【BOSCH ZAMO 3 レビュー】引っ越しや模様替えで活躍!ボッシュのレーザー距離計の使い方を解説。
皆さん、こんにちは。ヨッシー(@papatoko1)です。
生活をしていて毎日、必要ではないけど時折、必要を感じるものはいくつかあると思います。
そんなものの一つが「長さを計測するもの」。
特に引っ越しや模様替えの際、新しい家具を購入する時など、家の中の様々な場所の中を測ったりする際に活躍するのが金属製のメジャーでした。
もちろん便利なものなのですが、僕は子どもが3人、日中は元気いっぱいなので、落ち着いて計測することはなかなか難しく…
家族が寝た後に一人で計測することが多いのですが、従来の金属製メジャーだと、長い距離や垂直方向など、一人ではうまく測れないシーンが多くありました。
そこで以前から気になっていたBOSCH(ボッシュ)のレーザー距離計『ZAMO3(ザーモ スリー)』を購入しました。
結論としては非常に便利だったので、みなさんに紹介したいと思います。
早速、見ていきましょう!
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BOSCH ZAMO 3 概要
レーザー距離計とは?
レーザー距離計は、レーザーポインターのようにレーザーを発射し、照射している場所までの距離を正確に測れるというもの。
電源を入れて、目標までレーザーを当てるだけで簡単に距離を計測してくれます。
BOSCH ZAMO 3について
そもそもBOSCH(ボッシュ)というメーカーは様々な電動工具などを扱うメーカー。
プロユースの製品を多く扱っていますが、今回紹介する『ZAMO 3』はプロ用というよりは家庭でDIYなどに使うことに向けて作られたような製品。
サイズは103×38×22mm、重さは電池を入れた状態で87g程度と小型軽量です。僕のように手の小さい男性や女性、誰にでも使いやすいサイズ感です。
デザインも悪くないので、家庭内で気軽に使うことができそうです。
電池は単4電池は2本で動きます。購入時、電池は同梱されていました。
基本的な使い方
『ZAMO 3』の使い方はシンプル。
本体のお尻の部分から、レーザーが当たっている場所までの距離を測定でき、測定範囲は15cm~20m、測定単位は1mm、測定精度は±3mmとなっています。
操作に必要なボタンは、たったひとつしかありません。
このボタンで電源のオンオフや、計測結果の記録などを行います。
電源を入れるとレーザーが照射され測定が開始されるので、あとは目標物に向けて当てるだけ。
測定にかかる時間は0.5秒なので、ほぼリアルタイムでレーザーが当たっている場所までの距離が分かります。サクサク計測できるので、かなりの時短。
そして測定中に電源ボタンを1回押すとレーザーが止まり、測定中の値がディスプレイに固定されます。メモをする際などに便利です。
ボタンを再度押すと、前回測定した値は上段に移り、レーザーが再び出て測定が可能になります。
2回目以降もボタンを押すことで測定値を固定でき、上段に表示されている前回の測定値と比較が可能です。
ただ、2つ以上は記録できないので、例えば幅×奥行×高さなど3ヶ所の測定をしたい場合は紙のメモなどに記録を落としていかなければならないので、その点は少し残念。
ただ、記録が2つまでという点には意味があって、前回と今回の2つの測定値が固定されている状態で、さらにボタンを素早く2回押すと、2つの値が掛け算されて、面積として表示されます。
これはなかなか便利です。
ワンボタンでの記録や面積の算出は、シンプルながらも嬉しい機能ですね。
アダプタで曲面、曲線を計測
シンプルな操作で直線距離を計測できるBOSCHのレーザー距離計『ZAMO 3』ですが、別売りのアダプタを購入すると曲面や曲線の計測ができるようになります。
テープアダプタとホイールアダプタの2種類が販売されています。
セット売りもありますし、本体含めそれぞれ別売りもあるので必要に応じて購入することができます。
アダプタはZAMO 3本体の上部、レーザー射出部の近くに取りつけます。
カバーを外すと出てくる、接点に接続することができます。
テープアダプタ
まずはテープアダプタです。
簡単に言うと裁縫用のメジャーのようなタイプです。
柔らかいテープを引き出して長さを測りますが、テープ自体にはメモリが振られておらず、真っ白です。※撮影用に伸ばした状態でテープで留めていますが、実際には留めることは出来ず、手を離せば「シュッ」と引っ込んでしまいます。
測定範囲は5mm~1.5m、測定精度は±1mmです。
測定はあくまで本体のテープ引き出し口とテープ先端(どちらも赤い印がある)との距離を測るもの。
伸ばした状態で固定できない点から、使い勝手は裁縫用メジャーと少し異なります。
