【iPhone SE (第2世代)比較&レビュー】低価格、高性能、好サイズの新型iPhoneはSIMフリーモデルがお得

皆さん、こんにちは。ヨッシー(@papatoko1)です。
先日、発売されたAppleの「iPhone SE(第2世代)」。フラッグシップモデルのiPhone 11 Proよりも小さいながら、性能は高いと評判ですが、そんなiPhoneSEを購入しました。
我が家は夫婦共にiPhone 11 Proユーザーです。今年はまだ買い替えは検討していません。
そんな中、僕の母から「らくらくスマホ」の具合が良くないと連絡がありました。
どうやらアプリなどのデータでメモリがいっぱいらしく、数分間のうちに何度もお知らせが表示されます。

これは…もう無理だ。
そもそもメモリが多くないので、もはや限界と判断。色々と検討した結果、値段も手ごろなiPhone SE(第2世代)を購入することになりました。
購入したのはAppleStoreでホワイト128GBのSIMフリーモデル。さっそく見ていきましょう!
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iPhone SE(第2世代)の同梱物・外観
まずはiPhone SE(第2世代)の同梱物・外観についてみていきましょう。
同梱物






iPhone SE(第2世代)はiPhone8をベースにしているので付属のケーブルとアダプタはUSB-Aとなっています。フラッグシップモデルのiPhone 11 Proとは異なり、高速充電用のアダプタは付属していませんが、対応はしており、別途、対応アダプタを用意すれば高速充電も可能です。



外観
では外観について見ていきましょう。
ホワイト、ブラック、REDの3色からホワイトを選びました。





カメラを保護するためにはケースの着用が必須といえるデザインです。

iPhone8をベースにしているので側面はアルミ製です。ステンレススチール製のiPhone 11 Proと比較すると高級感はありませんが、かわいらしいホワイトのカラーリングとガラス製の艶のある背面との組み合わせは、よりポップで気軽に扱える印象です。
iPhone SE(第2世代)は背面がすりガラス風のiPhone 11 Proと比較して、艶がありかわいらしい雰囲気です。
ホワイトではそこまで気になりませんが、ブラックだと指紋が気になるかも知れません。
iPhone SEとその他iPhoneとの比較
サイズ比較
では、本体のサイズや重量を比較してみましょう。
11 Pro | 11 | SE(第2世代) | |
ディスプレイ | 5.8インチ有機EL (Super Retina XDR) | 6.1インチ液晶 (Liquid Retina HD) | 4.7インチ液晶 (Retina HD) |
解像度 | 2436×1125 | 1792×828 | 1334×750 |
サイズ | 71.4×144.0×8.1mm | 75.7×150.9×8.3 mm | 67.3×138.4×7.3mm |
重さ | 188g | 194g | 148g |
ホームボタン=Touch IDのあるiPhone SE(第2世代)とホームボタンのないiPhone 11 Proは液晶サイズにも違いがあります。
以前、iPhone7を使っており、その後iPhone 11 Proに機種変更をした僕は当時のサイズアップに最初は少し戸惑いましたが、すぐに慣れました。
しかし、改めてiPhone7と同サイズのiPhone SE(第2世代)を手に持つと、非常にしっくりときます。
やっぱり、操作しやすい。ちょうどいい。

男性としては手の小さい僕の感覚なので一概には言えませんが、での小さな人にはかなりしっくりくるサイズ感だと思います。
ディスプレイ比較
iPhone SE(第2世代) は4.7インチ液晶ディスプレイを搭載しています。iPhone 11 Proは5.8インチ有機ELディスプレイが採用されているので、見え方や質感はモデル選択の大きなポイントになると思います。
iPhone SE(第2世代)は持ちやすい反面、下の写真のiPhone7と同サイズの液晶なので、表示領域は狭くなります。

11 Proの有機ELディスプレイは非常に発色が良いので、SE(第2世代)の液晶ディスプレイは若干、鮮やかさに欠けるように見えてしまいますが、実際はSE(第2世代)もなかなかきれいです。
このようにディスプレイの違いとカメラ性能の違いがSE(第2世代)と11 Proの大きな違いになります。
ちなみに僕は液晶の保護フィルムはガイド用フレーム付きのものが簡単にまっすぐ貼れておすすめです。
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Face ID とTouch IDの比較
iPhone 11 ProやiPhone 11はFace ID搭載です。一方、SE(第2世代)はTouch ID搭載となります。
①Touch IDはホームボタンを押さえてからロック解除までのスピードはFace IDと同等に早いです。
②ApplePay使用時などは指先をホームボタンまで持っていき、指紋を読み取らせるため、多少時間がかかります。
③風呂上がりや指が濡れているときは指紋認証が発動しません。
④マスクをしていても大丈夫。でも手袋はNG。
①Face IDの認識は早く、素早くロックを解除することができます。ただ、ロック解除だけでみると指紋認証であるTouch IDも速さでは同等に感じます。
②パスワードの呼び出しやApplePay使用時では指をホームボタンに移動して重ねる手間がなくなり、画面を見るだけなので格段にスピードアップ。Face IDのメリットを感じます。
③iPhoneの斜め下からなど角度によってはカメラが遠く、Face IDが発動しない。
④マスク着用時、Face IDは機能せず、手動でのパスワード入力が必要です。ただ、手袋をしていても問題ないのは嬉しいです。
このようにみると双方メリットとデメリットがあるように感じます。
Face IDも良いですが、どちらも使用したことがある僕としては「今」はTouch IDがオススメです。
新型コロナウイルス対策でマスクの着用機会が増え、正直、Face IDでロック解除できないことが当たり前のようになっています。
そしてTouch IDの場合、コンビニの支払いでApplePayで支払おうとすると、マスクを外して画面を見ながらサイドボタンをダブルクリックしなければなりません。

