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【2025年最新版】ポータブル電源の選び方解説!EcoFlow・PowerArQ・BLUETTI・Jackery・Ankerのおすすめモデルを紹介

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皆さん、こんにちは。ヨッシー(@papatoko1)です。

地震や台風など災害の被害報道が出るたびに、災害への備えが話題になりますね。

飲料水や非常食、トイレやオムツ、生理用品など…書き出せばキリがありません。そして、停電することも想定すると「電気」の確保は特に大きな課題です。

大人でさえ災害時の不安かつ不便な生活は大きな心配が伴いますが、小さな子どもがいる家庭では尚更です。

そのため停電時の対策として『ポータブル電源』を購入したいと考えてはいるけれど、どれを買えばいいのかわからないといったご家庭も多いのではないでしょうか?

オクサン
オクサン

違いがわからない…モバイルバッテリーとは何が違うの?

そこで今回は災害時に有効な大容量かつ高出力な『ポータブル電源』取り扱う5つのメーカー、EcoFlow(エコフロー)・PowerArQ(パワーアーク)・BLUETTI(ブルーティ)・Jackery(ジャクリ)・Anker(アンカー)と各社の製品を紹介したいと思います。

この記事では、この5つのメーカーを軸にポータブル電源を初めて買う人が自分に合った製品を選べるよう、基礎知識や選び方、おすすめのモデルの徹底比較をして、皆さんにぴったりのモデルが見つかるようにサポートします。

本記事のライター:ヨッシー

保育士として18年勤務する中で、災害時の備えの重要性を痛感。自身も3児の父として、家庭にポーダブル電源やモバイルバッテリーを複数常備。

ポータブル電源について詳しく知りたいと思う方は、ぜひ最後までご覧くださいね。最後まで読んでいただくと、自分に合った『ポータブル電源』がきっと見つかると思います。

それでは一緒に見ていきましょう!

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ポータブル電源とは?

もしかしたら「ポータブル電源」という言葉にも馴染みがない方もいるかもしれません。

まずは簡単に、ポータブル電源の基礎知識を確認していきましょう!

モバイルバッテリーや発電機との違い

オクサン
オクサン

そもそもさ、モバイルバッテリーや発電機とかと何が違うの?

確かにポータブル電源とモバイルバッテリー、そして発電機。どれも似ているイメージですよね。この3つの違いは何なのでしょうか。

ポータブル電源とモバイルバッテリーの違い

ポータブル電源とモバイルバッテリーは似ていて、どちらも『あらかじめ内蔵バッテリーに電気を貯めておき、必要な時に電化製品などに給電できる持ち運び可能なバッテリー』です。

では違いはどこなのか。簡単にいうと違いは以下の3つなんです。

  1. 容量(本体サイズ含む)
  2. 出力
  3. 端子

モバイルバッテリーは小型で鞄などにも入る大きさです。日々、携帯してスマホやPCを充電するためなどに使います。

そのため、スマホを数回フル充電できる程度の容量でよく、出力もそんなに高い必要がありません。端子もほとんどがUSBのみです。

ポータブル電源は自宅内や車中、キャンプなどで使用することができます。スマホはもちろんですが、扇風機や調理器具などの家電を使える程度の容量や出力があります。

そのため、ある程度の重量があり、日々の持ち運びは想定していません。出力端子もUSBだけでなくAC電源(家庭にあるコンセント)もあり、さまざまな家電を動かすことができます。

ポータブル電源と発電機の違い

ではポータブル電源と発電機の違いはどのような点なのでしょうか。まとめてみました。

ポータブル電源
発電機
  1. 事前に蓄えてあった電気を消費して使用
  2. 電気を生み出すことはできない
  3. 蓄電にはソーラーパネルや家庭用コンセントが必要
  4. メンテナンスはほぼなし
  5. 蓄えた電気の分だけ使用可能
  6. 出力が弱いものも多い
  7. 静かで無臭
  8. ソーラーパネルがあれば何度でも充電して使用できる
  9. どこでも使用可能
  10. 子どもがいる家庭でも安心して使える
  1. 必要な時に必要な電気を生み出して使用
  2. 電気を蓄えることはできない
  3. 発電には燃料(ガソリンなど)が必要
  4. メンテナンスが必要
  5. 燃料さえあれば長時間使用可能
  6. 高出力
  7. 音や匂いが気になる
  8. 燃料の備蓄が必要で、燃料がなくなれば使用できない
  9. 屋内で使用できない
  10. ガソリン等の扱いに危険がある

