【1More ComfoBuds Z レビュー】『マツコの知らない世界』でも紹介された睡眠用イヤホン(寝ホン)のおすすめモデル
皆さん、こんにちは。ヨッシー(@papatoko1)です。
僕は時折、寝つけない時があります。
そんな時にはヒーリングミュージックを聞いたり、Podcastを聞きながら横になるとなんとなく安心して寝つくことができることが多いです。
もちろん家族に迷惑をかけないようにイヤホンをつけて聞くのですが…
そうなんです。イヤホンが大きく、ゴツゴツしていて痛いのであまり寝返りが打てず、結局朝には外れて(外して)しまっているんです。
しかし、実は最近、『寝ホン』というジャンルが注目を浴びていることがわかりました。
その名の通り「寝る時に使うイヤホン」のことなのですが、その中でも人気が高いのが1Moreというメーカーの『ComfoBuds Z』という寝ホンです。なんとTV番組「マツコの知らない世界」でも紹介された製品です。
僕自身も心地よい装着感と安眠を求めて早速購入してみたのですが、本当に小さくて耳に全く違和感を感じずに入眠することができました。
かなりおすすめだったなので、早速紹介していきたいと思います!
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1More ComfoBuds Z 概要
ComfoBuds Z 外観
外箱です。非常にシンプルなデザインです。
充電ケースはとても小さく、丸みがかったホワイトの筐体。
ケースを開くとComfoBuds Z本体が現れます。ケースにはBluetooth接続用のボタンが一つあるだけです。
ケースから出すとその小ささに驚かされました。
手のひらに乗せるとこのくらい。
我が家で主力となっているイヤホン、左からBOSEのQuietComfort Earbuds、SONYのWF-1000XM4、1MOREのComfoBuds Zです。
今回紹介するComfoBuds Z以外の2つはアクティブ・ノイズキャンセリング機能がついているモデルなので大きさが違うのは当たり前なのですが、とりあえず比べてみましょう。
BOSEのQuietComfort Earbudsと比べるとこの大きさの違い。全くサイズが違います。
SONYのWF-1000XM4と比較してもその小ささはかなりのものです。
サイズの違いはそのまま装着した際の、違和感の軽減へと繋がります。睡眠時は耳に大きなイヤホンがあると邪魔で寝返りを打ったり、頭を横向きにしていると痛かったりするのですが、ComfoBuds Zは小型軽量でつけていることを忘れてしまうほどのサイズ感です。
片耳の重さは何と2.7g!本当に軽くて小さいです。
イヤーピースを除いた本体(ハウジング)の厚さは7.5mmしかなく、耳からはみ出て邪魔になることがありません。
ComfoBuds Z 同梱物
次に同梱物を見ていきましょう。
充電用のケーブルはUSB-A to USB-Cのケーブルです。
付属するイヤーピースは4種類。XS、S、M、Lの4つから自分の耳にピッタリと合うものを選ぶことができます。
こちらはキャリングポーチ。充電ケースや充電ケーブルを入れて持ち運ぶ際に便利。ComfoBuds Zはバッテリーの持ちはあまり良くないので、寝ホンとしてだけではなく通常の使い方をする場合、充電ケーブルを一緒に持ち歩くと安心です。
取扱説明書です。
ロゴのシール、公式サイトのQRコード、専用アプリのQRコードです。
ミュージックアプリなどで音楽を聞ける
他社製の睡眠用イヤホンはプリセットされた音楽や環境音しか聞けないものもあります。
ComfoBuds Zは睡眠時に最適な環境音もアプリから聞くことができますが、普通のイヤホンと同様、ミュージックアプリやYouTubeの視聴が可能なので、睡眠時にも好きな音楽を聴くことができます。
アクティブ・ノイズキャンセリング非搭載
ComfoBuds Zのノイズキャンセリング機能は所謂、「パッシブ・ノイズキャンセリング」です。
つまりアクティブ・ノイズキャンセリングは搭載していません。
アクティブ・ノイズキャンセリングは人気のAirPods ProやSONYのWF-1000XM4にも搭載されているタイプのノイズキャンセリング機能です。
「アクティブ(能動的な)・ノイズキャンセリング(ANC)」とはデジタル処理によって外部の音を打ち消してしまうものです。
音を消すために消したい音の波と真逆の形(逆位相)の波を発生させ、互いを打ち消すのがアクティブ・ノイズキャンセリングの仕組みです。
一方、機械的な機能に頼らず、耳に物理的に「壁」をつくって外部の音が入ってこないようにするのが「パッシブ(受け身な)・ノイズキャンセリング」(PNC)です。
