【Dyson Cyclone V10 Fluffy(BLACK)レビュー】ダイソンのコードレスクリーナーは1世代前がベストバイ
皆さん、こんにちは。ヨッシーです。我が家で悲劇が起きました。
ここ、5年ほど我が家で活躍してくれていたコードレスクリーナー、「Dyson DC62」。そんなダイソン君、バッテリーの持ちが非常に悪くなってしまったのです。
パパァ…最近、ダイソン君、ダメだよ…
とうとう「強」モードで使うと、フル充電でも1分持たず。「通常モード」でも5分持ちません。
本当だ…予期せぬ出費、痛すぎるよ…
まず、検討したのがバッテリー交換。
純正品は税込8,800円。
しかし、うちはアダプタのラバーが破れており、こちらも買い換えると5,000円程度。
合わせると14,000円程度の出費。
5年前の機種に14,000円を出して今後、どれほど使えるのかを考えると躊躇してしまいました。
むむむ…これなら買い替えもありだなぁ。
そこで現在販売中のモデルをリサーチしてみることに。
現在のフラッグシップモデル、「V11」は…魅力的だけれど、予算的には厳しい。
最新かつ日本限定販売の「V8 Slim」は軽くて取り回しも良いけど、まだまだ価格が高い上に、モーターも2世代前のV8…
というわけで、価格も手頃になってきた1世代前のモデルでオンライン限定のセット「Dyson Cyclone V10 Fluffy(BLACK)」を購入することになりました。
公式オンラインストアはこちらからDyson Cyclone V10 概要
「Dyson Cyclone V10」は2018年3月に発売されたモデルです。
今回、僕が購入したのはブラックフライデー限定のブラックモデルです。
もう1世代前の「V8」から様々な進化があり、性能があがっています。
Dysonは搭載されたモーター名がそのまま製品名になっています。そして実は「V9」モーターを搭載した掃除機はありません。
「V9」はDyson製のヘアドライヤーに搭載されてたモーターのため、掃除機では「V8」の次は「V10」となっています。
製品名の由来にもなっている「ダイソン デジタルモーター V10」を内蔵しており、小型かつ軽量でありながら毎分最大125,000回転のパワフルな吸引力を生み出してくれます。
前世代までとは大きく違うのが、部品の配置です。クリアビン(ダストボックス)、サイクロン、モーターが直線的な配置されています。この配置とダイソン デジタルモーター V10との相乗効果でもう1世代前のDyson V8より吸引力が向上しています。
捕集力の高い製品設計で0.3ミクロンもの微細な粒子を99.97%捕らえてくれます。そのため部屋の空気よりもきれいな空気を排出してくれます。
窓を開けずに掃除しても大丈夫!
その他にも静音性が上がっており、運転音が抑えられていたり、運転時間が最大60分まで延びていたりとなかなか魅力的です。
<Dyson Cyclone V11>
2019年3月に発売され、最新のモーターを積んだ「Dyson Cyclone V11」はさらに進化しています。
最新の「ダイソン デジタルモーター V11」は「V10」に比べて25%も吸引力が向上し、11%も運転音が減少しています。
そして今本体には電池残量や残りの運転時間を表示してくれる液晶ディスプレイがついています。
お財布に余裕があるなら最新機種は満足度高いです。
Dyson Cyclone V10 Fluffy(BLACK)外観・同梱物
外観
外箱です。やはり新しいダイソン、ワクワクします。
今回はブラックモデルです。パープルやピンク、ブルーのイメージが強いダイソンですが、落ち着いていてなかなか良い色です。
V10からパイプ・モーターが直列で繋がるようになったため、少し見た目が変わりました。
吸引の強さは3段階。
変更もしやすく、「今はどの強さなのか」が一目でわかります。