発電機はガソリンなどで動くため、出力が高く、燃料がある限り発電できるのですが、原付のエンジンと同じ理屈で大きな音や排気ガスが排出され、かなり匂いがあります。

そのため、屋外での使用が前提となり、室内での使用はできません。

ポータブル電源は発電機に比べると、出力が弱いモデルが多いですが、最近では高出力で冷蔵庫なども動かせるモデルが登場しています。

使用中は静かで無臭、排気ガスも出ないため室内で使用でき、小さなお子さんのいる家庭でも安心して使うことができます

このようにどちらにも長所・短所がありますが、発電機は燃料にガソリンなどを使うため、家庭で使うにはハードルが高く、特にお子さんがいる家庭では短所の方が目立ってしまいます。

余程のことがない限り、家庭での使用はポータブル電源を選ぶと良いと思います。

ヨッシー
ヨッシー

使用目的からするとモバイルバッテリーよりも発電機に近いです。

主要ポータブル電源メーカー5社の特徴と比較

ポータブル電源の人気メーカーについてご紹介していきます。 ポータブル電源の人気メーカーってどんなところがあるのでしょうか?

DELTAとRIVERの2シリーズを展開

ECOFLOW(エコフロー)

EcoFlowは、2017年に中国・深センで設立されたブランド。

業界トップクラスのポータブル電源や太陽光発電技術、 家庭向けのスマートエネルギーソリューションといったカテゴリーで知名度を急成長させている企業です。

EcoFlow Delta 2 Max

大容量・高出力ながらコンパクトな「DELTA」シリーズと、携帯性・容量拡張性にすぐれた「RIVER」シリーズのポータブル電源を展開。

ソーラーパネルやアクセサリーの種類も豊富で、認定整備済み製品の取り扱いも行っています。

市場では貴重な日本企業

PowerArQ(パワーアーク)

PowerArQ(パワーアーク)は株式会社G.Oホールディングス傘下企業である加島商事株式会社が展開するポータブル電源のブランド。

運営元の名前から分かるように日本のメーカーです。

こちらは2012年設立のベンチャー企業で、ポータブル電源市場では貴重な日本企業です。

Power ArQ Max

「冒険に、あたらしさを」をコンセプトにアウトドアを楽しむ人々のニーズに合わせた製品を提供しています。

防災用・アウトドア用にデザインされたポータブル電源『PowerArQ(パワーアーク)』の強みは、日本企業ならではのアフターサポート。

商品に問題があったり、使い方がわからない場合などは日本人スタッフが対応してくれるので安心です。

グリーンエネルギー全般の取り扱い

BLUETTI(ブルーティ)

「クリーンエネルギー技術のパイオニア」というキャッチコピーでポータブル電源を販売している『BLUETTI(ブルーティ)』 。

2019年に中国でBLUETTI(ブルーティ)ブランドが設立され、現在までシェアを広げているポータブル電源の人気ブランドです。

BLUETTI Elite 200 V2

様々な要領のポータブル電源だけでなく、家庭用のバックアップ電源やソーラーパネル、拡張バッテリーまで幅広く展開しています。

2021年には日本拠点が設立され、保証やアフターサービスがしっかりしている点も特徴です。

小容量から大容量までラインナップが豊富

Jackery(ジャクリ)

「グリーンエネルギーをあらゆる人に、あらゆる場所で提供する」という壮大なビジョンのもと、2012年にアメリカ・カリフォルニアに誕生した『Jackery(ジャクリ)』。

