【Apple TV+ レビュー】Appleオリジナルの動画配信サービス『Apple TV+』の評判はいかに?価格やラインナップ、おすすめのコンテンツを検証!
皆さん、こんにちは。ヨッシー(@papatoko1)です。
今日はiPhoneやiPad、Macで有名なAppleが提供する動画配信サービス『Apple TV+』について紹介したいと思います。
Apple TV+は、日本でのサービス開始は2019年11月と非常に新しいサービスです。他社のように専業のVOD(ビデオオンデマンド)の会社ではないのですが、侮るなかれ。非常に魅力的なコンテンツがあるサービスとなっています。
ただ、日本では公式Twitterもなく、宣伝にも力が入れられていないのが現状。利用者も多くないイメージですが、無料期間もあり、実は非常に楽しめるコンテンツです。
その他、Appleの製品にも『Apple TV』があり、アプリにも『TV(りんごマークにtvのロゴ)』があったりと少し整理が必要ですね。
今回の記事ではそれらを整理し、Appleのオリジナル動画配信サービス『Apple TV+』の価格やサービス内容、気になるコンテンツのラインナップなどを紹介したいと思います。
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Apple TV+はAppleオリジナルの動画配信サービス
『Apple TV+』は2019年11月2日から日本でのサービスが開始された新しい動画配信サービスです。
以下、Apple TV+の公式サイト(Appleホームページ)となります。
Apple TV+皆さんは『Apple』という社名を聞いて、一体何をイメージするでしょうか?
実はApple、それらのヒット製品(ハード面)だけではなく、様々なコンテンツ(ソフト面)にも力を入れているんです。iTunes Storeでの音楽の有料配信や、TVアプリでの映像作品の有料配信がまさにそのソフト面での展開の部分でした。これらは音楽や動画の作品一つひとつを購入もしくはレンタルという都度、料金が発生するビジネスモデルでした。
その後、音楽では定額で聴き放題のサブスクリプションサービス『Apple Music』が登場しましたが、動画では定額見放題といったものはAppleとしては提供していませんでした。
そしてついに2019年11月にAppleがスタートした自社のオリジナル作品の見放題配信サービスが『Apple TV+』です。
この新しい動画配信サービス『Apple TV+』は『Apple TV』などの機器(ハードウェア)を使って、『Apple TV』アプリから視聴することができます。
整理しましょう。
①ハードウェア(機器)としてのApple TV
今までApple TVといえば、単純にこのApple製のストリーミングデバイスを意味していました。テレビに接続することで動画や写真を大画面で視聴したり、音楽を聴いたり、ゲームやスマートフォンのミラーリングができるというエンターテイメント製の高い端末です。
差別化のためにこれまでの『Apple TV』から、その性能によって『Apple TV HD』や『Apple TV 4K』と呼称も変化しています。
②ソフトウェア(アプリ)としてのApple TV
これは以前は『TV』という名称で提供されていたアプリを、2019年3月以降、ハードウェアと同様の『Apple TV』という名称に変更したものです。ハードウェアの方のApple TVやiPhoneなどのアプリで、有料動画のレンタルや購入、見放題作品の試聴が可能です。
③サービスとしてのApple TV(動画単品の購入やレンタル)
先ほど紹介したアプリを開くと、様々な動画(映画)のレンタルや購入が行えます。そのレンタル及び購入のサービス自体もApple TVを表現されています。
④サービスとしてのApple TV+(オリジナル作品の定額見放題)
Apple TVのサービスに月額の定額料金を追加することで利用できる新しいサービスです。今回、紹介するサブスクリプション制の動画配信サービスのことで、他社と異なり全てAppleのオリジナルの動画作品動画作品となります。
ひとつ注意が必要なのは、今までと同様にApple TVのサービスで購入やレンタルが可能だった作品は、これからも変わらずレンタルや購入が必要ということ。見放題なのはあくまでAppleのオリジナル作品ということになります。
そのため、他社が取り扱っているような一般作品(邦画・洋画・ドラマ作品)などは見放題では視聴することはできません。
とはいえ、Appleは今回の『Apple TV+』のサービスにはかなり力を入れており、監督や脚本、出演者にも超有名人を抜擢して作品作りを進めています。
現状でも、魅力的な作品が多く、今後の展開にも期待が高まります。
Apple TV+の料金
Apple TV+の利用料金は以下の2パターンからの選択となります。また、Apple製品を新規購入した人は購入から3ヶ月以内に登録することで1年間無料で視聴することが可能です。
【有料】通常料金:月額600円
もっともシンプルかつ基本的なプランです。月額600円ですが、年払いにすると6,000円となります。2割引きとまではいきませんが、かなりお得です。
そして初回加入の場合は7日間の無料期間があります。期間内に解約すれば、料金は発生しないので安心です。※解約手続きをしなければ、自動的に契約が更新され、料金が発生します。
【有料】セット料金:月額1,100円〜
