【Sonos Roam レビュー】ソノス ロームは小型で高音質!だけど安くて防水性能もついたポータブルスマートスピーカー
皆さん、こんにちは。ヨッシー(@papatoko1)です。
今日はSonosから発売された新しいスマートスピーカーのお話です。
スマートスピーカーとはWi-Fiでインターネットに繋がっているスピーカーです。AlexaやGoogleアシスタントなどの音声アシスタント機能を搭載しており、音声で指示を出して音楽をかけたり、スマートリモコンと連携させることで音声で家電を操作したりできます。
きっと初めてのスマートスピーカーは5,000円以下で購入できるAmazonのEco DotやGoogleのGoogle Home Miniを購入する方が多いかと思います。
ただ、使い慣れてくると音質面での不満が出てきます。
そうなるとBOSEやSonosといった音響メーカーのスマートスピーカーが欲しくなります。
今日、紹介するのはSonosから発売された『Sonos Roam(ソノス ローム)』という新しいモデル。
Sonosという音響メーカーが作った製品で、スマートスピーカーに求められる機能をしっかりと押さえつつ、音質も満足いくレベルで、価格も2万円台前半で手頃と、かなり評判の良いモデルです。
実際に発売と同時に購入し、3ヶ月ほど使用したのでレビューしてみたいと思います。
早速、見ていきましょう!
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Sonos Roam 外観
外箱はクラフト感があり、なかなかオシャレです。
上蓋を開けると、ラッピングされた本体が現れます。
本体は三角柱の形でサイズは高さ168 × 幅62 × 奥行き60mmです。
横置きも可能で、使うシーンやインテリアに合わせて置き方も変えられます。
縦置きの側面=横置きの底面には横置きする場合のゴム足が4つ。
充電ポートはUSB-C。その横には電源ボタンが配置されています。
縦置きした天面には各種ボタンが配置されています。ボリューム+−、再生、マイクオンオフです。
底面はシリコン素材で滑りにくく仕上げてあります。
じつは別売りの充電スタンド(Sonos Wireless Chager)はこの底面にマグネットでくっつくようになっています。Qi規格でワイヤレス充電が可能です。
カラーリングはルナホワイトとシャドウブラックの2色展開です。
僕はルナホワイトを購入しましたが、シャドウブラックもなかなかかっこいいです。
Sonos Roam 特徴・スペック
Sonos Roamはとても魅力的な特徴を多く持ったスマートスピーカーです。
バッテリー内蔵のポータブルスマートスピーカー
『Sonos Roam』の1番の特徴はバッテリーを内蔵している小型のポータブルスピーカーでありながら、音声アシスタントを搭載したスマートスピーカーでもあるということ。
スマートスピーカーが世に出始めてから数年が経ち、生活の中にも馴染み始めてきました。
多くのスマートスピーカーが常時、電源につなげている必要がある中、いくつかのスマースピーカーはバッテリー内臓で持ち運びができるように進化しています。
実は僕は他にもポータブルスマートスピーカーを持っています。Boseの『Portable Home Speaker』です。音質面ではかなり満足度が高いのですが、サイズは少し大きめで価格も4万円台です。
上の写真でもわかるように、Boseのサイズは少し大きめです。
そのため、Boseの『SoundLink Mini II』というBluetoothスピーカーも持っています。こちらは小型で音質もなかなか、価格も2万円台です。
小型なのでアウトドアにも持って行ったことがあり、使い勝手も良いです。
ただ、こちらはあくまでBluetoothスピーカー。Wi-Fiでの接続や音声アシスタント機能もありません。
『Sonos Roam』はサイズはコンパクトながら、音質もしっかりとしたスマートスピーカーです。
バッテリー内蔵でコンパクトなので、家中どこでも運べます。
我が家ではキッチンに置いて音楽を聴きながら食器を洗ったり…
赤ちゃんの寝かしつけの時に枕元でオルゴールを流したりしています。
ムスメが習い事のダンス練習をする時に音楽をかけることもできますし、英語学習で音源を再生する時にも使えるなど、自宅内の様々なシーンに対応しているので、非常に便利です。
バッテリー容量は18 Whあり、1回の充電で最長10時間連続再生が可能です。
充電を忘れてしまった時も、充電を50%完了させるまでの所要時間はUSB-Cで1時間、ワイヤレスで2時間程です。
ちなみにSonos Roamはデフォルトで、使用していない状態で30分経過するとスリープモードになります。さらにバッテリセーバーをオンにすると、スリープモードにはならず、完全に電源がオフになります。こうすることで使用していない時にバッテリーを節約することができますが、Sonosアプリを開いてもSonos Roamは起動しなくなりますので、注意が必要です。
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程よい音質と自動チューニング機能
『Sonos Roam』は2万円台前半のスマートスピーカーとして、充分な音質を持っています。
もちろん5万円近いスピーカーと比較してしまうと物足りない部分はあります。実際、倍近い値段のするBoseの『Portable Home Speaker』と比較すると少し表現力は落ちる気がしますが、価格差ほどの性能差はありません。
よほど音質にこだわる人には物足りないこともあるかもしれませんが、一般的なユーザーや入門クラスのスマートスピーカーからステップアップしたい方にはかなり満足いく音質です。
さらにスマートフォンと接続することでアプリを使って、EQを調整することができます。高音や低音のバランスをそれぞれ10段階で好みに調整することが可能です。