創立12年で販売台数400万台突破、ポータブル電源界では有名なブランドです。日本支社も設立されており、アフターサービスにも定評があります。

Jackery ポータブル電源3000NEW

99Whの小容量モデルから2042Whの大容量モデルまで、豊富なラインアップを展開しています。

ソーラーパネルとポータブル電源をセットにして「Solar Generator」シリーズとするなど、わかりやすい商品展開に好感が持てます。

GaN(窒素ガリウム)搭載で高寿命化

Anker(アンカー)

Ankerグループは 「Empowering Smarter Lives」をミッションに、モバイル充電ブランド「Anker」、オーディオブランド「Soundcore」、スマートホームブランド「Eufy」、 プロジェクターブランド「Nebula」という4つの軸を、米国・日本・欧州を中心とした世界100ヶ国以上で展開するハードウェアメーカーです。

2011年に中国で設立され、2013年には日本支社であるアンカージャパンが創業しました。

Anker 767 Portable Power Station

モバイルバッテリーで有名なAnkerですが、最近ではポータブル電源にも注力しており、シリーズを「Solix」という名にして展開しています。

GaN(窒化ガリウム)を搭載し、長寿命化と実効容量の増加を実現した製品などが展開されています。

アウトドアや防災での用途を想定してポータブル電源自体にライト(照明)の機能を持たせているものが多いのも特徴です。

ポータブル電源の選び方

容量

ポータブル電源の容量は、1時間あたりの消費電力Wh(ワットアワー)で表されていて、充電可能な総エネルギー量を示しています。

例えば…

消費電力100Wの液晶テレビを2時間使用した場合には次の電力が必要になります。

100W × 2時間 =200Wh

つまり、消費電力100Wの液晶テレビを2時間使いたい場合は、200Whのバッテリー容量が必要ということです。

ヨッシー
ヨッシー

容量3,000Whのポータブル電源を用意した場合、この液晶テレビは30時間使うことができます!

ただ、容量が大きいほどより多くの機器をより長時間使用することができますが、そのぶん価格も高くなりますし、本体のサイズや重さも増してしまうので、使用する機器の電力消費量や充電の頻度に応じて適切な容量を選びましょう。

実際にキャンプや災害時にポータブル電源で充電したり、動かしたい家電のイメージを持っておき、それに見合った範囲で容量を選ぶといいですね。

出力

さて、ポータブル電源選びで容量が重要なことは伝えましたが、「容量が大きければどんな家電でも使える」わけではない点が重要です。

なぜならばポータブル電源にはそれぞれ、『定格出力』が決まっていて、その出力を超える家電は動かすことができないんです。

オクサン
オクサン

…ん?どういうこと?

定格出力』は、ポータブル電源が安定して出力し続けられる電力を指します。単位は消費電力と同じくW(ワット)です。

ポータブル電源の定格出力が高いほど、使える家電の幅が広がり、定格出力いないの組み合わせならば同時に複数の家電を稼働することもできます。

定格出力と消費電力
  • 定格出力はポータブル電源が安定して出力し続けられる電力(ポータブル電源の能力)
  • 消費電力はその電化製品を動かすために必要な電力(電化製品を動かすために必要なエネルギー量)

