【GoPro HERO10 レビュー】子育て必須アイテム!小型軽量、濡れても落としても大丈夫。これからの子どもの記録はアクションカムがオススメ!
皆さん、こんにちは。ヨッシー(@papatoko1)です。
今日は2021年9月に発売された新しいアクションカム『GoPro HERO10』を紹介したいと思います。
皆さんはお子さんの成長の記録にはどのような機器を使っているでしょうか?スマホカメラも高機能化してほとんどがスマホですんでしまうことも事実ですが、やはりここぞというときには綺麗な映像を残したいと思いますよね。
きっとお子さんが産まれるタイミングなどで「ビデオカメラ」を購入される家庭も多いと思います。
発表会や運動会などではかなり活躍するのですが、大きさもそれなりでイベント以外に持ち出す機会がありません。子どもと出かけるときには荷物も多くなりがちで、荷物にビデオカメラを加える余裕なんてありません。
ましてや、活発になる子どもを追いかけながら撮影なんて無理!
そんな我が家は数年前、スポーツシーンやテレビ業界で活躍するアクションカムである『GoPro』を購入したことで子どもの成長記録が劇的に変化しました。
今回、初めて購入した『GoPro HERO7』から『GoPro HERO10』に買い替えたので、少し過去の機種と比較もしながら紹介したいと思います。
早速、見ていきましょう!
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子育て記録にGoProがおすすめな理由
『GoPro HERO10』本体を紹介する前に、GoProって何なのか、そして子育て記録にGoProをお勧めする理由をお伝えしたいと思います。
必要ないよって方は、飛ばしてください。
GoPro=アクションカムって何?
もともとGoProといえば、サーフィンやスノーボード、自転車競技などスポーツシーンで活躍するカメラ=アクションカムのイメージかと思います。
ウェアラブルカメラは通常のビデオカメラとは違い、小型で軽量なので、ヘルメットやバンドを使って体につける(着る=ウェア)事ができます。
人だけではなく、自転車やバイクのハンドル、サーフボードやスノーボード等にもくっつけて撮影することができます。そして過酷な環境で使うことを想定してるので、耐衝撃性や防塵防水性が非常に高いです。
また、様々なマウントやアクセサリーキットがあり、使い方の幅が非常に広い事が特徴です。実はその頑丈さだけではなく、映像の綺麗さもかなり優秀です。
そのため、TVやYouTubeの撮影に使われることも多いです。
子どもの記録にGoProがよい5つの理由
とにかく僕は子育てする家庭に、お子さんの記録用のビデオカメラにGoProシリーズをオススメしています。
そのオススメポイントは5つ!
- 映像が綺麗
- 小さくて軽いので持ち歩きが苦じゃない
- 手ぶれ補正がかなりすごい
- 防滴防塵で海や川、砂もへっちゃら
- 写真も撮れる
1.映像が綺麗
とにかく映像が綺麗に撮れます。GoProといえば、その『GoProカラー』と呼ばれる鮮やかな色彩。
GoProで撮ると空が青く、緑が濃く、赤や黄色の花が色鮮やかに撮れます。もちろんお子さんも綺麗に撮れるのですごく綺麗な映像が残せます。
2.小さくて軽いので持ち運びが苦じゃない
初めて子どもが生まれる事がわかった時、一般的なビデオカメラを購入しました。
もちろんこのようなビデオカメラも活躍するのですが、大きく重たいです。そして壊さないように気をつけねばならない事も多く…あくまで発表会や運動会などの「行事用」になってしまいました。
その点、GoProはビデオカメラと比べるとかなり小型。ビデオカメラはポケットには入りませんが、GoProは上着やズボンのポケットにスッと入ってしまいます。
3.手ぶれ補正がかなりすごい
そして「手振れ補正の強さ」もお勧めする理由の一つです。
子どもが大きくなるにつれて、より元気に活発になっていきます。今までは自分の側にいて、目が離せなかった子も、走り回るようになり大人の方が追いつくのが必死です。
そんな様子を記録しようとする時、GoPro独自の手ぶれ補正システム『HyperSmooth(ハイパースムーズ)』がかなり優秀で、走り回ったり、飛び跳ねたりする子どもを追いかけて撮影するのに、大活躍してくれます。
近頃はスマートフォンでも綺麗な動画は撮れますが、GoProの手ぶれ補正には敵いません。
4.防滴防塵で海や川、砂もへっちゃら