バッテリーの残量も表示され、効率的に掃除が進められます。
右下の赤いロックを外して、ダストビン(ゴミを集めるスペース)を引っ張ると…
蓋が開き、ゴミを廃棄できます。その際、フィルターについて埃もこそぎ落とす機構になっています。
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同梱物
実はDysonの製品は本体と同梱されている付属品の数によって、製品名が変わります。
本体自体は「V◯◯」というモデル名が同じならば性能は同じです。しかし付属品(アタッチメント)を変えることで、より幅広い用途に使えるようになりますが、その分高額になります。
自分の使い方や環境に必要な付属品を考えてから購入するといいね。
そうだね。高額の商品を買って宝の持ち腐れはもったいないね。
例えば今回、僕が購入した「Dyson Cyclone V10 Fluffy(BLACK)」はオンライン限定の特別なセットなので、価格が抑えられている分、通常の「Dyson Cyclone V10 Fluffy」のセットとは付属品が異なります。
そのため、収納フロアドックやミニソフトブラシ、延長ホースは付属していません。
公式オンラインストア限定「Dyson Cyclone V10 Fluffy(BLACK)」はこちらからでは、今回購入した「Dyson Cyclone V10 Fluffy(BLACK)」の付属品やアタッチメントを見てみましょう。
公式オンラインストア限定「Dyson Cyclone V10 Fluffy(BLACK)」はこちらから充電用ACアダプタ
こちらは本体に直接挿したり、収納用ブラケットや収納フロアドッグ(モデルにより付属)と組み合わせて使います。
収納用ブラケット
ACアダプタコードと組み合わせて使います。付属のネジで壁に取りつけることで、ダイソンを壁付収納できるようになるものです。
我が家は壁に穴を開けるのには抵抗があったので、2×4(ツーバイフォー)の角材で簡単にダイソンスタンドをDIYしました。
ソフトローラークリーナーヘッド
ダイソンの基本となるヘッドです。通常の掃除ではこれを使います。ナイロンフェルトとカーボンファイバーブラシでできており、細かい埃も大きなゴミもしっかりと吸いとってくれます。
基本的にはオールラウンドですが、特にフローリングに強いヘッドです。
ただ、毛足の長いマットにはあまり向いていません。
ミニモーターヘッド
こちらはモーター搭載のナイロンブラシのヘッドです。
布製品全般に強いのが特徴です。ベッドや布団、ソファーを掃除する時に使うと、驚く程、ゴミが集まります。
隙間ノズル
狭い隙間や届きにくい場所の掃除に活用できます。
溝にも強いため、家具の隙間や窓の桟(さん)などの掃除に強いノズルです。
コンビネーションノズル
先端に柔らかいブラシがついており、ブラシを出したり引っ込めたりすることができます。
例えば、パソコンのキーボードや家具・家電、フィルターなど掃除する際に使い勝手が良いです。
また、大きな固形物を吸う時にも便利です。
子どもがコーンフレークをこぼした時とか!
オンライン限定特典
フレキシブル隙間ノズル
今回は公式ストアで購入したので、限定特典としてフレキシブル隙間ノズルが付いてきました。※通常、5,500円する製品です。
こちらは伸ばしたり曲げたりすることができるので狭いところや角度があるとところを掃除をするのに活躍します。
車の清掃にも活躍するノズルです。
Dyson Cyclone V10 Fluffy 設置
ダイソンを使う前に、壁付ブラケットを設置します。
でも、壁には穴を開けたくない…
なので我が家はDIYでダイソンを設置する柱を作ってあります。
これはホームセンターで売っている2×4(ツーバイフォー)の木材を使って、突っ張りの柱や別パーツの購入で棚を組んだりできる岩井産業の「ディアウォール」という商品です。
壁や天井に穴が開かなくていいね!