これ、かなり面倒です。
そのような点から今はTouch ID搭載のiPhone SE(第2世代)が非常に便利です。
A13チップ搭載で廉価なのに高性能
iPhone SE(第2世代)のウリは「見た目はiPhone8、中身はiPhone11や11 Proと同じA13 Bionicチップ搭載、それなのに安い」ということです。
iPhone 11 Proが搭載するCPUはA13というものを採用しています。

iPhone SE(第2世代)もA13です。
CPUとは人間でいう脳の役割を果たすので、この部分が最新で高性能であると、さまざまな処理の速度が増したり、省エネで仕事をしたりするのでバッテリーの持ちが良くなったりします。
最速のCPUスマートフォンの中で最速
Apple.com
CPUの2つの高性能コアは最大20%速く、消費電力は最大30%少なく。4つの高効率コアは最大20%速く、消費電力は最大40%少なく。
実際にはCPUが同じでもメインメモリが11や11 Proの方が優れており、その点では差があるのですが、実際の処理性能としては日常使用でそこまで大きな差は感じられませんでした。
5万円を切る価格設定でここまでの性能であるということは、かなりコストパフォーマンスに優れています。
バッテリー性能
Appleは公式にはバッテリーの正確な容量を公開していません。しかし、CPUやディスプレイの省電力化で、バッテリーの持ちがさらに良くなっています。
iPhone SE(第2世代):ビデオ再生13時間
iPhone7:ビデオ再生13時間
iPhone8/8Plus:ビデオ再生13時間/14時間
iPhoneX:ビデオ再生13時間
iPhoneXR:ビデオ再生16時間
iPhoneXS/XS Max:ビデオ再生14時間/15時間
iPhone11:ビデオ再生17時間
iPhone11Pro/Pro Max:ビデオ再生18時間/20時間
このようにSE(第2世代)は本体のサイズが小さいことで、内蔵のバッテリーも小さくなっているようです。
高速充電
iPhone SE(第2世代)は高速充電に対応しています。
ただiPhone 11 Proには標準で付属していた「高速充電用のアダプタ」は付属していないので別途18W以上の出力のアダプタを用意する必要があります。
高速充電に対応したアダプタを使用すると、50%のバッテリーを約30分で充電してくれます。
Qi(チー)ワイヤレス充電
ワイヤレス充電の規格の一つであるQi(チー)に対応しています。
こちらも購入時には付属していませんが、別途、Qi対応の充電器を購入するとケーブルを繋げなくても、充電器の上に置くだけで充電をしてくれます。

Qi充電器は1000円〜3000円程度のものが多いです。Belkin BOOST UP ワイヤレス充電パッドです。
ほんの一手間ですが、あると非常に便利です。
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防水性能
3年前、IPhone7から導入された防水機能も年々強化されています。
iPhone SE(第2世代):IP67等級(水深1mで30分)
iPhone7:IP67等級(水深1mで30分)
iPhone8/8Plus:IP67等級(水深1mで30分)
iPhoneX:IP67等級(水深1mで30分)
iPhoneXR:IP67等級(水深1mで30分)
iPhoneXS/XS Max:IP68等級(水深2mで30分)
iPhone11:IP68等級(水深2mで30分)
iPhone11Pro/Pro Max:IP68等級(水深4mで30分)
このようにiPhone SE(第2世代)は水深1mに30分沈めても耐えられる性能があります。
防水機能は今や必須。海や川でも水没の心配なく撮影できるね。


僕はお風呂でスマホが気分転換の時間です。
1,200万画素シングルカメラ
iPhone SE(第2世代)が低価格で販売できる大きなポイントが「カメラ機能の割り切り」です。
f値1.8広角カメラ
タピオカカメラと呼ばれる広角・超広角・望遠のトリプルカメラを搭載しているiPhone 11 Proに対し、iPhone SE(第2世代)は広角のシングルカメラのみとなっています。
画素数は共に、1,200万画素と同等です。

インカメラ(内側のカメラ)はフラッグシップモデルのiPhone 11 Proの1,200万画素に対してiPhone SE(第2世代)は700万画素となっています。
ナイトモードは非搭載
iPhone 11 ProやiPhone 11との大きな違いは暗い場所で撮影する時に自動的にシャッタースピードを調整し、明るい写真を撮ってくれる、ナイトモードを搭載していない、という点です。


このようにiPhone 11 Proでは手振れを抑えた明るい夜間撮影が行えますが、iPhone SE(第2世代)ではナイトモードがないため、夜間撮影では少し性能が劣ります。
とは言いつつも、カメラ性能も日中の撮影においては絵づくりとしては遜色ないので、カメラに高性能を求めない人にとっては十分な性能を持っています。
まとめ
今日は「【iPhone SE (第2世代)比較&レビュー】低価格、高性能、好サイズの新型iPhoneはSIMフリーモデルがお得」を書いてきました。
iPhone SE(第2世代)はiPhone8をベースにA13チップを積んだ、コンパクトで高性能なiPhoneです。
もちろんフラッグシップモデルであるiPhone 11 Proと比較すれば、劣る点も多少あります。
しかし、4.7インチ液晶のサイズ感は女性でも片手で扱いやすく、大型が進むiPhoneの中でも異彩を放ちます。
マスクを着用する生活の中では指紋でロック解除ができるTouch IDは非常に便利で、際注目を集めています。
「廉価版」と言ってしまうにはあまりに多くのメリットがあり、iPhone 11やiPhone 11 Proと同等に並ぶ、選択肢の一つといえる完成度です。
以上、ヨッシーでした。