子供が大きくなると動きの激しさだけでなく、活動場所の幅も広がっていきます。そのため砂や泥だけでなく、水辺で活動も増えてくると「カメラ自身の耐久性」も重要です。
僕自身はコロナ禍以前の2019年にGoProを持って沖縄に家族旅行に行きました。海やプールでも全く問題なく、子どもたちの姿が記録できましたし、完全にGoProを海の中に入れてしまった水中撮影もできてしまいます。
最近は残念ながら旅行はできていませんが、近所の川遊びの様子もこのように記録に残せました。
5.写真も撮れる
動画撮影のイメージが強いGoProですが、写真も撮れます。
GoPro HERO10では画素数が23Mピクセル(2,300万画素)となり、かなり高精細な写真が残せます。※比較としてiPhone13/13Proは12Mピクセル(1,200万画素)です。
アクションカムなので動体(動きのある被写体)を撮影しようとしてもブレづらいです。海やプールで撮影をする際、写真も動画もこれひとつで撮影できるGoProはかなり活躍します。
GoPro HERO10 外観
外箱です。
パッケージをとると専用のカメラケースが出てきます。
開けると中から、本体や充電ケーブルなどが出てきます。
本体です。今回はGoProのロゴや、機種番号(ナンバリング)の「10」は全て青色になりました。
正面には23.6MPセンサーを搭載したレンズと前面の1.4インチ液晶画面(フロントLCDディスプレイ)があります。GoPro HERO10は先代の9と同様に前面の液晶にも撮影している映像が写る(ライブビュー機能)ため、セルフィー(自撮り)が簡単です。
フロントLCDディスプレイの上にはステータスランプがついていて、撮影中などの状態を表示してくれます。
レンズの下の穴はマイクです。
左側面にはGoProのナンバリングロゴと電源ボタン、そして1番下にある四角は排水溝付きマイクです。ここは、開けられません。
右側面にはバッテリーなどを収納する場所のドアがあります。
ドアを開けると、バッテリー収納、microSDカードのスロット、充電用USB-Cポートがあります。
GoProの防水性は高いため、その分、ドアの開け閉めは硬めです。
付属していた純正のバッテリーを入れます。バッテリーはGoPro HERO9と同様のもの。8以前のバッテリーとは異なります。
バッテリーボックスにバッテリーを…
入れます。取り出すときは青いつまみを引っ張ります。
背面の液晶はもちろんタッチスクリーン。各種設定はタッチスクリーンを操作して行います。液晶サイズは2.27インチです。
天面(上部)には撮影(シャッター)ボタンがあります。
底部には格納式のマウントフィンガー(フォールディングフィンガー)があります。
マウントフィンガーを起こすことによって、様々なGoPro用のマウントと組み合わせることができます。これはGoPro HERO9からの機能で、それ以前のモデルではマウント用のケースに入れなければならなかったので、かなり便利になりました。
大きさは幅 71.8 x 高さ 50.8 x 奥行き 33.6 (mm)と、かなり小さいです。
重さは153g。たくさんの荷物の中に一つ、入れても全く苦になりません。
GoPro HERO10 スペック・進化したポイント
GoPro HERO10が今までのGoProと比較して一番進化した点が、独自開発のプロセッサーが「GP2」にバージョンアップした点です。
GoProに使われているプロセッサーは2017年発売のGoPro HERO6から搭載された「GP1」で、先代のHero9までずっと同じものが使われてきました。しかし今回、GoPro HERO10では4年ぶりにプロセッサがバージョンアップされ新しい「GP2」が搭載されました。その恩恵で画質やフレームレートをはじめ様々な点でパフォーマンスが向上されました。
それでは細かく見ていきましょう。
タッチディスプレイの操作性が向上
様々な改善があったGoPro HERO10ですが、特に操作性の向上はかなりの好感触で、GoPro本体のタッチディスプレイ操作時のUI動作が軽快となり、操作レスポンスがかなりスムーズになりました。
今までのGoProは画質や手ぶれ補正はかなり良かったのですが、操作性に部分でタッチ操作しても実際のレスポンスは数テンポ遅く、小さなストレスポイントでした。
しかし今回のHERO10は、普段操作し慣れたスマートフォンと同様のレスポンスが得られました。
まさにヌルヌル、サクサク感が向上し、タッチ操作が楽しくなる進化と言えます。
HyperSmooth 4.0で手ブレ補正がさらに強化
僕が子どもの撮影にGoProを選ぶ理由の一つ、それが手ぶれ補正の強力さです。
