っていました。
しかし実際に使ってみると、思った以上に静か。日中であれば全く気になりません。夜中、兄弟が寝ている時などに使う場合は、昼間よりも少し音が気になるかと思います。
実際に我が家でも0歳のムスコ2号くんの鼻を寝ている間に吸いましたが、他は誰も起きませんでした。オクサン曰く、「日中よりは気になるけど、別に夜中に使っても問題ない程度。想像していたよりもずっと静か」とのことでした。
旧型のS-503が74.0dBなのに対して、新型のS-504は67.0dBまで抑えられているのはかなり嬉しいポイントです。
コンパクトでシンプルな本体
非常にコンパクトにまとめられています。
購入後、初めて自宅にメルシーポットが届いた時には、僕も奥さんも「思った以上に小さい」と言うのが共通の感想でした。
小さく、軽く作られているので、非常に扱いやすいです。我が家ではベビーベットに置きっぱなしにしています。
困ったの時のサポートが手厚い
専用のお客様サービスセンターがあり、困った時には電話でサポートしてくれます。電話対応は、実際にメルシーポットを使っているママ社員や鼻水吸引に詳しい社員の方々なので、安心して相談することができると思います。
医療機器として医療控除の対象となる
メルシーポットなどの電動鼻水吸引器は医療費控除の対象になります。医療費控除の対象には「医療用器具」も含まれており、メルシーポットもこの医療用器具に該当します。また、吸引チューブやノズルなどの部分品も同様に医療費控除の金額に含めることができます。
メルシーポットは医師の指示による購入でなくても医療費控除の対象となりますので、Amazonや楽天等のネットショップで購入した場合でも医療費控除の申請が可能です。
メルシーポット 残念だった点
僕自身がブログで製品を紹介するときには、良い点と悪い点をしっかりとお伝えして、納得して購入、子育てに役立ててもらえたら嬉しいと思っています。
しかし正直に言うとメルシーポットに関しては僕もオクサンも大満足していて、残念なポイントが見つかりません。
強いて言うなら、細かく分解して洗えるので清潔な反面、多少の手間ではあると思います。
ただ、誰だって食後は食器を洗いますし、哺乳瓶だって洗浄して消毒することを考えれば、それと同じ。「当たり前」のルーティンになってしまうので苦ではないです。
メルシーポットは電動鼻水吸引機のベストバイ
実は購入を決めるギリギリまで、オクサンとは他社の電動鼻水吸引機を買おうとしていました。
日々のメンテナンスの部分で、メルシーポットは吸引ボトルまでの全ての部品を細かくして洗わなければならないのが手間だと感じたからです。
ただ直前でメルシーポットに決めたのは口コミの違い。
他社のものはノズルのすぐ後ろに鼻水を溜めるタンクあったので日々の手入れは簡単な反面、しっかりチューブが乾いていないと、本体が壊れてしまうという口コミを見ました。きっと我が家では頻繁に使うことになると、しっかりと乾かずに使うこともあると考えて、メルシーポットに切り替えました。
結果として、メルシーポットを購入して大正解でした。
本当に毎日、活躍しています。小学生のムスメなんて、気になると自分で吸い始めています。
まとめ
今日は「【新型メルシーポットS-504 レビュー】電動鼻水吸引機の人気NO,1製品、メルシーポットは本当に良い?デメリットは?保育士でもある3児の父が実際に使ってレビュー!」について書いてきました。
メルシーポットは電動鼻水吸引機の中でも人気の高い製品。1万円を超える価格ではありますが、購入の満足度はかなり高く、「買ってよかった」と言う口コミも非常に多い製品です。
僕も第三子でついに購入、どうして早く買っておかなかったんだろうと思うほど、かんたんにしっかりと鼻水を吸ってくれます。
かなりおすすめの製品です。
以上、ヨッシーでした。