ある程度の大きさのものであれば巻きつけて計測することができます。ただ、小さなものに巻きつけるような測定にはあまり向かないかもしれません。
1.5m以下であれば何かと便利。
例えば宅急便に発送する前に、段ボールの寸法を測るなどでも使いやすいと思います。
本体でのレーザー測距と同じく、ボタンを押すと測定値を固定、直近の2つの測定値の表示や面積の表示もできます。
ホイールアダプタ
続いてホイールアダプタです。
ホイールアダプターはコロコロと転がして、ホイールが転がった距離を測れるというものです。
直線だけでなく、複雑な形でも測ることができます。測定範囲は最大20m、測定精度は±5mmです。
真っ直ぐ走らせるのに少しコツが要ります。
こちらも測定結果の記録ができます。
ZAMO 3の長所・短所
ここまでZAMO 3本体単独での機能と、2種類のアダプタを使った機能を見てきました。
実際に使ってみて感じた使い勝手や長所・短所をまとめてみました。
【レーザー距離計】
基本となるレーザー距離計は対象物までの完全な直線を測る機能です。最大20mの距離も一人で簡単に、一瞬で計測できるので非常に便利でした。
個人的にはこの機能が使いたかったため、購入しました。
家の中の模様替えや家具などの新規購入の際などサクッと一人で計測できるのは、今後、かなりのシーンで活躍してくれる予感があります。
レーザーの射出部分からの距離ではなく、ZAMO 3の底面から距離の測定になる点が注意が必要で15cm以下の計測ができない点は注意が必要です。
あと、あくまでも対象物にレーザーを当てて、そこまでの距離を測るものなので、壁などのない場所や空間で計測したい場合などは、レーザーの当てる対象物を代用で置いてあげる必要があります。
【テープアダプタ】
テープアダプターは、1.5mまでという制限はありますが、レーザーを当てる壁が不要で曲線も測れる点が便利でした。
一般的なメジャーと比較して、「ないと困る」といったものではありませんが、計測したいものに合わせて、ボタンをピッと押してしまえば、結果が固定される点は優れていると感じました。一般的なメジャーを当てて目盛を読んで…といった手間がなくスピーディーに計測することが可能です。
レーザー距離計は室内空間の計測に便利な反面、例えばタンスやテーブル自体の大きさを計測するのは難しいです。
このテープアダプタがあれば、そんなレーザー距離計の弱みを補完してくれます。
【ホイールアダプタ】
ホイールアダプターは、ZAMO 3を使った計測の中で一番自由度が高く柔軟に計測ができる点がメリットと感じました。
一方で使い方にコツが要り、他の計測に比べて完全な直線として測定するのは難しいとも思います。
レーザー距離計のレーザーを当てることが難しい、中間の距離を測りたい時などに使えそうです。
金属メジャーはもういらない?
ではBoschの『ZAMO 3』があれば、一般的な金属メジャーはなくて済むのでしょうか?
結論から言うと「ZAMO 3と金属メジャーは得意なことが異なるのでどちらもあると良い」です。
『ZAMO 3』は便利ですが、途中に障害物のない状態での対象物までの距離の計測を得意としています。
クローゼットの内寸や、天井までの距離など高いところまでの計測は簡単に測ることができました。
壁から壁までなどの計測は得意です。
床に置くだけで、天井までの距離を簡単に測れます。
もう、わざわざ脚立に乗って、長く伸ばすとふにゃふにゃ曲がる金属メジャーを使って計測…なんて大変なことはしなくてすみます。
ディアウォールやラブリコなど、2×4(ツーバイフォー)の木材を使って棚などを作るDIYの時にも大活躍です。
反対にタンスそのものの外寸など、サイズを測りたい時などは、大きいものが対象だと、計測が難しいシーンが出てきます。
テープアダプタを使えば、1.5mまでは測れるので問題ないのですが、やはり1.5m以上の大きさをあるものを測る際には金属メジャーの方が便利です。
僕自身の生活ではホイールアダプタの必要性はあまり感じませんでしたが、ZAMO 3本体と、テープアダプタ、一般的な金属メジャーの3つがあれば家庭内で必要なほとんどのシーンに対応できると感じました。
まとめ
今日は「【BOSCH ZAMO 3 レビュー】引っ越しや模様替えで活躍!ボッシュのレーザー距離計の使い方を解説。」について書いてきました。
電動工具メーカーの製品ながら、シンプルな機能で手頃な価格の本製品。
アダプタの追加で機能の拡張もできるので、家庭内の模様替えや引っ越し、DIYなどのシーンでかなり便利に使えます。
金属メジャーもどちらも持っていれば、家庭内で必要なほとんどの計測シーンに対応できると思います。
お子さんの成長に合わせてチェストやベッドを買う、家具を買い替えるなどの時などにあると、かなり作業が捗ります!これ、かなりオススメです。
以上、ヨッシーでした。