もちろんiPhoneをはじめとする最近のスマートフォンはかなり性能が上がり、写真や動画もかなり高精細で綺麗な撮影が可能です。しかし子どもたちは活発で、記録映像を残そうとするとかなりアクティブな動きが撮影者側にも求められます。
そのアクティブな撮影で役立つのが「手ぶれ補正」ですが、スマートフォンの手ぶれ補正を大きく超える性能をGoProは持っています。
GoProの手振れ補正はHyperSmooth(ハイパースムーズ)と呼ばれ、今までもモデルチェンジの度に強化されてきました。もちろん今回もGoPro HERO10となり、GoPro HERO9のHyperSmooth3.0から4.0へとバージョンアップされ、手振れ補正もさらに強力になりました。
この動画は4歳児(年少)のムスコが走る時にGoPro HERO10をただ手に持って追いかけたものです。うちのムスコは比較的足が速く、僕も結構本気で追いかけています。
手ぶれ補正の設定を「ブースト」に設定した以外は、手振れを抑えるような特別意識した走り方はしていませんが、ほとんど画面が揺れていないことがわかります。
GoProの手振れ補正は本当に強力です。このようにGoPro単体で撮影するだけで、まるでジンバルを使ったように安定した映像を残すことができます。
ちなみに手振れ補正の設定はHERO9では「オフ・オン・高・ブースト」の4段階だったところ、HERO10では「オフ・高・ブースト」の3段階に変更されました。
そしてショートカットからのアクセスは、HERO9では高,ブーストの切り替えのみでしたが、HERO10ではそれに加えてオフの設定も追加され、三脚撮影など手振れ補正が必要ないときにすぐさま設定が可能になりました。
Hyper Smoothの特徴として、撮影する映像を機械的に処理し映像を安定化させる際に画角が狭くなってしまいます。そのため、HyperSmoothは必要な画角と相談しながら、設定を切り替えて使用していくと良いです。
5.3K 60p 解像度での撮影が可能
GoPro HERO10になり、撮影できる動画の解像度の上限が引き上げられ、より高精細な動画が撮れるようになりました。
GoPro HERO10では「5.3Kは60P、4Kは120P、2.7Kは240P」と、GoPro HERO9では「5Kは30P、4Kは60P、2.7Kは120P」であったところから対応フレームレートが倍増されました。そのため、より滑らかな映像が撮れるようになりました。
フレームレートとは1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示すの単位のことです。fpsは「frames per second」の略です。
パラパラ漫画をイメージしてみるとわかりやすいかもしれません。同じシーンを表現するにも30枚の絵で表現するのと、60枚の絵で表現するのでは滑らかが異なります。
ただ、パラパラ漫画でも1秒あたりの枚数が増えると、その分、滑らかになりますが原画が増えるので引き出しなどの保存する場所が多く必要ですね。
動画も同様で、滑らかになる分、記録の容量が多く必要になります。
また、フレームレートが増えたことによりスロー撮影でも恩恵があります。
HERO9では120P撮影が2.7Kまでだったのが、HERO10では4Kで120P撮影が可能になりました。
フレームレートが上がったことで、HERO9では4Kは2倍スローモーションが上限だったところ、4Kでも4倍スローモーション撮影が可能になりました。2.7Kや1080pでは8倍スローモーション撮影が可能です。
そしてGoProは動画だけではなく静止画も撮影できるのですが、静止画の撮影画素数も20Mピクセルから23Mピクセル(2,300万画素)へと上がりました。これによりより高画質な写真撮影ができます。
さらに動画からフレームごとに静止画を切り出すフレームグラブも最大1470万画素から1960万画素となり、動画から後で画像を切り出した時に、より高画質になりました。
暗所撮影の能力向上
大前提としてGoPro全般に言える事ですが、GoProシリーズは夜や暗い場所での撮影はあまり得意ではないです。
それでもGoPro HERO10はHERO9と比べて、室内や夜間などの暗い場所での撮影能力が向上しました。
今まで静止画撮影にのみ機能していた、暗い箇所を認識してその部分だけ明るくする「LTM(ローカルトーンマッピング)」や、低光量時のノイズを軽減する「3DNR(3Dノイズ低減)」が動画撮影時にも機能するよう強化されたためです。