ポータブル電源に接続する電化製品の消費電力がポータブル電源の定格出力を超えると、その電化製品を安定して動かせなくなることに注意が必要です。 

例えば、ポータブル電源の定格出力が200Wの場合には消費電力が250Wの冷蔵庫を使用できません。

家庭でよく使われる電化製品(家電)の消費電力は、機器の種類により異なります。代表的な家電や電子機器の消費電力の目安を表にまとめました。

「+」マークをタップすることで、表は開きますのでご確認ください。

ヨッシー
ヨッシー

あくまで目安なので正確な消費電力はお持ちの家電に記載されています。そちらを確認してください。

Q
空調家電
家電製品消費電力
エアコン(10畳用)冷房580W
(立ち上がり時1400W)
暖房660W
(立ち上がり時2000W)
蓄熱暖房器4000W
オイルヒーター300W~1500W
ファンヒーター200~1300W
 電気ストーブ
(ハロゲンヒーター)
500~1000W
電気カーペット
(3畳用/全面8A)
400W~800W
こたつ弱 100W
強 500W
扇風機50W
(ACモーター/交流)
5W~20W
(DCモーター/直流)
Q
キッチン家電
家電製品消費電力
冷蔵庫 (450ℓ)250W
IHジャー炊飯器
(5.5合/炊飯時)
1300W
電子レンジ(30L)500W~1500W
IHクッキングヒーター
(200V)
2000W~3000W
卓上IH(100V)1400W
食器洗い乾燥機700W~950W
食器洗い乾燥機
  (卓上100V)
1300W
電気ポット700W~900W
Q
リビング家電
家電製品消費電力
テレビ(42型)液晶 210W
プラズマ 490W
照明器具(1基)LED 10W
蛍光灯 40W
白熱電球 60W
掃除機弱 200W
強 1000W
加湿器 加熱式 300~500W
(タンク容量4ℓ 433W)
気化式 2W~10W
アイロン1200W~1400W
デスクトップPC50W~150W
ノートPC20W~30W
Q
水周り
家電製品消費電力
 ドライヤー1200W
洗濯機(縦型)400~500W
洗濯乾燥機
 (ドラム式)
洗濯時200W
乾燥時1300W
温水洗浄便座50W
(暖房便座 ヒーター容量)
電気温水器4400W
エコキュート夏季930W
冬季1500W

ちなみに家電に中には起動時に瞬間的に高い電力が必要なものがあります。

そのため、ポータブル電源選びには、そのポータブル電源の『瞬間最大電力』を確認する必要があります。

●瞬間最大出力と起動電力

電化製品の中には起動する際に高い電力が必要なものがあります。この起動時に必要な電力を「起動電力」と呼び、通常は家電の消費電力と比べて1倍から2倍多く必要とされます。起動電力に対応するために、ポータブル電源には「瞬間最大出力」が定められています。これは定格出力以上の瞬間風速的に出せる最大出力で、家電が起動する際に必要な起動電力に対応するものです。あくまで起動電力に対応する瞬間的なものなので、その後は定格出力以内の出力しか続けることはできません。

→以下の条件を両方満たすポータブル電源が必要

  1. ポータブル電源の瞬間最大出力が、電化製品の起動電力以上であること
  2. ポータブル電源の定格出力が、電化製品の消費電力以上であること

出力の波形

ポータブル電源を選ぶ際は、ポータブル電源が出力することのできる電気の『波形』を必ず確認してください。

実は電気には波形があり、「正弦波」「矩形(くけい)波」「修正(修正正弦)波」の3タイプがあります。

Photo:jackey公式サイト

出力される電気(AC出力)の「波形」によって、使用できる家電製品に制限が生じることがあります。せっかく購入したポータブル電源が使いたかった家電製品で使えない、という事態を避けるために購入前に必ず波形を確認しましょう。

「正弦波」は家庭用電気の波形であり、電子レンジ・電気毛布・冷蔵庫・炊飯器などのマイコン制御の電気製品でも使用可能です。

「矩形(くけい)波」は滑らかではなく長方形が並んだような波形です。

安価なポータブル電源に採用されていることがありますが、精密部品を内蔵した電子機器や医療機器への使用には不向きです。

こうした電子機器に矩形波の電源を使用すると、故障や誤動作の原因になる場合があります。

「修正(修正正弦)波」は「矩形(くけい)波」の一種で、蛍光灯や電気毛布などの正弦波に依存する電気機器では利用不可となり、ノートパソコン、スマホ、タブレットの充電などに適しています。

このように「矩形波」「修正波」で充電できる製品はありますが、一方で動かない電気製品も存在します。

家電製品はほとんど「正弦波」を前提に設計されているため、矩形波や修正波で利用すると、一時的には問題なく動作しても故障につながる恐れがあります。

そのため、ポータブル電源を選ぶ際は「正弦波」を選んだ方が確実だといえるでしょう。

出力端子の種類と数

ポータブル電源選びで大切なポイントに購入するメーカーや機種によって異なる出力ポートの種類と数があります。

Photo:jackey公式サイト

一般的なポータブル電源に搭載されている出力ポートは、AC出力ポート・DC出力ポート・USBポートの3種類です。製品によって数台の機器に同時給電が可能などその性能が異なってきます。