そしてTrueplay™という自動チューニング機能がついているのも魅力です。この機能は本体のマイクを使って、音楽を聴いている場所や再生するコンテンツに合わせてサウンドをきめ細やかに調整し、完璧なバランスで音を鳴らしてくれるものです。
部屋を移動したり、自宅から持ち出した時にも自動的に音を調整してくれるので、環境に左右されることが少なく、好みの音質を楽しめます。
Wi-Fi & Bluetooth接続をシームレスで切り替え
『Sonos Roam』はWi-Fiネットワークを利用したスピーカーでもあり、Bluetoothスピーカーでもあります。
自宅ではWi-Fiネットワークに接続し、劣化の少ない音質で音楽を奏でてくれます。スマートフォンともWi-Fi経由で繋がるので接続が簡単、操作も簡単です。
反対にBluetooth接続は外出先ではとても便利です。こちらは多少、音質は下がりますが、どこでも使えるのがメリットです。
この2つの接続方法を比べると、やはり自宅では通常、WiFiでの接続がベストです。
Sonos Roamの凄さはこの2つを自動的に切り換え、自宅のネットワーク圏内ではWiFiを優先してくれるところです。
面倒な切り替えや繋ぎ直しがなく使えるので、かなり便利です。
アウトドアでも使える耐衝撃性能と防塵防塵性能
Sonos Roamは、落下や衝撃からスピーカーを保護するためのシリコン製エンドキャップを採用するなど、頑丈な設計になっています。
そして細かい粉塵からの耐性や水への耐性を示すIP規格に対応しており、その性能はIP67となっています。IP67とは6等級の防塵性能と7等級の防水性能を持つという意味です。
6等級の防塵性能は最もレベルが高く、「粉塵が内部に侵入しない」とされています。そして7等級の防水性能があるので水深1メートルで30分間の防水性を備えています。
頑丈な設計でほこりにも強いため、どんな場所にも安心して持ち出すことができます。
アウトドアシーンでも問題なく使えて安心ですし、普段の生活でも我が家ではお風呂で子どもの好きな音楽をかけたりして、大活躍です。
Qi規格のワイヤレス充電に対応
充電は本体のUSB-Cポートで行います。USB-Cなので高速な充電が可能です。
それ以外にもQi(チー)規格に対応しているので別途、Qi規格の充電器を用意すればワイヤレス充電することもできます。
Sonosからも純正のワイヤレス充電器『Sonos Roam Wireless Chager』が販売されています。
外箱はSono Roamと同様のテイストですね。
Sonos Roamと同じく三角形の充電器になっています。
Sonos Roam本体には付属していなかったアダプターもセットになっています。
このアクセサリーは本体底面にピタッと固定できるマグネット式で、簡単に充電することができます。
本体色と同様にブラックとホワイトの2色展開となっています。
2台編成で簡単にワイヤレスのステレオ環境を構築可能
『Sonos Roam』は単体でも満足のいく音質をもつモノラルスピーカーです。しかし、2台組み合わせることで、簡単により高音質なステレオサウンドを奏でてくれます。
アプリから簡単に2台のSonos Roam同士をWi-Fi接続する事ができ、よりきめの細かい、深みのある音響を楽しむ事ができます。
Wi-Fi経由のワイヤレス接続であることは非常に強みで、自宅内のどこでも好きな場所に移動してステレオサウンドを楽しむ事ができます。
対応音声アシスタントはAmazon Alexaのみ
『Sonos Roam』はただのスピーカーではなくスマートスピーカーです。そのため、音声アシスタント機能はもちろん搭載されていますが、対応しているのはAmazonのAlexaのみです。
多くのスマートスピーカーはAmazonのAlexaとGoogleのGoogleアシスタントに対応しており、ユーザーはどちらか2つから好きなサービスを選ぶことができます。
実はSonosのスマートスピーカーも日本以外ではGoogleアシスタントに対応しています。実際、アプリにもGoogleアシスタントの選択画面が表示されます。
しかし、Sonos Roamを日本で使う場合、残念ながら選べる音声アシスタントはAlexaのみとなっています。
2つの音声アシスタントが自宅内に混在すると、かなり混乱するのでGoogleアシスタントをメインで使っている方は購入には注意が必要です。
有線接続はできない
『Sonos Roam』はWi-FiとBluetoothのふたつのワイヤレス接続で使用する事ができます。一方で本体に外部接続の端子はついておらず、有線での接続はできません。
音源の入力は完全にワイヤレスに絞っており、例えばイヤホンジャック経由で有線接続で音楽を聞くなどの使い方は残念ながらできません。
スペック
その他のスペックについてもまとめてみました。
スペック | |
---|---|
サイズ | 168 × 62 × 60mm |
重量 | 0.43kg |
防塵防水性能 | IP67準拠の防塵防水性能(水深1mで最長30分の防水性能) |
カラー | ルナホワイト・シャドウブラック |
バッテリー | 18Wh(フル充電で最大10時間連続再生) |
充電 | USB-C、Qi認定ワイヤレス充電、Sonos Wireless Chager |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac 2.4GHZ、5GHZ |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
ワイヤレスストリーミング機能 | Apple AirPlay 2対応 |
音声アシスタント | Amazon Alexa |
CPU | クアッドコア 1.4 GHz A-53 |
メモリ | 1GB SDRAM 4GB NV |
対応する音楽ストリーミングサービスは?