これは2020年10月31日にスタートした『Apple One』というサービスの価格です。
Apple Oneとは、①iCloudの容量の増量、②Apple Music、③Apple Arcade、そして④Apple TV+の4種類がセットになったお得なプランのことです。
Apple Oneの個人プランは月額1,100円。上記、4つを全て個別に契約すると合計の月額は2,310円。なんと1,210円も割り引かれることになります。
ちなみに6名まで使えるファミリープランの場合、Apple Oneは1,850円、個別に契約すると3,080円なのでこちらも1,230円の割引となります。
個人、ファミリーどちらのプランもApple MusicとiCloud増量の料金分でApple TV+とApple Arcadeの2つが実質タダで使えるので、デメリットがまったくありません。
普段からこの2つを使用している人は絶対にApple Oneに切り替えた方がお得です。
【無料】Apple製品新規購入で1年間無料
Apple MusicもiCloudも使ってないけど、Apple TV+は見たい、という人にはこちらがオススメです。
現在、AppleはApple製品を新規購入するとApple TV+を1年間の無料で視聴する事が可能です。
対象となるApple製品は以下の通りです。
iPhone、iPad、Mac、Apple TV、iPod touch
こちらを利用すればゆっくりとApple TV+のコンテンツを楽しむ事ができますね。
※今まで無料利用できる期間を延長してきたAppleですが、2021年6月30日以降、今まで1年以上無料期間を延長してきた方は無料期間終了となることが発表されました。2021年7月1日以降は通常の料金が課金されますのでご注意ください。利用しない方はサブスクリプションの解約をしないと課金が開始されます。
※2021年6月30日までに対象機器をアクティベートして利用登録した人は利用期限までの1年間の無料利用が可能です。
Apple TV+の支払い方法
iPhoneなどでアプリを購入している方の中にはiTunesカードで支払っている方もいると思います。そんな方はApple TV+の支払いに関しては注意が必要となります。
現在、Apple TV+の利用料金の支払いはクレジットカード決済かキャリア決済のどちらかが必須となるとのこと。この点はご注意ください。
Apple TV+が視聴できる端末
では次に、Apple TV+を視聴できる端末にはいったいどのようなものがあるのでしょう?
もちろんApple製品なので多くのApple製品で視聴する事ができます。
【対応Apple製品で見る】
iPhone、iPad、iPod touch、Mac、Apple TV(第3世代、HD、4K)
【ストリーミングデバイスとテレビで見る】
Apple TV+アプリに対応した以下のストリーミングデバイスで、視聴可能です。
Amazon Fire TV、Android TV、google TV、Roku
【スマートテレビで見る】
Apple TV+アプリに対応した以下のメーカーのスマートテレビで、視聴可能です。
※下記のメーカーのテレビでも対応機種となっているかは各メーカーにご確認ください。
LG、Samsung、VIZIO、Sony
【ゲームコンソールで見る】
Apple TV+アプリに対応した以下のゲームコンソールで、視聴可能です。
Xbox One、Xbox Series X、Xbox Series S、PlayStation 4、PlayStation 5
【PCで見る】
Windows PC(Microsoft Surfaceを含む)、Chrome OSデバイス、またはAndroidデバイスでは、ChromeおよびFirefox Webブラウザで視聴する事ができます。
ちなみに、同時に視聴できるのはファミリー共有機能を使って最大6人となります。
【Fire TV Stick & Apple TV & Chromecast with Google TV 比較&レビュー】買うならどれ?性能・価格・アプリなどを3つを比較。
おすすめコンテンツ
残念ながら日本ではAppleTV+の宣伝に全く力が入れられていないのが現状です。公式Twitterも日本公式のものはありません。
その為、Apple TV+ではどのような内容のコンテンツが見られるのか、非常にわかりづらい状況です。
そこで、僕が見たおすすめの人気作品のおおよそのあらすじとApple TV+の公式Twitter(US版)のリンクを貼っていきます。
これで作品たちの魅力を少しイメージしてもらえるかと思います。
グレイハウンド
第二次世界大戦中の大西洋におけるアメリカ海軍の護送船団とドイツ海軍潜水艦Uボートの戦闘を描いたC・S・フォレスターの小説「駆逐艦キーリング」(The Good Shepherd 、1955年)をトム・ハンクス脚本・主演で映画化したものです。
当初は2020年に全米で劇場公開される予定でした。しかし、新型コロナウイルスの影響で公開中止。Appleがその配給権を手に入れ、Apple TV+で独占配信されることになった作品です。
アメリカ軍の駆逐艦グレイハウンドが、ドイツ海軍の潜水艦Uボートの攻撃から米軍船団を守り切れるのか。緊張感のある展開が魅力的な作品です。
時間も1時間31分、シリーズものでもないのでApple TV+を初めて利用する方が「お、Apple TV+、なかなかいいじゃん!」と感じてもらいやすい作品だと思います。