ヨッシー
ヨッシー

災害時、我が家では3台同時にスマートフォンを充電する可能性があるな…

検討する際は、実際の利用シーンを思い浮かべながらポート数を検討すると良いです。

各ポートで使用できる主な製品

AC出力ポート:家庭用の電気製品が使用可能
利用できる製品例:パソコン、扇風機、ミニ炊飯器、ジューサー、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジなど

DC出力ポート:車載専用の電気製品が接続できる
利用できる製品例:車載用冷蔵庫、自動車エアーポンプ

USB出力ポート:主にモバイル製品の充電ができる
利用できる製品例:スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、USB扇風機、USBライトなど

充電方法と充電速度

ここまでで説明した通り、ポータブル電源は蓄えてある電力を使って、他の機器を充電したりするものです。

そのため、電力の残量がなくなると使うことができません。そのため、ポータブル電源を再び使うためには『充電』しなければなりせん。

一般的にポータブル電源を充電する方法は以下の3つです。

ポータブル電源の充電方法

①AC電源

家庭にあるコンセントに挿して充電する方法です。ポータブル電源は必ず、AC充電ができるようになっています。普段は家の中でこの方法で充電します。安定的かつ高速の充電ができます。

②シガーソケット充電

車のシガーソケットから充電する方法です。エンジンをかけている状態であれば、車の中でポータブル電源を充電することができます。車中泊やキャンプで便利な充電方法です。AC充電に比べると電力が弱いので、充電スピードは遅いです。

③ソーラーパネル充電

太陽光で発電させるソーラーパネルを接続して充電する方法です。別途、ソーラーパネルを購入する必要がありますが、太陽さえあれば充電できるので災害時やキャンプで非常に活躍します。
ソーラーパネルの性能と太陽の光の強さに依存するので、AC充電などに比べて電力供給量にムラが出やすい点はデメリットです。

ポータブル電源の中にはAC充電とソーラーパネル充電を同時に行うことができるなど、かなり高速で充電できるものも発売されています。

電池の種類・寿命

一言にポータブル電源と言っても内蔵されているバッテリーも日々進化しています。

最近では「リン酸鉄」を使ったリチウムイオン電池が主流となっています。

リン酸鉄リチウムイオン電池は今までのリチウムイン電池(三元系リチウムイオン電池)に比べて、長寿命で充放電サイクルが多いことが特徴です。

なんと3,000回程度の充電に耐えるので、毎日バッテリーを使い切ってフル充電をしても10年程度使える計算です。※三元系リチウムイオン電池は1,000回程度です。

そしてリン酸鉄リチウムイオン電池は自己放電率が低いという特徴もあります。

ポータブル電源は一度フル充電したとしても、使用せずに保管しておけば徐々に自然放電していってしまいます。

時折、残量を確認しないといざという時に容量が空っぽで使えなかった、なんてこともあります。

ヨッシー
ヨッシー

実際、最初に買ったポータブル電源はフル充電で備蓄しておいても、気がつくと空っぽになっていました…これは困る。

リン酸鉄リチウムイオン電池は自然放電が少ないため、三元系よりも電気が減ってしまうことは少ないです。

もちろん三元系リチウムイオン電池はエネルギー密度が高く、小型化しやすいなどのメリットがあるので、どちらが優れているとは一概には言えません。

リン酸鉄リチウムイオン電池
三元系リチウムイオン電池
  1. 安全性が非常に高い
  2. 長寿命(充放電のサイクルが多い)
  3. 三元系より重い
  4. エネルギー密度が低く、容量を確保しようとすると大型化する
  5. 自己放電率が低い
  6. 高温環境でも比較的安定
  1. 安全性が高い
  2. 短寿命(充放電のサイクルが少ない)
  3. リン酸鉄より軽い
  4. エネルギー密度が高く、同じ容量でも小型化しやすい
  5. 自己放電率が高い
  6. 低温環境でも比較的安定