ComfoBuds Zは、このパッシブ・ノイズキャンセリングを採用しています。アクティブ・ノイズキャンセリングは搭載していませんが、耳栓のようなフィット感で24dBまでの環境音を物理的に遮音してくれます。
周りの人の話し声などは耳に届きます。ただ寝る時は部屋は静かですし、アクティブ・ノイズキャンセリング特有のホワイトノイズ(サーっという音)もなく、自然な静寂の中で寝ることができます。
マイクは非搭載=通話機能なし
ComfoBuds Zにはマイクが内蔵されていません。つまりスマホで着信した電話にイヤホンをつけたまま応答し、通話することがはできないということです。
その分、徹底的に小型化して「寝ホン」として突き詰められています。
「寝ホン」としてだけでなく日常使いを考えている方は、この点はデメリットになるかもしれないのでご注意ください。
バッテリー容量(電池の持ち)
小型であるが故に内蔵するバッテリー容量も小さめです。そのため連続再生時間も短め。
専用アプリで環境音を流す時はフル充電のイヤホン単体で3.5時間、充電ケースに戻して充電することで最大14時間の再生が可能です。※イヤホン自体に環境音を6つダウンロードしてしまうためバッテリーの減少が少ない。
その他のアプリで音楽などを聴く場合はイヤホンのみで2.5時間、ケース込みで最大10時間となります。
これは一般的なワイヤレスイヤホンとしては短めです。
とは言え、入眠まで音楽が聴こえればいいので「寝ホン」としては必要十分とも言えます。
本体のみでの操作は不可
ComfoBuds Z本体には操作のための物理ボタンもタッチ操作のパネルもありません。
そのため本体では再生、停止、ボリューム調整などは操作できません。
このような機能を徹底的に削る事で「寝ホン」として唯一無二の小ささを実現しました。
1MORE ComfoBuds Z 装着感
次に装着感をみていきたいと思います。早速、オクサンにつけてもらいました。
耳の穴にスポッと収まり、フィット感があります。オクサンにつけてもらいましたが、つけた瞬間…
と言っていました。
本体が小型で薄く、耳のくぼみにすっぽりと収まってしまうので、耳からほとんど本体が飛び出しません、睡眠時に横向きに寝て、耳を枕につけても干渉して違和感や痛みを感じることがほとんどありませんでした。
1MORE ComfoBuds Z 音質
音質については物凄く良いといったものではありません。
しかし、「寝ホン」用途であまり音質面では期待をせずに購入した僕は思ったよりも、しっかりとした音だな、と感じました。
高音はクリアで、中音はボーカルの声が綺麗に聞こえてきます。
反対に低音は弱く、あまり良いとは感じません。全体として音の解像度は普通です。
もちろん、他にもっと音のいいイヤホンはあるとは思いますが、日常使いしても問題のないレベルです。
そもそも寝ホンに期待したのは音質ではなく、心地よさ、つけ心地だったので、音質面では良い意味で驚かされたというのが実感です。
専用アプリ『1More Music』
ComfoBuds Zには専用アプリ『1More Misic』に対応しています。
スマートホンにアプリをインストールすると、アプリ内で『睡眠導入用の環境音を流す』と『音質(EQ)を切り替える』の2つを行うことができます。
環境音を流す
環境音を聞くにはアプリを立ち上げ、「落ち着く音楽」をタップ。
用意されている環境音は30個。「Waves(波)」、「Volcano(火山)」、「River(川)」、「Wind(風)」などから好みのものを聞くことができます。
環境音は30個用意されていますが、常時選択できるのはイヤホン自体にインストールした6種類。
変更するにはインストールしたものを削除してからイヤホンに転送する必要があります。
音質(EQ)の変更は2種類のみ
アプリから音質を変更できます。
選べるのは2種類、「音楽」と「落ち着く」のみです。
どうやら音楽を聴く時に適したチューニングが「音楽」、環境音を聞く時に適したものが「落ち着く」なのだと思います。
「落ち着く」の方が低音がしっかり出るイメージです。
スマートバーンイン
アプリにはスマートバーンインという項目がありました。
バーンインとはエージングと近い言葉で、新しいイヤホンを初めて使う際に数時間から数百時間単位で音を鳴らし続けて鳴らす事で音質が上がる事をいいます。
効果があるかどうかは個人の見解の差もあります。
僕自身はバーンイン、エージングをする事で音質は「変わる」と思っているので、新しいイヤホンを買った時には48時間ほど音楽をかけたまま、ほったらかしにしています。
試してみたい方はアプリからスマートバーンインを選択してみると良いかと思います。
ただせっかくの機能ですが、ComfoBuds Zはバッテリー容量が小さく、何度も充電して進めなければならないので少し面倒くさそうです。