僕自身はHERO7からの買い替えなので、明らかに向上したと感じることができましたが、HERO9と比較してもノイズが少ない映像を録画できるようになったようです。
ただ、最初にもお話ししましたが、GoPro自体はあまり暗所での撮影を得意とはしていません。明るさを調整できるISO感度は最大で6400まで設定可能ですが、ISO3200からノイズの影響は大きくなります。
水平維持撮影の性能向上
GoPro HERO10に搭載されている機能の一つに水平維持機構があります。これは僕が持っていたGoPro HERO7には搭載されていなかったものです。
GoPro HERO10は最大45°までの傾きを補正し、水平の維持された映像を撮影してくれます。
この水平維持機構はGoPro HERO9から搭載されたシステムで、HERO9の最大27°までの傾きの補正からさらにパワーアップされています。
撮影の画角を「リニア+水平維持」に設定した場合、自動的に水平になるようキープできます。
僕自身は子育て記録に活用しているGoProですが、もともとはハードなスポーツシーンなどで活躍するアクションカム。
ベットマウントやネックマウント、バックパックなどにGoProを取り付けて撮影するなど、手に持たずに撮影する機会も多い製品です。
折角、撮影した子どもたちの可愛い映像も水平がとれず、曲がっていたら残念。
HERO8以前は水平維持機構がなく、録画した動画が傾いてしまった場合、撮影後、傾きの編集が必要でした。HERO9以降は水平維持の設定を使うことで編集の手間を減らし、簡単に水平を保った映像を撮ることができます。
カラー設定に「ナチュラル」が追加
撮影時のカラー設定ですが、HERO9までは「フラット」「GoPro」の2つからの選択でしたが、HERO10では新たに「ナチュラル」が追加され、「フラット」「ナチュラル」「鮮明」の3つから選べるようになりました。
GoProの特徴的な色彩、一般的にGoProカラーと呼られていたものは名称を「鮮明」に変更し、しっかりと残っています。
またカラーモードのデフォルト設定がHERO9までは「GoPro」であったのに対して、HERO10では「ナチュラル」となりました。
空の青色をより彩度の高い青に見せるGoPro独特の「鮮やかかつ高コントラスト」なカラー設定はもちろん引き続き選択できますが、さらに自然な色合いでの動画が撮れるようになりました。
クラウドへ撮影データを自動アップロード
GoProには年間契約のサブスクリプションのサービスがあり、サブスクに加入することで容量無制限のクラウドバックアップができます。GoPro HERO9ではスマホアプリにGoProの撮影データを送ってから、クラウドにアップしなければならなかっところが、GoPro HERO10では、GoProから直接クラウドサービスへ自動アップロードすることが可能となりました。
初期設定としてスマホアプリのGoPro Quickの「自動アップロードの設定」からアップロードで利用するWi-Fiを設定しておきます。それでだけで次回以降、設定したWi-Fiに繋がった状態でGoProを充電すると自動的にクラウドにデータが保存してくれます。これがかなり便利でデータ保存や共有の手間を大幅に減らしてくれます。
もちろんデータの共有方法として、従来のGoProとスマホを接続してのワイヤレス転送も利用可能です。
さらにもう一つ新しい転送方法としてケーブルで直接繋げる、有線による高速通信も追加されました。スマートフォンとGoProをUSB-CやLightningケーブルで接続することでワイヤレス転送より50%以上早いデータ転送がおこなえます。
つまり、HERO10からデータ共有方法として①クラウドサービスの自動アップロード、②スマートフォンへのワイヤレス転送、③有線の高速転送の3種類から選択できるようになりました。
GoPro Hero10 先代とあまり変わらないポイント
ここまでGoPro HERO10の進化したポイントをまとめてきましたが、反対に先代のHERO9と変化のない点にについてもまとめてみました。
- 外観・サイズ
外観とサイズ、重量はほとんど変化がありません。71.8×50.8×33.6mmの大きさはHERO9とHERO10で全く同じです。重さはHERO10が153gとHERO9の158gより若干軽くなっています。外観はロゴのカラーとナンバリングが異なります。 - 防水性能
防水性はHERO9と同様に水深10mまで対応しています。 - バッテリー