一つの考え方として、『防災・備蓄』の目的には放電が少ないリン酸鉄リチウムイオン電池で、『キャンプなど』の目的には小型で持ち運びやすいリチウムイオン電池、などの使い分けがあってもいいと思います。

大きさ・重さ

ポータブル電源を買う際に注意が必要なのが、サイズと重量です。

ここまで容量と出力について説明してきましたが、それでは容量と出力が高ければ良いのでしょうか?

オクサン
オクサン

え〜、たくさん電気使えると安心だから4,000Whのやつ買おうよ!

ヨッシー
ヨッシー

いや、ママ…それ重さが50kgあるやつだよ…50万円するし…

答えは「NO」ですね。

ポータブル電源のサイズと重量は基本的に容量に依存します。

容量が大きいほどサイズや重さも上がります。

日々、保管する場所や持ち運びする際、持ち上げられるかなど実際の使用を想定した範疇でなければなりません。

もちろん容量が多ければ、その分、価格も上がります。そのためオーバースペックにならないように必要な要領の見極めは大切です。

重さに関してはメーカーやモデルによっても異なりますが、おおよその目安で容量1,000Whあたり10kg前後と考えてくれれば良いかと思います。

安全性・アフターサービス

ポータブル電源は非常に便利な製品ですが、電気エネルギーを大量に蓄えている点からもその安全性は非常に重要です。異常発熱や過充電を防ぐ制御機能、本体の堅牢性など各メーカーが安全への取り組みを重視しています。

安全性の高い製品は…

①安全保護機能が導入されている

一部のポータブル電源には過充電や過放電、過熱などを防ぐための保護機能(BMS:バッテリーマネージメントシステム)が備わっています。このような機能がついているものを選ぶとより安心して使用できます。

②電気用品安全法(PSE)マークがあり、防災製品等推奨品認証を取得している

各社、それぞれ安全に対する取り組みは力を入れていますが、その安全性を保証してくれるのが電気用品安全法(PSE)マークがついていたり、防災製品等推奨品認証を受けている商品です。安価すぎる製品や聞いたことのないメーカーのものは、このようなマークや認証を受けてないものがあるので注意が必要です。

③アフターサポートのしっかりした信頼できるメーカーで購入

ポータブル電源を購入する際は、例えば保証が5年間などアフターサポートの体制についてもしっかりと調べましょう。ただ、「保証が5年」となっていてもメーカー自体が撤退してしまうなどすると十分な対応が受けられなくなってしまいます。有名で信頼できるメーカーの製品を選ぶことも大切です。

ヨッシー
ヨッシー

僕が初めて購入したポータブル電源のメーカーは「suaoki」で、すでにポータブル電源からは撤退してしまったそうです…

アプリ

これは全てのメーカーやモデルに対応しているわけではないですが、例えばEcoFlowの製品などは専用アプリがリリースされていて、Wi-FiやBuletoothでポータブル電源とスマホを接続することで電気の使用状況などが、目で見てわかるようなものもあります。

ポータブル電源おすすめモデル(2,000Wh〜)

ここまでポータブル電源の選び方を学んできたので、ここからはおすすめモデルを紹介していきたいと思います。

まずは2,000Wh以上のモデルです。

1. EcoFlow DELTA 3 Max Plus(2,048Wh)

基本スペック

項目詳細
容量2,048Wh(拡張可:最大10,240Wh)
出力3,000W(X-Boost機能で最大3,800W)
ACポート4口
USBポートUSB-A×1、USB-C×3
DCポートシガーソケット×1
充電時間(AC)フル充電1.2時間
ソーラー充電最大1,000W対応
バッテリーリン酸鉄リチウム(LiFePO4)
寿命3,000サイクル以上(約10年)
重量約22.1kg