『Sonos Roam』はスマートスピーカーなので、音楽ストリーミングサービスとの相性が抜群です。
このように音声だけで好きな音楽を再生できるのは非常に便利です。
音声で音楽を再生するためには、音楽ストリーミングサービスとの契約が必要です。Sonos Roamと連携して使える主要な音楽ストリーミングサービスは以下の通りです。
- Apple Music
- Amazon Music
- Spotfy
- YouTube Music
AirPlay2にも対応
『Sonos Roam』は同じWi-Fiネットワークに繋がっているiPhoneなどのApple製品と『AirPlay2』というで方式の接続し音楽を楽しめます。
AirPlay2はAppleのWi-Fi接続技術なので、基本的にアップル製品との接続で使える機能です。
AirPlay2はBluetooth接続と比較して、音質の劣化が少なく、高音質で音楽を楽しむ事ができるという特徴があります。
Bluetoothは近距離無線なので届く距離は10m程度、音飛びや遅延も多いです。離れれば離れるほど、音質は劣化します。一方、AirPlay2はWi-Fiが繋がっていれば、どれだけ離れていても操作でき、距離による劣化もありません。
そしてBluetoothスピーカーのようにわざわざスピーカーから電源のオンオフし、その度に接続し直す必要もなく、手元のスマートフォンから簡単にAirPlayでスピーカーにつながる事ができるので、とても楽ちんです。
この動画のように、多くのAirPlay2対応のスピーカーやAppleTV、AirMac Expressが常時待機をしているのでスピーカー側の電源を入れに行く必要がなく、手元の操作のみで接続できます。
接続の手間が要らなくなるので「ちょっと音楽をかけたいな」というときのフットワークが軽く音楽を聞く機会が増えます。
スマートスピーカーの音声操作だと、時折、希望する楽曲がかからない時がありますが、AirPlay2ならば音質は劣化せず、手元で好きな音楽を確実に選べるのでうまく使い分けています。
ちなみに我が家では子どもが食事中にテレビに夢中になってしまっていたので、テレビを消して、AirPlay2や音声アシスタントを使ってカフェミュージックなどをかけるようにしたところ、食事がだいぶスムーズになりました。
- Bluetooth接続と比較して、音質の劣化が少ない
- 接続がスマホなど、手元で簡単
- 複数のAirPlay2対応スピーカーに同時に接続できるため、簡単にステレオ環境が作れたり、複数の部屋で同じ音源を共有、再生できる。
- Wi-Fiがつながっている範囲内なら、距離に関係なく繋がる
※Bluetoothは10m程度まで - Apple製品でしか使えない機能のためBluetoothに比べて、凡庸性は低い
- Wi-Fiがないと使えない
このようにAirPlay2にはメリットもデメリットもあります。
ここで思い出してほしいのは、『Sonos Roam』はAirPlay2とBluetoothの両方で接続でき、シームレスに切り替えてくれる、ということ。
『Sonos Roam』はWi-Fi環境下では高音質で、ない環境ではBluetoothに切り替えて、便利に使う事ができるかなり便利なスピーカーです。
※Wi-Fiがない場所では音声操作や単体での音楽ストリーミング再生など、スマートスピーカーの機能は使えません。
実際に音源を再生してみる
では実際の音質は、どの程度のものでしょうか。
動画ではMacとAirPlay2で接続し、YouYubeから著作権フリーの楽曲を再生したものです。
このようにかなり高音と低音のバランスが良いスピーカーです。
まとめ
今日は「Sonos Roam レビュー】ソノス ロームは小型で高音質!だけど安くて防水性能もついたポータブルスマートスピーカー」について書いてきました。
Sonos Roamは手頃な価格ながら音質の良いスマートスピーカーです。防塵防滴、AirPlay2対応、Wi-Fi接続もBluetooth接続もできるかなり優秀な製品で、音楽も良い音で聴きたい方のスマートスピーカーのステップアップに最適な仕上がりとなっています。
かなりおすすめです。
以上、ヨッシーでした。