【SONY nasne 悲報】SONY「nasne」が出荷終了。後継機の予定もなし。
こんにちは。ヨッシーです。
名機「nasne」出荷終了が決定。
2019年6月24日にソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)からネットワークレコーダー「nasne」の出荷終了が発表されました。
「nasne」は2012年の登場から7年、その使いやすさや動作のサクサク感から「名機」の評価を得ていた機種です。
「nasne」は本体に地上/BS/110度CSデジタルチューナーとHDDを内蔵しています。そして家にテレビがなくても「nasne」さえあれば、PlayStation機器やスマホ、タブレットでテレビ番組を見たり録画したり、録画番組のオフライン視聴が可能です。
そしてスマホアプリ「torne moblie」は一部機能が有料(テレビ視聴機能がAndroid版500円、iOS版600円・録画番組の書き出し機能が840円)ですが、継続課金ではなく一度、購入してしまえば継続してその機能を利用し続けられる買い切り型のアプリケーションです。
この各機種向けに提供されているアプリケーション「torne(トルネ)」が架け橋となりテレビ番組の視聴や録画した番組の持ち出し視聴が可能になる、そんな唯一無二の機器でした。
「nasne」本体の販売は終了しますが、連携アプリ「torne」は「しばらく提供を続ける」とされています。しかしいつまで維持するかは明言されておらず、長期的には終了する方向のようです。
ユーザーからの戸惑いの声、駆け込み需要で品薄も。
突然の出荷終了に、戸惑いを隠せないユーザーも多いようです。また、「torneのアプリは月額課金してもいいから、なんとか維持してほしい」といった声も聞かれます。
現在、nasneの駆け込み需要が発生しており、一部の通販サイトでは品薄になっているようです。
僕もなんとか一つ、手に入れることができました。
出荷終了は時代の流れの中、必然なのか…
戸惑いの声や惜しむ声、継続を希望する切実な声など多く聞かれていますが、一方で2012年の発売当初からテレビの視聴に関する環境も大きく変わってきているのも事実です。
YouTubeなどの無料で楽しいコンテンツや、HuluやNetflixなどの有料の配信サービスも充実してきました。そしてテレビ局が提供する見逃し配信などリアルタイムで見る必要がない、もしくはリアルタイムを逃してもそれを補う方法が用意されるようにもなりました。
ビデオテープの時代から、各家庭で求められていた「録画」の必要性がなくなってきたとも言えます。これは音楽にも言えることでレコードやCDを買う時代から、MDなどを経て、現在ではネット配信から音楽ストリーミング配信の時代となっています。
もはやコンテンツをローカルで保持する時代ではなくなっているのだと思います。
それでもnasneが好き。
しかし、子どもの好きな番組が必ずネット配信や見逃し配信されるわけではありません。そして特撮物やアニメなどはそれぞれのネット配信でそれぞれで月額の利用料がかかってしまうので、経済的には少し現実的ではありません。また自宅外で視聴するとなるとキャリアの通信のギガ数も激しく消費し携帯料金の出費にもつながってしまいます。
我が家では基本的には子どもにスマホを持たせての視聴はさせませんが、旅行や遠出の車中などは少しタブレットなどでの動画鑑賞に頼ってしまうことはあります。
nasneで録画した子どもの好きなテレビ番組をタブレットに書き出すことで、旅行などの長時間の移動も楽しく過ごすことができます。
まとめ
nasneが出荷終了になってしまう事実は変わらないと思います。が、今後も一定のニーズはあり、torneのアプリもしばらくは継続していくということなので、「いつサービスが終了しても悔いがない」という方は最終在庫を探して、今から購入してしますのもアリだと思います。中古を狙ってみるのもいいかもしれません。
なお、nasneは2012年から型番を変えながら販売されていました。最新つまり最終の型番は「CUHJ-15004」となります。購入の参考にしてください。
継続を希望するユーザーの声が届き、なんらかの形でnasneが提供してきたユーザー体験が続いていけばいいな、と思ってしまいます。
以上、ヨッシーでした。