特徴・メリット

  • 業界最速クラスの急速充電(100%まで約1.2時間/AC充電)
  • X-Boost機能で最大3,800W出力(IHや電子レンジも対応)
  • 拡張バッテリー対応で最大10,240Whまで増設可能
  • リン酸鉄リチウム(LiFePO4)採用で10年以上の長寿命
  • スマホアプリでリモート管理可能

こんな人におすすめ

  • 災害時の備えとして長時間使用したい人
  • キャンピングカーやオフグリッド生活をしている人
  • 高出力の家電を使いたい人(IH、エアコン、電子レンジ)
  • ソーラー発電と組み合わせて長期間運用したい人

2. BLUETTI Elite 200 V2(2,073Wh)

基本スペック

項目詳細
容量2,073Wh
出力2,200W(電力リフトモードで3,300W)
ACポート4口
USBポートUSB-A×2、USB-C×2(100W)
DCポートシガーソケット×1
充電時間(AC)フル充電約1.7時間
ソーラー充電最大1,000W対応
バッテリーリン酸鉄リチウム(LiFePO4)
寿命6,000サイクル以上(約17年以上)
重量約24.2kg

特徴・メリット

  • 大容量&高出力(最大3,300W対応)
  • リン酸鉄リチウム(LiFePO4)採用で超長寿命(6,000サイクル以上)
  • ソーラー充電最大1,000Wでエコ運用可能

こんな人におすすめ

  • キャンピングカーやオフグリッド生活をする人
  • 長期間の停電や災害に備えたい人
  • ソーラー発電を活用して電気代を節約したい人

3. Jackery ポータブル電源 2000 New(2,042Wh)

基本スペック

項目詳細
容量2,042Wh
出力2,200W(最大4,400W)
ACポート3口
USBポートUSB-A×1、USB-C×2
DCポートPV×2、シガーソケット×2
充電時間(AC)フル充電2時間
ソーラー充電最大400W対応(最短6時間で満充電)
バッテリーリン酸鉄リチウム(LiFePO4)
寿命4,000サイクル以上(約10年以上)
重量約18kg

特徴・メリット

  • リン酸鉄リチウム(LiFePO4)採用で超長寿命
  • 2,200W(最大出力4,400W)の高出力(電子レンジ・エアコンも対応)
  • ソーラー充電最大400W対応(最短6時間で満充電)
  • 防水・防塵仕様でアウトドアに最適

こんな人におすすめ

  • 大容量の電源を求める人(最大12,288Wh)
  • アウトドアやキャンプでタフに使いたい人
  • 災害時の長期電源確保が必要な人
  • ソーラー充電を活用したい人(1,400W対応)

ポータブル電源おすすめモデル(1,000Wh〜)

次に紹介するのは1,000Wh〜1,999Whのモデルです。

1. EcoFlow DELTA 3 1500(1,536Wh)

基本スペック

項目詳細
容量1,536Wh(拡張可:最大5,500Wh)
出力1,500W(X-Boost機能で最大2,000W)
ACポート6口
USBポートUSB-A×2、USB-A急速充電×2、USB-C×2
DCポートシガーソケット×1
充電時間(AC)80%まで60分、フル充電90分
ソーラー充電500W対応(最短2.5時間で満充電)
バッテリーリン酸鉄リチウム(LiFePO4)
寿命3,000サイクル以上(約10年)
重量約16.5kg

特徴・メリット

  • 業界最速クラスの急速充電(80%まで約60分)
  • X-Boost機能で最大2,000W出力(電子レンジも使用可能)
  • 拡張バッテリー対応で最大5,500Whまで増設可能
  • リン酸鉄リチウム(LiFePO4)採用で10年以上の長寿命
  • スマホアプリでリモート管理可能

こんな人におすすめ

  • 災害時の備えとして中容量が欲しい人
  • キャンプや車中泊で電子レンジや炊飯器を使いたい人
  • 拡張バッテリーでさらに大容量にしたい人
  • 最速充電のポータブル電源を探している人