バッテリーもHERO9と同様の1720mAhのリチウムイオン充電池(青いラインの入ったもの)となっており、HERO9を持っていたユーザーは同じものが使えます。HERO8以前のものとは互換性がないので、僕のようにHERO7から買い替えたユーザーは予備バッテリーの新規購入が必要です。 - 1.4インチカラーLCDの全面スクリーン
HERO9で採用された全面スクリーンは変更なしです。セルフィでの撮影中も、おおよその写りがわかるので、我が子も自分で見ながらセルフィを楽しんでいます。 - 画角
画角はSuperView、広角、リニア、リニア+ホライゾンレベリング、狭角の5モードを搭載している点に変更はありません。※HERO10では5.3K撮影の場合にはSuperViewは選択できません。4K撮影の場合、HERO9では4K60pの場合、広角までしか画角が選べませんでいたが、HERO10では4K60pでもSuperViewを選択できるようになりました。 - モジュラー(純正アクセサリー)
サイズ等、HERO9とHERO10が共通であるため、純正のアクセサリーであるモジュラーが共通して使えます。基本となるカメラメディアモジュラーが使えるため、ディスプレイモジュラーやライトモジュラーも共通です。マックスレンズモジュラーのみ現時点ではHERO9でしか使えませんが、今後ソフトウェアのアップデートで対応するかと思われます。
このように変わっていない点は、基本的にはHERO9で不満のないほど進化していた点なので問題はなく、むしろバッテリーやモジュラーなど、HERO9で使っているものをそのまま使える点はメリットと言えます。
GoPro HERO10 カットされた機能
基本的にはGoPro HERO9と比較してもかなり進化しているHERO10です。僕自身はGoPro HERO7からの買い替えだったので、非常に強くその性能の向上を体感しました。
一方でカットされた機能もあり、個人的には少しだけ残念に思った点があったので一応まとめておきます。ただ、ほとんどの人にはあまり問題ない点かとも思うのであまり気にする必要はないのですが…
音声起動ができなくなった
僕がHERO10に変えて、残念に感じた点は実はここだけと言ってもいいのですが、電源オフ時からボタンを押さずに音声だけで起動できる「音声起動」の機能がなくなりました。
GoProはハードなスポーツ環境下でも撮影できるアクションカムなので、手を使わなくても撮影できる「音声コントロール」が可能です。HERO10でももちろん「音声コントロール」は可能で、例えば「GoPro、ビデオスタート」や「GoPro、ビデオストップ」など声だけで録画を開始・停止することができます。
ただ、その音声コントロールに加えてGoPro HERO9までは「GoPro、電源オン」という音声で電源を入れられる「音声起動」ができたのですが、HERO10からはその機能がなくなってしまいました。
僕はFeiyuTechのジンバルにマウントして使うことが多く、その場合、物理的に電源ボタンを押せなくなってしまっていたので非常に便利に音声起動を使っていました。
この点、僕にとっては少し残念ですが、ほとんどの人にはあまり大きな影響のない話かとも思います。
連続写真撮影ができなくなった
これはビデオではなく写真を撮る場合の話ですが、HERO9までは連続写真として毎秒3枚から30枚の連続写真を撮ることができましたが、HERO10からはその機能がなくなりました。
GoProサブスクリプションがかなり最高!
GoPro使う上で一番、感動するのはその画質や手ぶれ補正などの本体の性能なのですが、それ以外にもGoProサブスクリプションサービスがユーザーに様々な恩恵を与えてくれるため、GoProを使ってよかったという満足感をさらに高めてくれます。
GoProサブスクリプションを導入することで、容量無制限のクラウドバックアップ、Quikアプリの編集機能、GoPro.comでの買い物が最大50%オフ、カメラの交換保証など様々なメリットがあります。
GoPro サブスクリプションとは?
GoProサブスクリプションとは年間定額制のサブスクリプションサービスです。
年間6,000円で容量無制限のクラウドバックアップ、Quikアプリの編集機能、GoPro.comでの買い物が最大50%オフ、年2回までの理由を問わないカメラの交換保証などが全て利用可能です。
後ほど説明しますが、GoPro.comで購入する場合、サブスクリプションとセットで購入すると単体で買うよりも安くなってしまいます。
大容量データもクラウドで管理可能!