そのメリットは価格。
2×4の角材は400円程度。ディアウォールも1100円程度で売られているので、合計1500円前後で設置用の柱が完成します。
天井部分のパーツにはバネが入っていて、押し付けると少し縮みます。
足部分はしっかり滑りません。
以前に設置していた「Dyson DC62」の穴と位置が変わりません。
しかし、新しく付属していたネジは以前よりも大きく長いため、貫通してしまうことがわかりました。
ダイソンの掃除機自体が以前より重くなっているため、より強力に固定する必要があるのかと思います。
ただ、僕は旧機種のネジで固定してしまいました。
あくまで自己責任です。
充電用のACアダプタを組み込んだブラケットの蓋を閉めると完成です。
無事に設置できました。
なお、Dyson純正のスタンドが付属しているモデルも販売されています。
しかし、僕が初めてダイソンを買った5年ほど前では、ダイソン充電用のスタンドはほとんど売っていなかったため、自作をした経緯があります。
現在では、4000円程度から様々なスタンドが売られていますので、そちらを購入するのも良いかと思います。
Dyson Cyclone V10 Fluffy 使用感
では、実際に使用した感想です。
僕のように買い替えのユーザーにとっては、以前使用していたDC62と比べて本体サイズや重さがアップしていることもあり、特に使用時に感じる重さが心配でした。
次の5点について見ていきたいと思います。
①体感としての重さ
②作動時の音の大きさ
③吸引力
④ゴミ捨て・フィルター掃除
⑤バッテリー持続時間
①体感としての重さ
掃除機に関しては、実際の重さよりも体感の重さが重要です。パイプの長さ、ヘッドの重量などの組み合わせで「重さの感じ方」が変わってきます。
実は最後まで「V8 Slim」と悩んだのはこの点でした。V10やV11は重たいのではないか。僕だけでなく、奥さんも使うため、出来るだけ軽い方がいいのでは…と思っていました。
それでもV10を購入した結果は…
うん。全然、大丈夫だよ。
とのことです。
重すぎないポイントは以下の通りです。
・確かに本体は持ち上げると重い。しかし、実際の使用は先端は床に置いて、押すだけ→持ち上げない。
・以前のモデルよりヘッドの動きか滑らかで方向転換もしやすいため、軽く動かせる。
・吸引力が強く、一往復できれいにしてくれる。結果的に掃除の時間も短くできる。
というわけで、実際の使用では僕も奥さんも、重さを苦になることもなく使用することができました。
②作動時の音の大きさ
実感としては以前使用していた「DC62」より静音性が上がっています。
奥さんが使ってみて最初に発した一言が…
あ、前のより静か!
でした。
「MAX(強)」で使用すると、さすがに音は大きいです。ですが、通常の使用では「中」で十分なので音も抑えられます。
「ダイソンは音がうるさい」と言われがちです。実際、音は大きめだとは思いますが、コードがあるタイプの掃除機よりも音源=掃除機本体が耳の近くにあることも原因かと思います。
③吸引力
吸引力は流石の一言。
掃除のポイントは細かく行ったり来たりさせず、ゆっくりと真っ直ぐに進むだけ。それだけで細かいゴミは全て吸い取ってくれます。
ヘッドの性能も向上しており、粒の大きい固形物もヘッドを浮かせて上から抑える必要がなく、そのまま前に進むだけで吸い込まれていきます。
そして通常のフローリングの掃除はもちろんですが、ソファを掃除するとその吸引力には驚かされます。子どもが二人がおり、奥さんもアレルギー持ち。ソファなど洗えないものは、ダニが心配だったりします。
モードをマックスにしたダイソン+ミニモーターヘッドで掃除すると、驚くほどゴミが集まります。
MAXでソファの上を1〜2分、掃除するだけでこんなにも多くの埃が集まります。
汚くて申し訳ないのですが、吸引力の凄さを伝えたくて。
こんなにたくさんですが、これはソファの埃のみです。
これはすごい…
④ゴミ捨て・フィルター掃除
ゴミ捨ての際はパイプを外す手間が必要です。
その後、本体の赤いロックを外し、ダストビン自体を引き出すと蓋が開き、ゴミが排出されます。
その際にはスクレイパーがダストビン内部、銀色のフィルターについた細かな埃を落としてくれるのは嬉しい進化でした。
本体後方にある青い排気フィルターは定期的に掃除をする必要があります。水洗いができるので衛生的に保つことができます。
フィルターのおかげで、排気が綺麗なので窓を開けなくてオッケー!
⑤バッテリー持続時間
カタログスペックでは最長60分となっています。これは弱モードで使用した場合のようです。
我が家では基本を中モードにしているので確実に、この数値より短くなります。体感としては30分程度です。
MAXモードだと10分から15分といったところだと思います。
とはいえ、ずっとMAXモードで使用する状況はあまり多くないと思います。我が家にとっては十分なバッテリーでした。
まとめ
今日は「【Dyson Cyclone V10 Fluffy(BLACK)レビュー】ダイソンのコードレスクリーナーは1世代前がベストバイ」について見てきました。
Dyson Cyclone V10 FluffyはV10モーターを搭載しているため吸引力も高く、バッテリー持ちも最長60分となりました。静音性も上がっており、確実に進化しているな、と感じます。
人気のダイソンのコードレスクリーナーは性能は素晴らしいですが、最新モデルはその価格がネック。
1世代前のモデルならば価格も下がり、性能も高いのでおすすめです。
以上、ヨッシーでした。