2. PowerArQ S10 Pro(1,024Wh)

基本スペック

項目詳細
容量1,024Wh
出力1,600W(最大2,400W)
ACポート4口(合計1,600W)
USBポートUSB-A×2、USB-C×2(100W)
DCポートシガーソケット×1
ワイヤレスワイヤレス充電(15W)×1
充電時間(AC)フル充電約1.5時間
ソーラー充電最大600W対応
バッテリーリン酸鉄リチウム(LiFePO4)
寿命4,000サイクル以上(約10年以上)
重量約12.5kg

特徴・メリット

  • コストパフォーマンス抜群の大容量モデル
  • 定格出力 1,600W、ピーク出力 2,400W に対応
  • 急速充電対応(AC充電で約1.5時間で満充電
  • リン酸鉄リチウム(LiFePO4)採用で超長寿命(4,000サイクル以上)
  • ワイヤレス充電対応(スマートフォンなどをワイヤレスで充電可能)
  • LEDライト(非常用照明機能付き、600ルーメン程度)

こんな人におすすめ

  • 1,000 Wh クラスの大容量ポータブル電源をコスト重視で選びたい人
  • 電子レンジ、ドライヤー、IHクッキングヒーター、電動工具など中〜高出力家電も使いたい人
  • 停電対策や防災用途で、UPS/EPS 機能を重視したい人
  • 長寿命なバッテリー(LiFePO₄採用)で、長く使えるモデルを求めている人
  • アウトドアや車中泊で使いつつ、照明やワイヤレス充電機能も使いたい人

3. Anker 757 Portable Power Station(1,229Wh)

基本スペック

項目詳細
容量1,229Wh
出力1,500W(最大1,800W)
ACポート6口(1500W(50/60Hz) / 2400W)
USBポートUSB-A×4、USB-C×2
DCポートシガーソケット×1
充電時間(AC)80%まで1時間、フル充電1.5時間
ソーラー充電最大400W×2対応(最短2.4時間で満充電)
バッテリーリン酸鉄リチウム(LiFePO4)
寿命3,000サイクル以上(約10年以上)
重量約19.1kg

特徴・メリット

  • 最大1,800Wの高出力で電子レンジや電動工具も使用可能
  • 400W×2のソーラー充電対応で最短2.4時間で満充電
  • 防水・防塵性能が高く、アウトドアに最適
  • 金属製メインフレームを採用し、優れた値衝撃性能
  • 無停電電源装置 (UPS) 機能を搭載しており、家庭用コンセントから充電しながら、家電や機器へ給電 (パススルー充電) ができる

こんな人におすすめ

  • 1,000 Wh を超える容量のポータブル電源で、比較的長時間使えるモデルを求めている人
  • 電子レンジ、冷蔵庫、電気毛布、電動工具など中〜高出力機器を時々使いたい人
  • 停電・災害時に UPS 機能で即時給電できるモデルを重視したい人
  • 長寿命バッテリー(LiFePO₄)で、長く使えるポータブル電源を探している人
  • アウトドア、キャンプ、車中泊、災害備蓄など多用途で活用したい人
  • 信頼性・保証を重視し、5 年保証付きの製品を選びたい人

まとめ

今日は「【2025年最新版】ポータブル電源おすすめ比較!EcoFlow・PowerArQ・BLUETTI・Jackery・Ankerを徹底比較」についてみてきました。

ポータブル電源には大きさや容量など様々な種類があります。

大きければいいかといえばそうでもなく、イメージする使い方と重さや価格などのバランスが大切。

この情報をもとに、自分にぴったりのポータブル電源を見つけてください!

以上、ヨッシーでした。

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ヨッシー
ヨッシー
ガジェット大好き元保育士/3児の父
皆さんこんにちは。 ガジェットや家電が大好きな元保育士のヨッシーです。 半年以上、育児休業を取得しながら3児の子育てと向き合った経験を活かして、子育てが楽しくなるアイテム、子育てに役立つアイテムを紹介していきたいと思います。 時には子育てに関係のない趣味の小物も紹介します。 レビュー依頼も受け付けております。お気軽にお問い合わせフォームまで。
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