パンダのシズカ
『パンダのシズカ(原題Stillwater)』はジョン・J・ムースの絵本「Zen Shorts」を基に作られた子どもと一緒に楽しめるアニメシリーズです。※原作の絵本は『パンダのシズカくん』というタイトルで邦訳されています。
カール、アディ、マイケルの家の隣にはシズカという名のとても博識なパンダが住んでいます。3人はシズカと仲良くなって、おはなしをしてもらいながら、世の中のこと、自分のこと、そしてお互いのことを見つめ直していきます。
子どものアニメーションによくある刺激的な展開や大きな音、派手な色彩とは反対にある作品です。穏やかで優しい、それでいて引き込まれる内容には『東洋の禅の心』がテーマに取り入れられています(だからきっとパンダが主人公なんだと思います)。
例えば姉弟ゲンカをしてしまったアディとカール。気持ちを落ち着けようと禅を組んで呼吸を整えようとするアディの姿(結果的に失敗してしまいますが…)や考え方を変えるだけで状況が変わっていく様子など、子どもの心を整えたり、成長して親から離れていく子どもが自分の力でうまく生きていく、そんなヒントが多く盛り込まれているアニメです。
うちのムスメとムスコも気に入っています。
ほっこりとした雰囲気の中、子どもの力を伸ばせる「我が子に見せたいアニメ」です。
ザ・モーニングショー
朝の情報番組『ザ・モーニングショー』の裏側をめぐるヒューマンドラマ。
#Me Tooに端を発してさまざまな問題が噴出し、2018年からは「Time’s Up」運動が巻き起こるハリウッド。まさにそれを象徴したテーマの作品です。
朝の人気長寿番組の司会者ミッチが性的暴行の疑いで告発を受け、番組を降板させられる所から始まるストーリー。朝のニュース番組を舞台に、セクシャルハラスメントや職場における女性と男性、女性と女性の間で繰り広げられるパワーの競り合いが見どころとなっています。
登場人物がかなり個性的かつ癖もあり(かなり嫌なやつもいます)、視聴者はきっと自分の実生活と重ね合わせて「わかる、わかる」と引き込まれていきつつも、どこかコメディタッチで憎めない部分もある、そんな作品です。
Apple TV+でも人気の高い作品で、シーズン2の配信が決まってます。
テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく
アメフトのコーチであるテッド・ラッソが、サッカー未経験にも関わらず、英プレミアリーグのサッカーチームの監督に就任するところから始まる物語です。サッカーに関する知識も経験のないアメリカ人コーチが、チームの立て直しに奮闘するさまをコミカルかつハートフルに描がかれています。
主人公のテッド・ラッソの人柄が非常に魅力的で、視聴者も彼のことをどんどん好きになってしまいます。そんなテッド・ラッソを中心にバラバラだったチームが団結していく感動のストーリーです。
僕自身は海外サッカーが好きで見てみたのですが、ルールや戦術などは全く出てこず、あくまでコメディタッチのヒューマンドラマ。サッカーが好きとか嫌いとか関係なく、とにかく楽しめる作品でした。本当に一気見してしまいました。
実際に、シーズン1が世界配信されて以来、Apple TV+のオリジナルコンテンツとして史上最高の再生回数を更新しており、コメディ番組としても日本を含む世界50カ国で1位となっています。
2021年7月23日からはシーズン2の配信がスタート。さらにApple TV+最大のヒットドラマとなったため、Appleは早くもシーズン3の制作が決めました。非常に楽しみですね。
ゴーストライター
子ども向けのドラマ作品です。
幽霊が近所の書店にとり憑き、本の登場人物を現実世界に解き放ち始めてしまいます。幽霊がこの世で何をやり残したのかを突きとめるため、4人の子どもたちが力を合わせて不思議な謎を解き明かしていく不思議なストーリーです。
ゴースト(幽霊)を題材にしていますが、怖いストーリーではありません。少し不気味なキャラクターたちが登場しますが、小学生くらいのお子さんにおすすめの作品です。
レポーターガール
実在する9歳の記者ヒルデが過去に起こった事件の真相に迫る姿を追うミステリー作品です。
ブルックリンから小さな湖畔の町に引っ越してきた9歳の少女ヒルデ・リスコが、過去に起こったある事件の真相を追求することに。
真相に近づいていくにつれ、町の誰もが隠そうとするこの未解決事件を掘り起こすことになる小さなジャーナリスト。
事件に隠された真相や、隠された秘密はいったいなんなのか?
最後まで、その謎に引き込まれるミステリー作品となっています。
まとめ
今日は『【Apple TV+ レビュー】Appleオリジナルの動画配信サービス『Apple TV+』の評判はいかに?価格やラインナップ、おすすめのコンテンツを検証!』について書いてきました。
AppleTV+はiPhoneで有名なAppleが現在、力を入れてコンテンツを増やしているオリジナルの動画コンテンツのサブスクリプションサービス。
正直、日本ではきちんとした宣伝もされておらず、口コミもあまりありません。作品も全てオリジナルなので、どのような作品かもわからず、敬遠されている印象です。私自身、1年間の無料期間をほとんど放置していました。
しかし実際に視聴してみると、非常に面白く、魅力的な作品が数多く用意されているサービスでした。これからどんどん作品も増えていくと思います。Apple TV+はかなりおすすめです!
以上、ヨッシーでした。