GoProは非常に綺麗な画質で録画できるアクションカムなのですが、その綺麗さゆえ、動画ファイルの容量は大きくなりがちです。
本体に挿してあるMicroSDカードの容量もPCなどにデータを移すなどしないと満杯になってしまうこともしばしば。とは言いつつも、PCのHDDだって容量が無限ではありませんし、そもそもPCを立ち上げてMicroSDカードを差し込み、データをバックアップ…という作業も面倒くさいものです。
しかしGoProサブスクリプションを契約すると、容量無制限のクラウドサービスが利用でき、そこにデータを全て保管することができます。そしてクラウドに保管されたデータは、必要な時にはオリジナルの品質で取得できます。設定されたWi-Fiに接続した状態で充電をすると、自動的にデータをクラウドにアップロードする機能もあるため、非常に手間が省けます。
非常に簡単に制限なくデータを保管することができるので、データ管理が非常に簡単にでき、容量を気にする必要もなくなります。
Quikアプリの編集機能がかなり良い!
GoProには『Quik』という名前のアプリがあり、このアプリを使いことでクラウドデータの管理ができたりします。サブスクリプション契約するとこの『Quik』の機能をフルで利用することができます。そして、このアプリには「編集機能」がついています。
この編集機能はかなり便利で、使いたい動画を選択するだけで、ほぼ自動でスタイリッシュな動画を作ってくれます。手順は非常に簡単で、わずか1分程度で完成することもできます。
[ptimeline] [ti label=”STEP1″ title=”動画・写真の選択”]使いたい動画や写真を複数選択します。[/ti] [ti label=”STEP2″ title=”編集ボタンをタップ”]選択し終わったら、編集ボタンをタップします。[/ti] [ti label=”STEP3″ title=”テーマを選択”]作成されたムービーのテーマを選択します。[/ti] [ti label=”STEP4″ title=”BGMを選択”]必要があればBGMも変更します。[/ti] [ti label=”STEP5″ title=”タイトルを編集”]動画のタイトルを入力します。[/ti] [ti label=”STEP6″ title=”保存ボタンをタップ”]保存ボタンを押して作成した動画を書き出します。[/ti] [/ptimeline]実際にQuikアプリの編集機能を使って作ったのがこの動画です。※作成した動画にモザイク処理を施しました。実際の作成した動画にはモザイク機能はありません。
どうでしょうか?わずか1分足らずでできた動画とは思えない洒落た編集がされているかと思います。子どもの様子を撮影したビデオがスマホの中でただ増えていくことを考えれば、このようにその日のイベントをまとめた動画を作っておけることは、後で見返したときに、非常に思い出に残ることだと思います。
本当に簡単に編集を自動でしてくれるので、子どもの成長記録を簡単に整理することができました。
GoPro.comで割引購入ができる
さらにサブスクリプションを契約すると、GoPro.comでの買い物が最大10アイテムで割引が受けられます。アイテムによって異なりますが、20%〜50%の割引なのでそれだけでサブスクリプションの料金の元がとれてしまいます。
カメラの交換保証
そしてもう一つ魅力的な特典として 「年2回までの理由を問わないカメラの交換保証」があります。とてもハードな環境で使うアクションカムだからこそ、壊れてしまうこともあるかもしれません。
その際、下の表にある交換手数料を支払えば、修理ではなく「交換」をしてくれます。再購入による多額の出費を抑えてくれ、修理による再故障の発生リスクがない「交換」が低価格でしてもらえるのは魅力的です。
適格機材 | 交換手数料 |
---|---|
HERO10 | 12,300円 |
HERO9 | 12,300円 |
MAX | 12,300円 |
HERO8 | 9,800円 |
HERO7 Black | 9,800円 |
GoProはどこで買う?