ComfoBuds Miniとの違い
「寝ホン」で検索するとすぐにヒットする1Moreのワイヤレスイヤホンですが、今回紹介した『ComfoBuds Z』の他に『ConfoBuds Mini』が検索にあがります。
僕も初めは違いがわからず、どちらが新しくて、どちらの性能が良いのかわからずに悩みました。そこで基本性能をまとめてみました。
ComfoBuds Z | ComfoBuds Mini | |
型番 | EH601 | ES603 |
イヤホン重量(片方) | 2.7g | 3.7g |
厚み | 7.5mm | 13mm |
サイズ | 24 × 9.2 × 14.2 mm | 17 × 15 × 13 mm |
ドライバー | BA型ドライバーユニット | DD型ドライバーユニット |
ノイズキャンセリング | 24dBまでの環境音を遮音 パッシブ・ノイズキャンセリング | 40dB QuietMax アクティブ・ノイズキャンセリング |
Bluetooth仕様 | Bluetooth® 5.0 | Bluetooth® 5.2 |
Qiワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 |
連続再生時間 (イヤホン/充電ケース込) | 2.5時間/10時間 * BLE: 3.5 時間/14時間 | ANC OFF: 6時間/24時間 ANC ON: 5時間/20時間 * BLE: 8 時間 |
EQ | Music/Smoothing | Sound ID |
通話 | 非対応 | 対応 |
DNN 高精度ノイキャン | 非対応 | 対応 |
価格 | ¥9,990 | ¥12,990 |
『ComfoBuds Z』は、「寝ホン」としての性能を追求し、邪魔になりにくいコンパクトサイズのため機能は最小限、『ComfoBuds Mini』は普段使いできるようにノイズキャンセル機能を含めて多機能になっている反面、若干サイズアップしているのが特長です。ANCやワイヤレス充電はもちろん、通話機能(マイクそのもの)がありません。その分、驚くほど小型で寝ながら使用した時にほとんど邪魔になりません。
一方、『ComfoBuds Mini』はANCやワイヤレス充電はもちろん、通話機能(マイク)が搭載され、さらにアプリによる細かい設定(ANCの強弱やSound IDによるイコライザ)が可能です。「寝ホン」としても使えるコンセプトはそのままに、こちらも一般的なワイヤレスイヤホンに比べて小さく軽いです。機能が増やした分、サイズは『ConfoBuds Z』よりも大きめです。さらに『Mini』は着脱検知(スマート再生)に対応しているため、イヤホンを外せば自動で音楽が停止し、装着し直せば再生されるようになっています。
価格については『ComfoBuds Z』の定価は9,990円、『ComfoBuds Mini』の定価は12,990円となっています。どちらもペアリング済みのデバイスであればケースを開くだけで自動でペアリングしてくれます。
『Comfobuds Z』は『Mini』よりも寝たときに干渉しにくいデザインとなっているため、日中は別のイヤホンを使い、主に寝る時専用に使いたいイヤホンを探しているならおすすめです。寝るとき以外にも使いたい人にとっても音質はある程度しっかりしていますが、機能や設定が少なく、バッテリー容量も少なめなので、睡眠時に使用に割り切れる人にはかなりツボにハマると思います。
一方で『ComfoBuds Mini』は『Z』よりも大きくなりますが、それでも寝るときにも干渉しにくいサイズ感に留め、ANC(アクティブ・ノイズキャンセリング)などの機能を持っています。日中含め、一つのイヤホンで全てを賄おうとするならばこちらがおすすめです。
個人的には日中はSonyやAppleのANC搭載のイヤホンで音質を求め、寝る時には超小型の『ComfoBuds Z』で心地よく寝る、と棲み分けた方が幸せになれると思います。
まとめ
今日は「【1More ComfoBuds Z レビュー】『マツコの知らない世界』でも紹介された睡眠用イヤホン(寝ホン)のおすすめモデル」について書いてきました。
超小型で音質も必要十分な『ComfoBuds Z』は入眠時専用の「寝ホン」として最も重要な「耳に違和感なく、邪魔にならない」と言う点を追求した究極のイヤホンです。
僕自身、今まで様々なイヤホンを寝る際に使ってきましたが、耳を枕につけても装着感が気にならず、邪魔にならなかったイヤホンはこれが初めてでした。
安心して音楽を聴きながら寝ることができるので、安眠することができました。
これ、かなりおすすめです。
以上、ヨッシーでした。