GoPro.comか国内正規代理店か
GoProを購入しようとした場合、GoPro.comというネットショップか、それとも国内正規代理店の実店舗もしくはネットショップで購入することになります。
僕自身は初めて購入したGoPro HERO7は国内正規代理店のタジマモーターコーポレーションで購入しました。そして今回、GoPro HERO10はGoPro.comで購入しました。
どちらも良さがあるので、紹介したいと思います。
GoPro.comのメリット・デメリット
GoPro.comは米国GoPro本社(Clearview Way, San Mateo, CA 94402)のダイレクトショップが直接運営するネットショップです。
つまり日本国内の企業によるネットショップではなく、海外通販となります。ただ、世界各国の言語でHPも作成されているため、閲覧や購入で困ることは基本的にありません。僕自身も今回、GoPro HERO10を購入しましたが、特に問題なく購入できました。
ちなみに購入した場合、海外(シンガポール)から発送されます。
シンガポールから発送されて…
日本まで届きました。
僕の場合、9月19日に注文して届いたのは8日後の9月27日でした。8日もかかっていますが、これは発売してすぐのため時間がかかっているようです。過去モデルの傾向を見ると、ある程度落ち着いてくると国内と変わらず、2〜3日で届くようになるとの情報があります。
最大のメリットは「安さ」
GoPro.comではGoPro HERO10は単体で64,000円となっています。普通に考えればHERO10と6,000円のGoProサブスクリプションとセットで購入すると70,000円となりますが、GoPro HERO10はサブスクリプションとセットで買うと32GBのMicroSDカードが無料でついてきて、なんと合計5,4000円となる不思議仕様。
僕はGoPro HERO10が発売してすぐに購入したので上記の値段でしたが、令和3年11月現在、さらに期間限定でスペアバッテリーと充電器がついて54,000円。本来、76,100円となるところから22,100円も値引きとなります。
値段の安さだけでみると量販店などで買うよりも明らかに安く、GoPro.comでサブスクリプションとセットで買うメリットは大きいです。
HERO9が発売された時はサブスクリプションとセットにすると、GoPro単体で購入するよりも安くなるという事実がなかなか理解できずにいましたが、何か契約の縛りなどがあったりとデメリットを探したのですが、そのようなものも何もありません。実際、安く購入できているので価格の面で「損をする要素」はないです。
デメリットは「海外のショップ」であること
あくまでGoPro.comは海外のショップと考えてください。購入自体は問題ありませんが、初期不良や修理など様々な問い合わせに対しては、基本的に海外とのやりとりとなります。
僕自身は現状トラブルはないのですが、交換保証の際などは日本人ではない日本語をある程度話せる海外スタッフさんとのやりとりになるようです。
その際は電話もしくはチャットでのやりとりとなるようですが、ネットの情報を見る限り、日本国内のお店と比べるとスムーズとは言えないようです。まずは繋がりづらかったり、繋がったとしてもこちらの意図を伝えることがうまくできなかったり…
返送用に関しても英語と日本語の説明用紙をもらえるようですが、内容に多少ズレがあったりと、自分で調べるなどして問題を解決できないと辛いこともあるかも知れません。
安く購入する代わりに、このような点を納得している必要があるかも知れません。
国内正規代理店のメリット・デメリット
国内正規代理店とは、米国のGoProと契約して日本にGoProを輸入、販売している日本のショップを言います。タジマモーターコーポレーションが輸入し、ヨドバシカメラなどの販売店で販売しています。
最大のメリットは保証を含めた「安心」
やはり最大のメリットはこの安心感。もし故障やトラブルが発生しても、日本国内でのサポート・保証が受けられるため安心感があります。もちろん代理店の日本人スタッフが、日本語でしっかりと対応してくれます。
国内正規代理店が発行した保証書もついているので安心して使うことができますし、故障などがあってもスムーズに対応してもらえます。
デメリットは価格
一方で、価格はGoPro.comでの購入に比べて、高くなります。店舗にもよりますが1万円から2万円ほどの価格差があり、安く購入したい人にとっては大きな違いとなってきます。
どこで買うかは価格と保証などの対応にバランス
このようにGoPro.comや国内の正規代理店を経由した販売はそれぞれ良い点があります。
大きな比較点はやはり、価格と保証などの対応。自身が購入する際に、どちらを大切にしたいかによって、選ぶとよいと思います。
まとめ:GoProは子育てに大活躍!
今日は「GoPro HERO10 レビュー】子育て必須アイテム!小型軽量、濡れても落としても大丈夫。これからの子どもの記録はアクションカムがオススメ!」について書いてきました。
GoPro全般に言えることですが、軽量小型で頑丈、水にも強く、なによりも撮れる映像が非常に綺麗と文句なしで子育ての日常記録に大活躍してくれます。
HERO10となりアプリやクラウドサービス、編集機能などもスムーズに連携できて、簡単に綺麗な形で子育て記録を残すことができます。
子育て家庭にアクションカム、これからかなりオススメの組み合わせです!
以上、ヨッシーでした!